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2009.08.01

【はっしゃん】ランチェスター理論<第6回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

6回目は「イノベーション」
について掘り下げて
みたいと思います。

 * * *

ランチェスターの法則では
数に劣るものを弱者、
数で優位にあるものを強者とし、
それぞれについて
とるべき戦略を説いています。

数に劣る弱者が
強者に勝つためには、
強者を凌ぐ武器を手に入れる
しかありません。

また、弱者の武器の優位は、
強者にも真似のできない
新規性と進歩性を持った
絶対優位である必要があります。

仮に絶対優位でないとすると
後から強者に真似をされれば、
簡単に優位を崩されてしまいます。

強者にも真似のできない絶対優位。
すなわち、弱者の立場からの
イノベーションの実現が必要です。

 * * *

では、「イノベーション」とは何か?

「経営の神様」
ピーター・ドラッカーは、
企業の目的は、
顧客の創造であり、
その機能は、
・マーケティング
・イノベーション
の2つに集約される
と述べています。

マーケティングは、
ランチェスター第2法則
「集中効果の法則」
すなわち強者に
優位な戦略です。

対するイノベーションは、
ランチェスターの第1法則
「一騎打ちの法則」
に当てはまる
弱者の戦略である
と言えるでしょう。

イノベーションは革新であり、
新しい価値の創造です。

それは顧客のニーズから生まれ、
顧客の支持とともに成長し、
やがて古い価値を破壊します。

誰にも分かるイノベーションの例
 馬車→自動車
 公衆電話→携帯電話
 ブラウン管→液晶パネル

顧客により近い位置で、
・新しい価値観
・技術の進歩や変化
を捉えることで、
強者の「数の優位」に
対抗できる弱者の武器
「イノベーション」を手にする
ことができるのです。

イノベーションは、
マーケティングや規模の経済から
生まれるものではなく、
顧客ニーズや市場の要請から
生まれるものと言えるでしょう。

経営学的な見地からは、
マーケティングで売上を維持しつつ、
次のイノベーションを探すことが
企業の命題となりますが、
投資家としては一歩引いて、
「イノベーションを手にしつつある企業」
を割安な時期に発掘
できればよいわけです。

ランチェスター理論は、
弱者がイノベーションを
実現するための方法論
となりますので、
経営者や起業家はもちろん、
投資家(特に成長株投資家)にとっても、
知っておいて損はない
知識であると言えます。

ランチェスター編
<第7回>に続きますので
ご期待ください。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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