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2006.01.16

【はっしゃん】強者の戦略と弱者の戦略3

ランチェスター編の3回目です。

ランチェスターの法則には、
第1法則:一騎打ちの法則
第2法則:集中効果の法則
の2つがあります。

前者は、古代戦のような
1対1の一騎打ちの法則。

後者は、銃火器や航空機
などによる遠隔攻撃が
主力となった近代戦による
確率戦闘の法則です。

第2回で説明したように、
ランチェスターの2つの法則は、
戦闘における数の優位を
具体的な数式で説明したものです。

一騎打ちにしろ確率戦闘にしろ
数で不利にある弱者は、
まともに戦っては勝ち目がありません。

では、弱者は必ず負けるのか?
というと、決してそうではありません。
負けると分かっている無駄な戦いを避け、
自分の有利な戦いに持ち込むことで、
勝機が見えてきます。

その基本となる戦略が、
オンリーワン(差別化)です。
ここでいうオンリーワンとは、
誰もが「もともと特別なオンリーワン」
ということではありません。(笑)

第1回のグラフに戻ってみてください。
・セブンイレブン
・ヤマダ電機
・ファストリテーリング
・ニトリ
・良品計画
・ABCマート
・CCC
カテゴリーキラーと呼ばれる
各分野のナンバーワン企業は、
それぞれ得意分野に集中投資した
オンリーワン企業です。

彼らは、最初からオンリーワン、
ナンバーワンだったわけではなく、
何年もかけて同業他社や
百貨店、GMSといった
既存流通の強者からシェアを
奪っていった挑戦者です。

ただし、今は強者として
守りの戦略を余儀なくされている
側面があります。
なぜなら、市場が毎年のように
増収増益を要求するからです。(笑)

例えば、王者セブンイレブンは、
SHOP99と真っ向勝負できません。
なぜなら、生鮮コンビニは
セブンイレブンより儲からない
ビジネスモデルだから
市場がそれを許さないのです。

「経営の自由度を損なうため」
という理由で株式公開を
選択しない企業があるのも、
このような市場圧力のリスクを
理解しているからでしょう。

このように、真のオンリーワン戦略とは、
強者にも真似することができない
弱者必勝の差別化戦略だと言えます。

「はっしゃん式長期株投資」では、
このような視点で業界
および銘柄を分析し、
数字的な裏付けのある
オンリーワン企業を
ピックアップしています。

ランチェスターの法則の真理は、
最終的には、数の論理ではなく、
消費者に支持された
「よい商品・よいサービス」
が選択されるという
シンプルな競争原理にある
と理解しています。

ありがたいことです。

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