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2017.07.22

発掘チャート<3765>ガンホー株価100倍#パズドラ

はっしゃんです。

発掘チャートのエントリーは、
様々な銘柄の記憶に残すべき場面を
株価チャートで再現して
お楽しみいただこうという企画です。

第13回はパズドラブームで
脚光を浴びたガンホーのチャートです。
(オレンジ線は理論株価)

3765

現在もゲームセクターの株価が
乱高下していますが、
その元祖とも言える銘柄が、
パズル&ドラゴンズで一世を風靡した
ガンホーです。

パスドラのiOS版がリリースされたのは5年前。
その2012年2月20日のガンホーの株価は、
169,300円(現在の16.93円)でした。

当時の携帯ゲームはGREEやMobageが中心で、
AppStoreやGooglePlayでのアプリ配信は、
まだ少数でした。

その中で単純なパズルとRPG要素、ガチャ要素を
組み合わせたパズドラが大ヒットとなり、
流れがスマホゲームへ大きく変わりました。

ガンホーの売上、利益は倍々ゲームで増加し、
株価はパズドラ公開から1年3ヶ月で100倍、
社会現象化したのは記憶に新しいところです。

さて、ガンホーの業績ピークは2014年でしたが、
株価ピークは2013年5月で終焉となりました。
スマホゲームは海外展開が容易なのですが、
ガチャ依存しすぎたゲーム性が、
海外で支持されなかったのが一因でしょうか。

フリーミアムで何千万のアクティブユーザーを得た
ガンホーですが、ガチャシステムが海外で支持されず、
市場の要請に従い、少しずつ国内ガチャ課金に
舵を切っていきます。ここが株価の転換点。

パズドラの功罪を述べるのはまだ早いかもしれませんが、
スマホゲームの先駆者としては評価されるべきでしょう。
しかし、GREE、Mobage時代から問題視されていた
ガチャをいち早くスマホ展開しただけとも言えます。

実際、パズドラに続く国産スマホゲームはガチャばかり。
絶好の機会がありながらグローバル市場で成功できず、
市場の期待は任天堂に戻りました。(笑)

結局、パズドラはスマホゲーム創成期において、
日本というガラパゴス市場限定でガチャ要素により
大きな成功を納めた一例と言えるでしょう。

 * * *

私たちは株価チャートを
結果から見て評価する傾向にありますが、
実際の相場は現在進行形ですから、
当時の業績や市場期待、需給を投影した
株価チャートは貴重な実録データです。

・ブラックマンデー(1987年)
・バブル相場(1989年)
・ITバブル(2000年)
・NYテロ(2001年)
・リーマンショック(2008年)
・東日本大震災(2011年)

「賢者は歴史から学ぶ」といいます。
今も昔も株式投資の基本コンセプトは
「将来、値上がりしそうな株を買う」
ということで同じですから、
過去を知るということは、
未来を知ることに通じると思います。


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2017.07.17

【はっしゃん】自動運転の実現と未来その1

はっしゃんです。


自動運転について、
投資家視点でまとめてみました。

まず自動運転の定義について。

自動運転レベル(米国運輸省NHTSA版)
 レベル0 自動運転なし

 レベル1 自動ブレーキ、急発進防止などの補助機能

 レベル2 部分的自動運転
 自動ブレーキ+自動追尾走

 レベル3 ドライバー責任の自動運転。
 高速道など特定条件下ではレベル2の延長で現実可

 レベル4 完全自動運転。無人も可

 * * *

自動運転レベル1 は
自動ブレーキ、急発進防止などの補助機能です。
最近では新車への搭載も多くなってきています。

これは人為的ミスの防止に劇的な効果があり、
自己責任の事故発生比率が激減します。
(自動車保険の存在価値が変わるレベル)
お金に余裕がある方は新車への買い替えを推奨しますが、
近い将来、必須装備になると思われます。

 * * *

レベル2は、部分的な自動運転機能で、
自動ブレーキに自動追尾走行を加えたもの。

レベル1は命を守る必須機能ですが、
レベル2は現時点では単なる快適装備ですかね。(笑)
もちろん、職業運転手や運転時間の長い人には有用です。

具体的には車線や前方車を認識して、
自動でハンドルを切ったり、
高度なものだと車線変更も行います。

技術的にもセンサー+画像認識のシンプルなもので、
IOT技術なしでも実現可能です。
レベル2までは、ドライバーの物理インターフェイスを
AIに代替する技術といえます。

複数の車載センサーと画像認識技術で情報量が多く、
コクピットの人間ドライバーよりも、
ミスなく正確な判断ができるAIが優秀なのは当然ですね。
(囲碁・将棋と同様です)

 * * *

レベル3はドライバーに責任があるものの完全な自動運転です。
ここからは技術難易度がぐっと上がります。

現時点でレベル3は、高速道など特定条件下において
レベル2の延長で実現可能なものしか実現されていません。

高速道でのレベル3自動運転は信号もなく、
歩行者の考慮も不要なので技術的にはシンプルで、
レベル2相当技術の延長で実現可能ですが、
当然のように各国の法律の壁があります。
(法律は運転者が人間を前提として作られており、AIは違法です)

そんなわけで先日、アウディA8で世界初の
(特定条件下での)レベル3が実現したのも、
法的条件を満たしたドイツ国内のみです。

また、真のレベル3の実現はレベル4より難しいとされ、
より高度なレベル4を実現した上で、
ドライバーたる人間と対話するものになります。
それは、レベル4の実現と同時に、
その下位グレードとして実現されると思われます。
(モジュールチップは同じものが使われるでしょう。)

 * * *

現在の株式市場はすでに実現が見えている
レベル2延長の特定条件下でのレベル3ではなく、
完全自動運転たるレベル4と、
その下位グレードの無条件レベル3を織り込む流れです。

レベル4のクルマは人間を遥かに超越し、
IOT技術によりビックデータにコネクト、
リアルな3D地図、法律、気象、交通情報などにアクセス、
車載センサーから得られる情報をフィルタリング、
AIがより適切な判断を行います。

この段階でドライバー(の責任)はなくなり、
運転免許も不要になります。

現在、レベル4に向けて日米欧の企業が開発を競っていますが、
技術リーダー企業としては、GPUとAI(深層学習)で自動運転に
イノベーションを起こしたNVIDIAが抜きんでています。

Nvda

先導メーカーとしても、米テスラが実績を残しています。
日本メーカーは出遅れていて、
トヨタがNVIDIAと提携、巻き返しを狙う立場にあります。

ありがたいことです。

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