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2017.07.17

【はっしゃん】自動運転の実現と未来その1

はっしゃんです。


自動運転について、
投資家視点でまとめてみました。

まず自動運転の定義について。

自動運転レベル(米国運輸省NHTSA版)
 レベル0 自動運転なし

 レベル1 自動ブレーキ、急発進防止などの補助機能

 レベル2 部分的自動運転
 自動ブレーキ+自動追尾走

 レベル3 ドライバー責任の自動運転。
 高速道など特定条件下ではレベル2の延長で現実可

 レベル4 完全自動運転。無人も可

 * * *

自動運転レベル1 は
自動ブレーキ、急発進防止などの補助機能です。
最近では新車への搭載も多くなってきています。

これは人為的ミスの防止に劇的な効果があり、
自己責任の事故発生比率が激減します。
(自動車保険の存在価値が変わるレベル)
お金に余裕がある方は新車への買い替えを推奨しますが、
近い将来、必須装備になると思われます。

 * * *

レベル2は、部分的な自動運転機能で、
自動ブレーキに自動追尾走行を加えたもの。

レベル1は命を守る必須機能ですが、
レベル2は現時点では単なる快適装備ですかね。(笑)
もちろん、職業運転手や運転時間の長い人には有用です。

具体的には車線や前方車を認識して、
自動でハンドルを切ったり、
高度なものだと車線変更も行います。

技術的にもセンサー+画像認識のシンプルなもので、
IOT技術なしでも実現可能です。
レベル2までは、ドライバーの物理インターフェイスを
AIに代替する技術といえます。

複数の車載センサーと画像認識技術で情報量が多く、
コクピットの人間ドライバーよりも、
ミスなく正確な判断ができるAIが優秀なのは当然ですね。
(囲碁・将棋と同様です)

 * * *

レベル3はドライバーに責任があるものの完全な自動運転です。
ここからは技術難易度がぐっと上がります。

現時点でレベル3は、高速道など特定条件下において
レベル2の延長で実現可能なものしか実現されていません。

高速道でのレベル3自動運転は信号もなく、
歩行者の考慮も不要なので技術的にはシンプルで、
レベル2相当技術の延長で実現可能ですが、
当然のように各国の法律の壁があります。
(法律は運転者が人間を前提として作られており、AIは違法です)

そんなわけで先日、アウディA8で世界初の
(特定条件下での)レベル3が実現したのも、
法的条件を満たしたドイツ国内のみです。

また、真のレベル3の実現はレベル4より難しいとされ、
より高度なレベル4を実現した上で、
ドライバーたる人間と対話するものになります。
それは、レベル4の実現と同時に、
その下位グレードとして実現されると思われます。
(モジュールチップは同じものが使われるでしょう。)

 * * *

現在の株式市場はすでに実現が見えている
レベル2延長の特定条件下でのレベル3ではなく、
完全自動運転たるレベル4と、
その下位グレードの無条件レベル3を織り込む流れです。

レベル4のクルマは人間を遥かに超越し、
IOT技術によりビックデータにコネクト、
リアルな3D地図、法律、気象、交通情報などにアクセス、
車載センサーから得られる情報をフィルタリング、
AIがより適切な判断を行います。

この段階でドライバー(の責任)はなくなり、
運転免許も不要になります。

現在、レベル4に向けて日米欧の企業が開発を競っていますが、
技術リーダー企業としては、GPUとAI(深層学習)で自動運転に
イノベーションを起こしたNVIDIAが抜きんでています。

Nvda

先導メーカーとしても、米テスラが実績を残しています。
日本メーカーは出遅れていて、
トヨタがNVIDIAと提携、巻き返しを狙う立場にあります。

ありがたいことです。

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