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2005.11.06

【はっしゃん】IPO銘柄からお宝を探す

今日はIPO銘柄の買い方について
考えてみたいと思います。

オンリーワン企業への投資で重要なのは、
成長余力の見極めになります。
当然、規模が小さい新しい企業ほど
今後の成長余力が大きいと思います。

オンリーワン企業の株価は、
おおむね右肩上がりで上昇していくため、
早く買えば買うほど利益率が高くなります。

従って、もっとも効率よくお宝銘柄を
発掘しようとすれば、上場したばかりの
IPO銘柄を中心に狙うのが
いいのではないかと思います。

成長株投資は、大手企業や
1部企業ではなく、あくまで新興の
ベンチャー企業が基本だと思います。

しかしながら、ここ最近はIPO銘柄への
投資がオーバーヒート状態になっていて
初値が公募価格の何倍にまで買われるなど
異常な状況が続いています。
ハイテク銘柄に限った話でもなく、
市場の成熟している小売業でも
同様の傾向にあるようです。

では実際に過去2年間で小売IPO銘柄が
初値からどのような推移をしているのかを
見てみたいと思います。

hatune

2004~2005年10月までに新規上場した小売業は
全部で41社ありました。
銘柄コード順に並べているので、
多少の前後はありますけど、
下の銘柄ほど直近IPOです。
四季報のコメントから、どんな会社なのかを
拾い上げて書き出してみましたけど、
まあ、いろいろありますね。(笑)

初値比という列が
初値からの株価の変化率です。
・水色は初値の半値以下。
・緑色は初値より下のまま。
・白色は初値から3割未満の上昇
・黄色は3~5割の上昇。
・赤色は5割以上の上昇。
に色分けしています。

これを見る限りIPO銘柄の
半分以上の22銘柄が初値を下回っていて、
さらに半値以下が11銘柄もあります。

逆に3割以上の上昇は、8銘柄しかなく、
2倍以上になっているのが
3349 コスモス薬品の1銘柄のみ。

うーん、それにしても恐ろしい結果ですな。
わたしも、こういう状況なのは分かっていたので、
積極的に近づかなかったのですけど。

次に各銘柄の成長性や収益性を
分析してみましょうか。
売上増加率は、2003~2005の
2年間で計算しているだけですが、
それなりに高い数字を出している
企業も見られますし、新興企業らしい
元気のよさは感じられますね。

また、直近の経常利益率をみてみると
黄色の5%超や赤色の10%超
の高収益企業も多く悪くないように思います。
まあ、先のことは分かりませんが。

次に割安性ですけど、現在のPERでは
割高な銘柄も多くあるものの、
10倍台の銘柄も17銘柄あり、
今後の成長力を考えると、
適正あるいは、割安といえるものも
存在するのではないかと思います。

それでも、初値比で結果が出ていないのは、
やはり異常なIPO人気に
原因があるのでしょう。

公募で買うという選択肢もありますが、
それはそれで、資金効率が
大幅に落ちますからね。

じゃあIPO銘柄は避けるべきかというと
そうでもないかなと思います。

少なくとも月次情報の有無と
同業他社とPERを比較さえしておけば、
ハズレを引く確率は、ほとんどない
のではないかと思いますし。

ちなみに、IPO企業は、公開直後には
月次情報を公開していないものの、
しばらくすると公開するところがあります。
わたしは、最近になって、この事実に
気がつきまして、IPO銘柄の評価を
変更することにしました。(笑)

さて、この表を見る限りIPO銘柄で
注目なのはドラッグストアだと思います。

直近IPOだった薬王堂を除いて、
全ての企業が初値比でプラスに
なっていますし、コスモス薬品は1年で
約2.5倍になっています。

ドラッグストアは、どこも似たような
チェーン店ばかりですので、(笑)
最初に高い評価をされていないわりに
成長性は高いので、その後の値上がりが
期待できるのかもしれません。

とりあえず、小売業のIPO銘柄があれば、
欠かさずにチェックしておくと、
第2のコスモス薬品を発掘することも
可能なのではないかと思います。

ありがたいことです。

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