« 【はっしゃん】週次PF概況5/12 | トップページ | 【はっしゃん】月次分析<9997>ベルーナ »

2017.05.14

発掘チャート<8312>拓銀破綻から20年

はっしゃんです。

発掘チャートのエントリーは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現してお楽しみ
いただこうという企画です。

第9回は20年前の1997年11月に経営破綻、
銀行連鎖破綻の先駆けとなった
北海道拓殖銀行の株価チャートです。

11_8312

バブル崩壊から8年目の1997年。
都市銀行の一角であった
北海道拓殖銀行の破綻を契機に
日本経済は戦後最大の金融危機を迎えます。

拓銀破綻の1ヶ月後に拓銀の主幹事証券だった
山一証券が破綻。(第6回
翌98年に拓銀と関係が深かった長銀、
さらには日債銀へと破綻が連鎖し、
金融危機はピークに達します。

当時の銀行はバブル期に高騰した不動産を
担保にした融資がバブル崩壊で次々と不良債権化し、
時間稼ぎしかできない状況に陥っていました。

拓銀もカブトデコムなどへのずさんな融資や
飛ばし行為による不良債権隠しにより、
負のスパイラルに嵌っていきます。

これらの問題が表面化すると預金流出も発生。
97年11月17日に経営破綻を発表しました。

拓銀株には、売り注文が殺到し、
破綻発表前に65円だった株価は、
19日に5円で寄り付き、
最後は1円で市場から退場しました。

その後は銀行への公的資金注入や
実質破綻行の救済合併により、
不良債権問題は先送りされたものの、
99年以降も地銀8行が次々と破綻。
銀行のバブル精算が終わるのは、
足利銀行が国有化される2003年
までかかることになります。

(その5年後にはリーマンショック。)

 * * *

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマンショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。


|

« 【はっしゃん】週次PF概況5/12 | トップページ | 【はっしゃん】月次分析<9997>ベルーナ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。