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2009.07.25

【はっしゃん】ランチェスター理論<第5回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

5回目は「数の優位と武器の優位」
について掘り下げてみたいと思います。

 * * *

ランチェスターの法則は、
同じ性能の武器を持った
2者が戦う場合、
数が多い方が必ず勝つことを
平易な数式で証明した
軍事法則です。

もっとも、元の数式は、
武器の性能も含めた
計算式で示されています。

第1法則:a1 - a2 = e(b1 - b2)
第2法則:a1^2 - a2^2 = e(b1^2 - b2^2)

 a1:戦闘前のA軍の兵力
 a2:戦闘後のA軍の残存兵力
 b1:戦闘前のB軍の兵力
 b2:戦闘後のB軍の残存兵力
 e:武器の性能差

これまでは簡略化のため、
武器の性能を同じ(e=1)
と仮定して説明してきましたが、
見て分かるとおり、
武器の性能によって
勝敗はどうにでもなる法則と
解釈することもできますね。(笑)

現実問題として数に劣る弱者が
強者を凌ぐ武器を手に入れることは
並大抵のことではありませんが。

 * * *

さて、ランチェスターの法則では
数に劣るものを弱者、
数で優位にあるものを強者とし、
それぞれについて
とるべき戦略を説いています。

この法則を小売業などの
企業競争にあてはめると、
同じような店舗で
似たような商品を売っている限り、
「弱者に勝ち目はない」
ということになります。

そして、弱者が勝つためには、
強者とは異なる店舗で
違う商品を売ることから
スタートします。

この強者と差別化された
異なる店舗、違う商品が
「武器の性能差」となります。

 * * *

ランチェスターの法則における
数と武器の関係を
マトリックスであらわすと
次のようになります。

 武器で優位武器で不利
数で優位1)強者必勝の状態2)強者の防衛戦
数で不利3)弱者の挑戦4)弱者必敗の状態

弱者が勝つためには、
商品開発にしろ、店舗開発にしろ、
強者の「数の優位」に対抗できる
「武器の優位」が絶対条件です。

上の例で弱者に勝機があるのは、
2)または3)の状態です。

強者の防衛戦である2)と
弱者の挑戦である3)は、
裏返しの関係になっていますね。

そして、弱者の勝利条件である
武器の優位ですが、
これは、強者に真似のできない
新規性と進歩性を持った
絶対優位である必要があります。

この絶対優位を別の言葉に
置き換えると、
 「イノベーション」
ということになります。

ランチェスター理論の真理は、
弱者という不利な状況から
イノベーションを達成するための
1つの方法論です。

ランチェスター編、
<第6回>に続きますので
応援お願いします。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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