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2009.08.20

【はっしゃん】ランチェスター理論<第10回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

10回目は「個人投資家と弱者の戦略」
について考えてみたいと思います。

 * * *

株式投資において
・数の力(投資資産)
・武器の性能(投資スキル)
の2要素で劣る
個人投資家が
勝ち続けるためには、
戦略が必要です。

また、弱者と強者とでは
戦い方が違いますから、
弱者は「弱者の戦略」を
身に付けなければ
なりません。

ランチェスター弱者の戦略は、
 1)得意分野となるセグメントを探す
 2)得意分野に1点集中で投資する
  (得意分野以外には投資しない)
の2点に集約されます。

この2つの戦略を
株式投資に適用して
みましょう。

 * * *

株式投資というのは
突き詰めていくと

1)銘柄選択
2)売買タイミング

の2つの要素に分解されます。
それぞれの要素について
有利不利を考えると

1)銘柄選択
・分析力が高い人ほど有利
・苦手な人は分散投資でヘッジできる

2)売買タイミング
・売買判断に長けた人ほど有利
・タイミング分散でヘッジできる

のような特徴があります。

銘柄選択と売買タイミングは、
それぞれ分析力と売買判断力という
投資スキル(武器の性能)に
よって決まります。

 * * *

分析力の高い人は、
その分析力を生かす投資方法を
採用すべきでしょう。

たとえば、分析力を分散させる
分散投資ではなく、
銘柄を特定少数に選択集中させる
集中投資が考えられます。

分散投資の場合でも
スクリーニング分析で
より投資効果の高い銘柄を
広範囲から選別する
ことができます。

逆に分析が苦手な人は
分析ミスを前提とし、
分散投資でヘッジしておく
ことになると思います。

弱者が苦手な分野で
勝負をしてはいけません。
リスク要因と認識して
必ずヘッジしておきましょう。

 * * *

次に売買判断力に長けた人は
その能力生かす投資方法を
選択すべきでしょう。

トレーディングで
最大限の投資効果を
狙うのであれば、
スウィングトレードや
短期投資が考えられます。

長期投資の場合でも
常時フルインベストメント、
あるいは信用取引を
活用することもできます。

逆に売買判断が苦手な人は
とにかく判断力を要求される
売買回数を減らすこと。
長期投資が好ましいでしょう。
また、タイミングのリスクは
ドルコスト平均法などで
ヘッジしておきましょう。

弱者が苦手な分野で
勝負をしてはいけません。
リスク要因と認識して
必ずヘッジしておきましょう。

 * * *

株式投資における
投資スキルは、
投資家個人の能力に
大きく依存します。

自分の投資スキルを
見極めることから
投資戦略はスタートします。

常に得意分野でのみ
勝負するように心がけ、
得意分野には思い切って
集中することです。

逆に苦手な分野では
決して勝負をしないこと。
リスク要因は徹底的に
ヘッジしておくことです。

数の力(投資資産)で劣る
弱者が勝つためには、
武器の性能(投資スキル)を
上げていくしかありません。

投資スキルは学習や経験、
失敗からの学びによって
少しずつ向上していきます。

つまり弱者の投資戦略は、
武器の性能である
「投資スキルを向上させるため
 のものでなければなりません。」

と同時に、数の力である
「投資資産の増加を目的としたもの
 である必要はありません。」

弱者である個人投資家が
数の力を求めるのは不合理です。
まずは、武器の性能を上げる
ことに専念しましょう。

得意分野、苦手分野は
人それぞれだと思いますので、
自分の個性に合った投資戦略を
考えてみましょう。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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