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2009.08.09

【はっしゃん】ランチェスター理論<第8回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

8回目は「弱者の戦略」について
視野を広げて考えてみたいと思います。

 * * *

ランチェスター弱者の戦略は
「差別化と集中」によって
イノベーションを実現することです。

前回は、
・セグメンテーション
・ターゲッティング
の2つのフェーズで、
差別化と集中の事例を
紹介しました。

セグメンテーションは、
市場理解、あるいは
顧客理解の段階です。

この段階では、
できるだけ広く
そして漏れなく
市場について分析し、
トレンドや傾向を
細分化・体系化
していきます。

ターゲッティングでは
各セグメントの
ニーズを掘り下げて
仮説と検証を繰り返し、
店舗や商品の
立ち位置を決めます。

今回はランチェスター
弱者の戦略について、
少し広げて考えてみます。

重要なのは同じ分野に
集中して投資をつづけること。

改善を繰り返しながら、
より深く顧客ニーズをつかみ
対象とするセグメントを
少しずつ広げることで、
顧客基盤を強固にしていきます。

 * * *

店舗開発や商品開発のプロセスは、
ターゲット市場を変更しない限り、
多くのノウハウを継承し、
再利用することができます。

従って同じような店舗や
類似商品を企画する場合、
または、既存の店舗や
商品を改善するケースで、
前回の失敗を教訓としたり、
これまでのノウハウを生かして、
より顧客ニーズに適合した
優れた店舗、優れた商品の
開発がしやすくなります。

これらのノウハウは、
 1)市場理解・ニーズの発掘
 2)店舗・商品の開発・製造
 3)店舗・商品の配送・管理
 4)営業・販売
 5)顧客からのフィードバック
のような店舗・商品のサイクルで
どんどん蓄積されていきます。

また、各サイクルにおいて
差別化されたノウハウとして
 1)マーケティング力
 2)開発力
 3)バックヤード力
 4)営業力
 5)顧客基盤
が、他社には簡単に
真似のできない
独自の強みとなって
弱者を少しずつ
強くしていきます。

そして、その力が
他社への脅威として
認識されるようになったとき、
かつての弱者は、
相応の先行者利益を持つ
特定セグメントの
カテゴリーキラーとして
強者にも無視のできない
存在となっています。

弱者からのイノベーション、
新しい価値の創造は、
差別化と集中による
改善の繰り返しから
少しずつ実現されていく。

実際、企業の成功事例には、
このようなケースが数多く見られます。

今は強者となっている
大手企業も最初から強者だった
わけではありません。

ランチェスター編
さらに<第9回>に続きます。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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