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2017.04.30

発掘チャート<9437>ドコモ上場後1年半で時価総額日本一


はっしゃんです。

発掘チャートのエントリーでは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現して
お楽しみいただこう
という企画です。

第7回は1998年に上場後、
わずか1年半で時価総額日本一になった
NTTドコモの株価チャートです。

6_9437

(株式分割を反映しているので、
実際の株価は当時とは違っています。)

ITバブルのピークを迎えたこともあって、
NTTドコモの株価は上場後2年足らずで
5倍超まで上昇しました。

特に1999年2月にサービスを開始した
i-modeが大ブームとなり、
ドコモ株価を押し上げました。

スマホ全盛の今ではi-modeといっても
ピンとこない方も多いかもしれませんが、
ドコモを時価総額日本一に押し上げたのは、
i-modeだったことは言うまでもありません。

ドコモが携帯電話のサービスとして提供した
i-modeの簡易メール+簡易ブラウザ機能は、
1999年2月以前には存在しませんでした。

このサービスを世界で最初に実用・普及させたのが、
ドコモであったことから、i-mode規格の
世界標準化まで期待されましたが、
残念ながらグローバル市場では成功しませんでした。

株価上昇が示すような大チャンスがあったのですが、
スティーブ・ジョブズという世紀の天才に
主役の座を奪われたというべきでしょうか。

ドコモの名称は、
「Do Communications over the Mobile network」
の頭文字から採ったものですが、
これを世界標準で追求する貪欲さが
欲しかったですね。

というわけで、現在もドコモの株価は、
ITバブルの1/3程度の水準にありますが、
それでも時価総額はトヨタ自動車に次ぐ第2位です。
(2017/4/28時点。ソフトバンクと鼻の差です。)

 * * *

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマンショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。


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2017.04.23

発掘チャート<8602>山一証券倒産から20年

はっしゃんです。

発掘チャートのエントリーでは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現して
お楽しみいただこうという企画です。

第6回は「社員は悪くありませんから」
という名言を残した山一証券の倒産です。
(20年向けに加筆修正。2017/11/23)

5_8602

最近、株を始めた人は知らないと思いますが、
投資家が知っておくべき教訓です。

1997年11月24日、山一証券が破綻を発表し、
株式市場はパニックとなりました。

破綻発表前は100円前後だった山一株は売りが殺到。
値が付いてまもなく気配は、1カイ2ヤリ状態となり、
1ヶ月後には市場から退場となりました。

当時、都市銀行や四大証券は倒産しない(させない)
と思われていましたが、
史上初の都市銀行破綻となった
拓銀の倒産(第9回)から、わずか1週間。
今度は四大証券に破綻が連鎖したのです。

「次はどこが危ない」という話が市場にあふれ、
証券株、銀行株が大きく売られましたが、
特に芙蓉グループ(現みずほFG系)など、
危ないグループの株が大きく売られました。

山一証券は破綻した拓銀の主幹事証券でしたが、
当時の上場企業は企業グループ毎に株式を持ち合っており、
1つが破綻すると連鎖しやすい構造でした。

 * * *

バブル期に過大な投資をして、
損失を出したのはどこも同じでしたが、
山一証券が転落したきっかけは、
悪質な不正行為でした。

1つ目は、利回り保証型の
一任勘定取引を裏取引として
得意客向けに継続していたこと。

一任勘定取引や損失補填は、
バブル期には合法行為でしたが、
証券取引法の改正で禁止されました。
ここがキーポイントでした。

背景としてバブル相場の崩壊で
株価が右肩上がりでなくなり、
楽に儲けることができなくなった
ということがあります。

四大証券の最後尾だった山一は、
売上を維持するため違法行為をやめる
ことができなかったわけです。

2つ目は、その結果発生した
含み損を「飛ばし」行為を行って
子会社に付け替えることで、
決算を粉飾したことです。

ここまでくると問題外なのですが、
その後も、ライブドア、オリンパス、東芝・・・(笑)
と、枚挙にいとまがない。

山一証券の社長は、
「社員は悪くありませんから」
と言いましたが、
自分が悪いことは自覚している
確信犯だったことでしょう。

ようするに、企業は窮すれば
「生き残るために違法行為をいとわない」
ということです。
その決算書は粉飾されているかもしれない。
投資家はこれを肝に銘じるべきです。

 * * *

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマンショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。


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2017.04.16

発掘チャート<9983>第一次ユニクロブーム株価60倍

はっしゃんです。

発掘チャートのエントリーでは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現して
お楽しみいただこうという企画です。

第5回は2000年冬商戦でピークを迎えた
第一次ユニクロブーム当時の
ファストリテーリングの株価チャートです。

4_9983

ユニクロが展開した製造小売りモデル(SPA)は、
当時としては画期的なものでした。

製造面では中国に工場を作ることで
コストの大幅削減に成功しました。
また、在庫管理と生産システムを
リンクさせることで生産効率を改善し、
売れ筋商品を欠品させずに、
売り続けるスタイルを確立させました。

さらに、現場の動きをダイレクトに
商品企画へ反映することで、
機動的な商品投入も可能になりました。

かくして最も高品質な商品を
最も低価格で販売するユニクロ現象が大ブーム。
ファストリテーリングの株価は、
わずか2年で60倍以上となりました。

その後は他社も追随したことで、
ファストリテーリングの優位性は低下しましたが、
現在も業界トップを堅持しています。

現在は成熟している国内市場を基盤に、
海外市場で収益を上積みし成長を維持しています。

 * * *

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマンショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。


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2017.04.08

発掘チャート<9432>NTT上場後300万円


はっしゃんです。

発掘チャートのエントリーでは、
様々な銘柄の名場面を
株価チャートで再現して
お楽しみいただこう
という企画です。

第4回は30年前のNTT株上場です。

1_9432

NTTは株式分割をしていますので、
株価は当時と少し違っていますが、
上場直後の300万円が
上場来高値になっています。

ちなみにNTT上場は、
1987年2月ですから、
バブル崩壊の約2年前です。

また、この年の10月は、
ブラックマンデーでした。

この後、NTT株は、
40万円台まで下落しますが、
ITバブル時には、
NTTドコモ効果もあって
190万円台まで戻す
こともありました。

20年前の300万も、
ITバブルの190万円も
夢がありましたね。

ちなみに現在の株価(2017/04/07)は4890円。
あの時の300万円は、今100万円です。

 * * *

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマンショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。


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