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2018.06.02

【はっしゃん】時価総額と理論時価総額の統計分布(2018)

決算発表から2週間が経過し、
ほぼ織り込まれたと思いますので、
今回は、時価総額と理論時価総額の
分布状況を検証してみます。

最初は、全企業の時価総額分布です。
○印がトヨタです。

Bunpu1

理論時価総額は、
 理論時価総額=理論株価×発行済株式数
で計算しています。

チャートの横軸が時価総額。
縦軸が理論時価総額です。
赤ラインは時価総額=理論時価総額ラインで、
赤ラインより上になるほど割安。
赤ラインより下になるほど割高です。

時価総額と理論時価総額が正規分布に
なっているのが分かりますね。

時価総額のスケールを1/10にして
5兆円以下の分布です。
バラツキもありますが正規分布ですね。
○印は、東京エレクと三菱商事です。

Bunpu2

さらにスケール1/10で5000億円以下の分布。
これも正規分布になっています。
○印は、ミクシィ、スクリン、GMOペイ。

Bunpu3

さらに1/10にして500億円以下の小型株。
バラツキは大きいですが正規分布です。
理論株価は日本株の平均PER、平均PBRを基準値
としているので当たり前ですが。
○印は、ニチリン、IJT、レノバ。

Bunpu4

最後に50億円以下の超小型株ゾーン。
正規分布ですが、15億円より下は割高が多いようです。
もっとも20億円以下は上場廃止抵触ラインです。(笑)
○印は、日伸銅、DNAチップ。

Bunpu5

分布状況をまとめると、
・時価総額に関係なく株価と理論株価は比例する
・個別では理論株価と株価の乖離は大きい。
ことが分かります。

ちなみに、理論値乖離率について計算してみると、
時価総額が理論時価総額±50%以内である確率は69.3%。
これはボリンジャー±1σとほぼ同割合ですね。

Bunpu6

ただし、乖離率には市場差があり、
1部市場は77.1%と高い範囲内率となるのに対し、
新興市場では59.2%と乖離が大きくなるようです。

これは時価総額規模でも同傾向となり、
 時価総額100億円以上は範囲内率72.3%
 時価総額100億円未満は範囲内率62.9%
となります。

投資戦略としては、
・理論株価が右肩上がりで上昇する銘柄をターゲットにする
・割安を買い、割高は売る(買わない)こと
・小型株、新興市場は値動きに注意
となりますね。(当たり前ですが)

具体的には、
・時間をかけて長期の成長を狙う投資
・値動きの激しいところで短期で抜く投資
が有効なことが分かります。

そして、長期投資にフォーカスすると、
・理論株価が右肩上がりで上昇する銘柄への投資の正当性
・時価総額が上がるほど株価の理論値からの乖離が減少
が確認できました。

成長企業を発掘できることが前提ですが、
投資でも時は金なりです。

ありがたいことです。

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