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2005.11.10

【はっしゃん】EPSとPERと成長率の関係

今日はEPSとPERの関係について
説明したいと思います。

言うまでもなく
 株価 = EPS × PER
の計算になるわけですが、
成長企業のEPSがおおむね
売上規模に比例して上昇していくのに対して
PERは人気指標なので
株価の短期的な動きにも左右されて、
イマイチ読みにくい傾向があります。

それでも全く計算できないわけではなく、
業種や同業他社と類似する傾向が
ありますから、予測することも
十分に可能だと思います。

特に小売業のPERは、
年間成長率に比例する傾向に
ありますから比較的予測しやすい
業種だといえます。

さて、一般的な小売業のPERは、
15~20倍が妥当な水準だと思います。
(赤字企業などは除きます)
つまり、PERがこのレンジを
上回っている場合は、
2年後、3年後の成長を見越して
株価が買われているということです。

下の表を見てみてください。

marunengo

例えばEPSが毎年30%成長する企業の場合、
前期EPSが100円なら、
今期の予想EPSは130円、
2年後EPSは169円、
3年後EPSは219.7円になります。

妥当株価をPER20倍で計算すると、
現在が2000円だとして、
今期中には2600円、
2年後には3380円、
3年後には4394円になります。

本当に4394円になるのであれば、
2年後EPSの3380円で買っても
30%の利益がでるわけですから、
先に買っておきたい人もいるでしょう。
3380円は今期予想EPSでPER26倍です。

このように、株価が何年も先の成長を
織り込んで人気化していくと、
だんだん割高なPERになってしまう
というわけです。

例えばPER40倍という株価は、
年率20%成長なら5年先ですが、
年率50%の成長なら2年半先の
ことでしかないわけです。

だから年率50%成長の企業のPER40倍は、
年率20%成長企業でいえばPER27倍程度
に過ぎないということです。
成長が維持できればの話ですけどね。

逆にPERに見合った成長を維持できなれば、
妥当なPER水準に戻ってしまう。
つまり、株価が期待される成長より割高だと
増収増益でも売られることがあるわけです。

3338w0511

さて、今期の業績を下方修正して
10月月次でも不振が続く99プラスですが、
依然PER40倍の水準にあります。
99プラスは、下方修正したとはいえ、
来期の売上増加率は50%超が見込まれます。
EPSが極端に悪化しないとすれば、
今の水準は来期PERなら25倍程度です。

99プラスの評価は来期以降の
成長性で決まるわけですが、
下方修正以降は、
評価が分かれているといえます。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

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