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2006.08.07

【はっしゃん】運用主体からみた株式投資論

今日は運用主体という見地から
株式投資を考えてみます。

まず長期投資と短期投資の
違いから掘り下げてみましょう。

 * * *

長期投資の投資成績っていうのは
長く続ければ続けるほど
投資先企業の経営能力に
依存することになります。

個人投資家の場合、
投資先企業の経営に関与する
ことはまずないので、
経営者に資金を預ける
全面委任になります。

これって逆を言えば、
資金を提供するだけで
特に何もしなくても
投資先の企業が勝手に働いてくれ、
企業価値を高めたり、
配当として収益を還元
してくれることになります。

長期投資の運用主体は
本質的には投資家ではなく、
投資先企業にあります。
投資家の役割は出資者です。

出資者という観点から見れば、
成功している本物の長期投資家は、
いい企業、いい経営者を
見る目を持っていると思いますし、
経営者を尊敬しているはずです。

このように長期的視点で
企業や経営者に注目し、
お金を預ける出資者スタイルこそ
投資的行動であるといえます。
(短期でも投資的要素はあります。)

長期投資は出資資金さえあれば
誰でも実行できますし、
誰でも成功する可能性があります。

ただし、投資資金が多い
裕福な人が圧倒的に有利です。

 * * *

一方、短期投資の投資成績っていうのは、
長く続ければ続けるほど
投資家個人の売買判断力に
依存することになります。

言うまでもなく企業価値と株価は
長期的な視野で見ると連動していますが、
短期的にはそうではありません。

気圧の高低差から
風が生まれるように(笑)
現在の企業価値と
将来の企業価値期待との
ギャップから需給が生まれ
時には大きな波動となって
投機チャンスが生まれます。

短期投資はこの需給波動を利用した
投機的な行動ですから、
投資先企業の経営状況や経営者の能力が
直接影響することはありません。
(長期でも投機的要素はあります。)

短期投資の運用主体は
投資家自身であり、
自身がプレイングマネージャとなって
売買判断を行います。

プレイングマネージャという観点から見れば
成功している優れた短期投資家は
自身が主役となる起業家、経営者の素質を持つ
天才タイプであると言えます。

短期投資の世界は企業経営と同じく
一握りの選ばれた人だけが
成功できる弱肉強食の世界です。

しかし、資金力のない人でも
努力次第では可能性があります。

 * * *

長期投資を志す人は
自らが主体者となることを
できるだけ避け、
出資者としてよい企業、よい経営者を
見極めることを心がけましょう。

資金は信頼できる者に預けて
働かせておけばよいのです。

短期投資を志す人は
自らが主体者となることを自覚し、
ライフワークとして
全身全霊をかけて
投資力に磨きをかけましょう。

努力次第では大きな成功を
つかめるかもしれません。

 * * *

このように運用主体を
分けて考えると、一般大衆が
短期投資に惹かれるのは
なんとなく理解できますね。(笑)

現実の株式投資は
2つの要素の組み合わせですね。
株式投資における投資と投機は
一体であり、不可分です。

いずれの要素についても
バランスのとれたリスク管理が
成功への近道だと思います。

参考記事:長所を生かし短所をヘッジする

ありがたいことです。

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