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2017.05.07

発掘チャート<4753>ライブドア100分割事件13連続ストップ高

はっしゃんです。

発掘チャートのエントリーでは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現して
お楽しみいただこうという企画です。

第8回はライブドア100分割事件です。
日足チャートでどうぞ。

7_4753

最近は10分割、100分割も
普通に実施されていますが、
この事件が起こった2004年当時、
株式分割には制度的な欠陥がありました。

現在は分割直後に新株が割り当てられ、
分割後の株価、株数で普通に取引できるわけですが、
当時は新株の割当まで2ヶ月を要していました。

昔は分割後、新しい株券を刷るために
時間が必要になっていましたが、
その仕組みがそのまま残っていたわけです。

このルールで100分割を実施すると、
分割後に株価は1/100になり買いやすくなりますが、
新株が発行されるまでは株数も1/100になり、
極端な株不足が発生してしまいます。

その結果が13日連続ストップ高となり、
その後の急落チャートを形成しました。

この相場で何があったかは、
出来高を見れば一目瞭然です。
株価だけが大きく変動しているものの、
新株割当まで出来高はほとんどない。(笑)

連続ストップ高で話題にこそなりましたが、
この相場に勝者も敗者もないことが分かります。
もっともライブドアはこれで注目を集めましたので、
売名行為の批判が集中しました。

この相場で一番困ったのは既存株主です。
売りたくても新株がないから売れない。
見かけだけ株価は上がりますが、売れないまま下げていく。
ウェイトを高めていた投資家は、
地雷を踏んだようなものです。

なお、堀江貴文氏は、
下記エントリーで100分割で株価を下げて流動性を高め、
庶民にも買えるようにしたかったと述べています。
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10229167033.html
もっとも当時は、そのような提言はしていなかったので、
売名行為と言われても仕方ないかとは思います。

株価を下げて流動性を高めることには大賛成ですが、
その手段として既存株主の不利益にもなる
大幅分割で実施したのは非難されてもしかたがない。
同時期ヤフーは半年毎に2分割を実施していましたが、
当時の制度ではこれが正当な方法だったと思いますけどね。(笑)

ただ、この事件をきっかけに制度が改良され、
大幅分割を実施しやすくなったのは事実です。
今では多くの企業が100分割を実施していますし、
庶民でも株式投資し易くなっています。

 * * *

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマンショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。


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