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2005.01.24

【はっしゃん】アップルvsソニー音楽配信の勝者その6

今日は、音楽配信ネタ。
アップルの栄光ある孤立政策について。

さて、世界中を探してみても
ビジネスとして成功している音楽配信サービスは、
アップルのiTunes Music Storeしかありません。

これまでの記事で何度も指摘してきたように
そもそも、BtoCのコンテンツ配信サービスは
簡単なものではないのです。

iPodとiTunesを有するアップルは、
楽曲の購入からPCによる管理や視聴
さらには、iPodでの携帯視聴まで
必要なものを全て揃えているところに
絶対的な強みがあります。

ソニーも同じように楽曲購入から
管理、プレイヤーまで揃えていますが、
独自仕様の著作権管理手法が不評な
Sonic Stageがワースト評価
なっているくらいですから、
今のままでは、成功の見込みは全くないでしょう。

一口に音楽配信関係といっても
アップルとそれ以外では
天と地の差があると思わねばなりません。
それほどサービスの質には差があります。
ダウンロードした音楽ファイルで
何ができるかを考えてみてください。

アップルならば、全てを行うことができますが、
他社では、エクスプローラでファイルコピーしたり、
ほとんど売られていないWMA対応の
プレイヤーでなければ再生できなかったり。
あるいは、購入PC以外では視聴さえできなかったり。
これで、誰が利用するの?というレベルです。

さて、アップルは必然的にMicrosoftやソニー
との対決を意識した施策をとっています。
というよりも、業界全体を敵に回して
栄光ある孤立政策をとっている
といってもいいでしょうか。

iPodやiTunesではWindows Media ファイルは、
MP3に変換しなければ視聴できませんし、
ソニーのATTRAC形式には対応すらしていません。

さらに、iTunes Music Storeで
購入した楽曲はiTunesおよびiPodでは
問題なく聞けますが、「FairPlay」という
独自の著作権管理が施されているので
そのままでは他システムで聞くことはできません。

そして、アップルは「FairPlay」を他陣営に
ライセンスせず、iTunes Music Storeだけで
独占販売する手法を続けています。

当初は、他陣営も冷ややかでしたが、
携帯オーディオソフト市場で
アップルが独走状態を続けており、
音楽配信でも一人勝ちが濃厚ですので、
さすがにシャレにならなくなってきました。

Microsoftとソニーの接近には、
このあたりの事情があるものと思われます。
しかしながら、もう勝負は決まっている
ようにも思えます。

アップルには、敵はいませんでしたが、
(非合法のファイル交換ソフトを除く)
他陣営には、iPodもiTunesもないし、
アップルという強敵がいるわけです。

ようするに、
「今のところ日本市場でもアップル以外の
 音楽配信サービスに成功の可能性はない。」
ということです。
(ただし、非PC陣営の着うたは除きますが。)

ありがたいことです。

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