成長の軌跡

2017.12.24

成長の軌跡<2371>カカクコム

はっしゃんです。

「成長の軌跡」の企画では、
成長企業のIPOから現在までの、
超長期間に渡る成長のドラマを
株価チャートで振り返ります。

第6回は2003年にマザーズ上場。
ネットビジネスで急成長を遂げた
カカクコムの15年間の成長の軌跡です。

株価チャートには「理論株価チャート」を使いますので、
株価と同時に業績推移も見ることができます。

理論株価チャートは、
・緑色ライン:資産価値
・橙色ライン:理論株価(資産価値+事業価値)
・水色ライン:理論上限
から成っており、四半期ごとの
財務指標から計算されています。

なお、はっしゃんは、この企画のために、
IPO以降の全ての決算短信に目を通しています。(笑)

 * * *

■<2371>カカクコム[IPO-2007年]

IPO-5年目。
カカクコムはITバブル崩壊から
復活しつつあった2003年の上場。
初値175円は理論株価22円の8倍。

上場後の業績は上向きですが、
横ばいが続いた時期もあり株価変動は少なめ。
ピーク時で初値比2倍、理論株価比6.5倍。
2006年1月のライブドアショック以降は、
株価も2年近く調整します。

2005年には後の成長エンジンとなる
食べログを開始しています。

2371_20032007


■<2371>カカクコム[2008-2012年]

上場6-10年目。成長期。
リーマンショックで経済が停滞した時期ですが、
価格.com、食べログが成長して右肩上がりに。

この期間は株価と理論株価が
連動した上昇となっていて、
理論株価は97→970円と10倍に急拡大しています。

2371_20082012


■<2371>カカクコム[2013-2017年]

上場11-15年目。安定期。
この期間は主に食べログが牽引し、
価格.comに並ぶ2大サービスに成長するものの、
後に続くサービスは育成できず。

2017年には売上成長が10%を割り込み、
理論株価も右肩上がりから横ばいに移行。
さらに成長が止まってきたことで、
株価が理論株価を割り込む場面も。

2371_20132017

カカクコムはネットサービス専業で、
ROAが30%、ROE40%の超高収益企業。
価格.com、食べログが2枚看板ですが、
両サービスの成長が減速しつつあり、
今後の成長戦略を問われています。

15年間で理論株価は96倍になりましたが、
株価は10.9倍にとどまっています。
もっとも、IPO時点の株価が
理論株価の8倍だった点を考えると、
理論値に収斂しただけで妥当なところです。

人気のあるIT企業に多いのですが、
とにかくIPO価格が高すぎると、
長期保有で期待通り成長しても
上昇率が抑えられる傾向にあります。

 * * *

<2371>カカクコムメモ
 IPO初値(2003/10/10):175円
 現在の株価(2017/12/22):1913円 (10.9倍)
 理論株価:22→2110円 (96.0倍)


株価は常に変動しています。
需給が優先する短期投資では、
理論値より株価が上か下かは、
あまり関係ありませんが、
長期的には理論値に収斂します。

そして成長企業の理論株価は、
超長期に渡って上昇を続けます。

理論株価に基づく成長企業への長期投資は、
時間のかかるスロートレードになりますが、
誰でもできる再現性の高い投資方法です。


ありがたいことです。

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2017.12.03

成長の軌跡<4755>楽天

はっしゃんです。

「成長の軌跡」の企画では、
成長企業のIPOから現在までの、
超長期間に渡る成長のドラマを
株価チャートで振り返ります。

第5回は2000年にジャスダック上場。
ヤフーとともにネットビジネスの草分けとなり、
急成長を遂げた楽天の
18年間の成長の軌跡です。

株価チャートには「理論株価チャート」を使いますので、
株価と同時に業績推移も見ることができます。

理論株価チャートは、
・緑色ライン:資産価値
・橙色ライン:理論株価(資産価値+事業価値)
・水色ライン:理論上限
から成っており、四半期ごとの
財務指標から計算されています。

なお、はっしゃんは、この企画のために、
IPO以降の全ての決算短信に目を通しています。(笑)

 * * *

■<4755>楽天[IPO-2002年]

楽天はITバブル頂点から2ヶ月後の上場。
理論株価8円(分割補正前は640,000円)だった株価は、
249円の初値から2ヶ月で880円まで上昇します。
このときの期待値は理論値の110倍。

その後、ITバブル崩壊とともに株価も急落。
急速に理論値に収斂し、バブル崩壊後安値46円は
高値の19分の1という水準でした。

475520002002


■<4755>楽天[2003-2007年]

上場4-8年目。拡大期。
この時期はビジネス拡大を優先。
あまり利益を出さないスタイルで、
理論株価は上昇しません。

一方でM&Aにより企業規模は急拡大。
2003年に旅の窓口(楽天トラベル)、楽天証券を買収。
2004年はプロ野球球団、楽天カードも買収。
株式分割も相次いで実施するなど、
ライブドアともに新興企業の顔となり、
株価は「理論株価と連動しない」形で再び人気化。
ITバブルを超える1270円まで上昇しますが、
2006年のライブドアショックで急落します。

それでも、2005年以降は、
M&Aの効果や楽天市場の手数料値上げで、
少しずつ利益が出るようになってきます。

475520032007


■<4755>楽天[2008-2012年]

上場9-13年目。成長期。
リーマンショックで経済が停滞した時期ですが、
楽天は右肩上がりの成長を続けます。

2011年に楽天市場が流通1兆円を突破。
2012年には電子書籍に参入するなど、
新規ビジネスにも積極参入して利益拡大。

株価は理論株価と連動して
右肩上がりで上昇しますが、
2005年高値は超えられません。

475520082012


■<4755>楽天[2013-2017年]

上場14-18年目。安定期。
2012年12月からアベノミクスがスタートすると、
株価は理論上限から乖離して再び上昇し、
2005年高値の2倍近い2395円を記録。
業績も2016年を除き拡大します。

新規ビジネス面にも楽天モバイル、
フリマアプリ、Jリーグへの参入など
引き続き積極的に拡大しています。

一方、株価は2015年のチャイナショックで
急落して以降は弱い展開が続いています。
2016-2017年のトランプ相場にも乗れず、
これまでと逆に市場評価が厳しい状況。

足下の業績は今も好調ですが、
日本市場で類似業態の
Amazonや中国企業の存在感が
高まってきています。

475520132017

楽天の特徴は金融業を含むため、
自己資本比率が約10%と低いこと。
そのためROAは1.7%に過ぎませんが、
ROEは13%とまずまずの水準です。

株価はずっと超割高水準。
理論株価と乖離した形で
何回も大きく上昇していますが、
低迷すると理論値に近付きます。(笑)

楽天株主にとっての不幸は、
ITバブルのほぼど真ん中で上場したこと。
IPO株価が割高であるため、
18年間で理論株価は65倍になっても、
株価は4.6倍に留まっています。

もっとも、高株価での資金調達のおかげで、
M&Aを進められたことも事実なので、
企業によっては良いことであり、
株主もその恩恵に預かっているわけですが。

 * * *

<4755>楽天メモ
 IPO初値(2000/04/19):249円
 現在の株価(2017/12/01):1135.5円 (4.6倍)
 理論株価:8→519円 (65倍)


株価は常に変動しています。
需給が優先する短期投資では、
理論値より株価が上か下かは、
あまり関係ありませんが、
長期的には理論値に収斂します。

そして成長企業の理論株価は、
超長期に渡って上昇を続けます。

理論株価に基づく成長企業への長期投資は、
時間のかかるスロートレードになりますが、
誰でもできる再現性の高い投資方法です。


ありがたいことです。

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2017.11.26

成長の軌跡<4689>ヤフー

はっしゃんです。

「成長の軌跡」の企画では、
成長企業のIPOから現在までの、
超長期間に渡る成長のドラマを
株価チャートで振り返ります。

第4回は20年前にジャスダック上場。
日本初の株価1億円を達成するなど、
平成最高の出世株となったヤフーです。

この株を上場後に200万で
買っていたら、今4億円です。(笑)

株価チャートには「理論株価チャート」を使いますので、
株価と同時に業績推移も見ることができます。

理論株価チャートは、
・緑色ライン:資産価値
・橙色ライン:理論株価(資産価値+事業価値)
・水色ライン:理論上限
から成っており、四半期ごとの
財務指標から計算されています。

なお、はっしゃんは、この企画のために、
IPO以降の全ての決算短信に目を通しています。(笑)

 * * *

■<4689>ヤフー[IPO-2002年]

ITバブル期。
ヤフー上場はITバブルと重なります。
インターネットが急速に普及した革新期。
産業革命を超える情報革命と呼ばれ、
ネットサービスを手掛ける企業の株価が、
理論値の何十、何百倍に跳ね上がりました。

ヤフーの株価が最初に1億円(分割補正後は488円)を付けた
2000年1月19日の理論値は81.1万円に過ぎません。
期待値が理論値の123倍に達したというわけです。
ITバブルの華に相応しい水準ですね。

さらに株価は熱狂とともに上昇し、
2000年2月22日1億6789.9万円を記録しますが、
その後、先導するナスダック市場が陥落。
ITバブルとともに崩壊します。

その後、株価は理論値に収斂していきますが、
ここから成長株ヤフーとしての本領発揮。
ヤフーの理論株価はIPO直後から20年で、
なんと2000倍以上の劇的成長を遂げるのです。

4689_19982002


■<4689>ヤフー[2003-2007年]

上場6-10年目。成長期。
世界的な検索エンジンとしては、
2002年にはGoogleに主役を奪われたヤフーですが、
日本では根強く支持され、
ポータルサイトとして存在感を発揮。
魅力的なサービスを次々と立ち上げ、
業績も右肩上がりで急成長を続けます。

株価も理論株価と連動して復活。
2004年にはITバブル高値を奪還します。
バブル崩壊後の安値から復活高値までの
上昇率は26.4倍に達しましたが、
同期間の理論株価も19.7倍に上昇しています。

なお、2回目の業績相場は、
2006年1月のライフドアショック
により突如終焉となり、
新興市場全体が長い冬の時代に入ります。

4689_20032007


■<4689>ヤフー[2008-2012年]

上場11-15年目。減速期。
リーマンショックで経済は停滞。
この期間もヤフーは成長を続けますが、
成長ペースは大幅に鈍化します。

実は、この期間の少し前の2007年6月。
小さな発明がネットを大きく変え、
ヤフーの栄華が急速に色褪せたのです。
それが「iPhone」の登場です。

iPhone以後、ネットの主役はスマホに移り、
新しいビジネスが次々と生まれますが、
ヤフーが先頭に立つことはありません。

市場の注目はスマホ関連株へ移り、
株価は理論株価を割り込んで下落を続けます。

4689_20082012


■<4689>ヤフー[2013-2017年]

上場16-20年目。停滞期。
2012年12月からアベノミクスがスタートすると、
割安に放置されていたヤフーも買われ、
理論株価と連動するようになりますが、
右肩上がりの成長は止まります。

築き上げてきたビジネスは高収益を誇りますが、
市場はヤフーが大きく成長するとは考えていません。

IPOから20年。投資家の憧れだった
かつてのスター株は、普通の株になりました。
競合の激しいIT業界。
現状維持も簡単ではありません。

4689_20132017

ヤフーからの教訓は、
・2000年2月を頂点としたITバブルの上昇
・2005年末を頂点とした業績相場の上昇
の2つの上昇相場を残してくれた点です。

また、2つの相場の終わりは、
・ITバブル崩壊
・ライブドアショック
といずれも象徴的なものでした。

最初の相場は徹底無視。
2回目は理論株価で買えたら参加。
が、はっしゃん式長期投資の立場です。

でも、長期投資の妙味があったのは、
ITバブル崩壊後からの実質5年程度。
スロートレード派には難しい銘柄ですね。(笑)

 * * *

<4689>ヤフーメモ
 IPO初値(1997/11/04):2.44円 (分割補正前:1,998,848円)
 現在の株価(2017/11/24): 511円 (209倍)
 理論株価:0.19→416円 (2189倍)


株価は常に変動しています。
需給が優先する短期投資では、
理論値より株価が上か下かは、
あまり関係ありませんが、
長期的には理論値に収斂します。

そして成長企業の理論株価は、
超長期に渡って上昇を続けます。

理論株価に基づく成長企業への長期投資は、
時間のかかるスロートレードになりますが、
誰でもできる再現性の高い投資方法です。


ありがたいことです。

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2017.11.23

成長の軌跡<7202>マクドナルド

はっしゃんです。

「成長の軌跡」の企画では、
成長企業のIPOから現在までの、
超長期間に渡る成長のドラマを
株価チャートで振り返ります。

第3回は「デフレの勝ち組」として
現在も外食産業の時価総額1位に
君臨する日本マクドナルドです。

株価チャートには「理論株価チャート」を使いますので、
株価と同時に業績推移も見ることができます。

理論株価チャートは、
・緑色ライン:資産価値
・橙色ライン:理論株価(資産価値+事業価値)
・水色ライン:理論上限
から成っており、四半期ごとの
財務指標から計算されています。

なお、はっしゃんは、この企画のために、
IPO以降の全ての決算短信に目を通しています。(笑)

 * * *

■<2702>マクドナルド[IPO-2002年]

1995年に210円だったハンバーガーを
130円に値下げ。さらに80円、59円と値下げし、
「デフレの勝ち組」ともてはやされました。

ちなみに、ジャスダック上場時(2001年)の
ハンバーガー価格は平日65円。(笑)
マクドナルド株の不幸は成長段階ではなく、
業績ピークが上場となってしまったこと。
IPOの段階で外食業界1位でした。

上場後、まもなく牛肉BSE問題がクローズアップ。
牛丼チェーンが牛丼販売を取りやめるなど、
大きな社会問題となり、業績も急速に悪化。
株価も理論株価と連動して下落します。

M2702_2002


■<2702>マクドナルド[2003-2007年]

上場3-7年目。
価格競争の後遺症でブランド価値が低下し、
業績はしばらく低迷を続けますが、
100円マックや24時間営業店舗の増加、
えびフィレオ、メガマックなどの
高価格商品も拡充し業績回復に転じます。

この期間で特筆すべきなのが、
株価と理論株価の非連動性。(笑)
一部の優待株に見られる現象ですが、
業績悪化にもかかわらず、
株価は一定の水準を維持しています。

M2702_2007


■<2702>マクドナルド[2008-2012年]

上場から8-12目。
リーマンショックによる不景気が、
デフレの勝ち組に追い風となります。
100円マックでのバリュー戦略に加え、
クォーターパウンダーなどの高価格商品、
テキサスバーガーをはじめとする
期間限定メニューもヒットし、
業績の回復が続きます。

この期間、株価は理論株価と連動しています。

M2702_2012


■<2702>マクドナルド[2013-2017年]

上場13-17年目。
2014年に使用期限切れ鶏肉問題が発覚。
その後も異物混入など問題が続き、
ブランドイメージは失墜します。

業績は2年連続赤字となり、
上場以来、最大の危機を迎えますが、
原田氏に替わり社長に就いたカサノバ氏により、
少しずつ改善が進められ、
2016年からは業績も回復。

株価も期待先行で急上昇となりました。
この期間も株価と理論株価は非連動。(笑)

M2702_2017

マクドナルド株の特色として、
業績悪化局面での株価の底堅さが挙げられます。
株主優待が大きく関係していると思われ、
不振企業を個人株主が下支えする構図。
もっとも、IPOから17年を経て株価は、
 4,700→4,695円 (2017/11/22現在)
と、全く上昇せず。

残念ながら、成長ピークを過ぎた企業、
株価と理論株価が連動しない企業の場合、
長期投資をしてもリターンは少ない
という失敗事例になります。

長期投資は、ただ長く持てばよい
というものではありません。

それでも、右肩上がりの時期に
理論株価で買っていれば、
2-3倍にはなっていますが。

 * * *

<2702>マクドナルドメモ
 IPO初値(2001/07/26):4,700円
 現在の株価(2017/11/22):4,695円 (0.99倍)
 理論株価:2590→1544円 (0.6倍)


株価は常に変動しています。
需給が優先する短期投資では、
理論値より株価が上か下かは、
あまり関係ありませんが、
長期的には理論値に収斂します。

そして成長企業の理論株価は、
超長期に渡って上昇を続けます。

理論株価に基づく成長企業への長期投資は、
時間のかかるスロートレードになりますが、
誰でもできる再現性の高い投資方法です。


ありがたいことです。

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2017.11.12

成長の軌跡<9983>ファストリテーリング

はっしゃんです。

「成長の軌跡」の企画では、
成長企業のIPOから現在までの、
超長期間に渡る成長のドラマを
株価チャートで振り返ります。

第2回は「ユニクロブーム」で
平成を代表する出世株となった
ファストリテーリングです。

株価チャートには「理論株価チャート」を使いますので、
株価と同時に業績推移も見ることができます。

理論株価チャートは、
・緑色ライン:資産価値
・橙色ライン:理論株価(資産価値+事業価値)
・水色ライン:理論上限
から成っており、四半期ごとの
財務指標から計算されています。

なお、はっしゃんは、この企画のために、
IPO以降の全ての決算短信に目を通しています。(笑)

 * * *

■<9983>ファストリテーリング[IPO-1997年]

20年前のIPO直後の株価推移です。
公開直後から人気化しますが、すぐにピークアウト。
1997年から1998年は、アジア通貨危機や、
銀行の連鎖破綻などで日経平均株価が、
18000円から7000円まで急落した時期。
株価は理論株価を大幅に下回って下落しました。

99831997


■<9983>ファストリテーリング[1998-2002年]

IPOからの2-6年目の推移です。
金融危機下の2年目に最安値263円をつけました。
その後、当時は高級品だったフリースの
低価格販売で第一次ユニクロブームが日本を席巻。
株価はわずか2年で60倍に急騰します。

1、2年目には大ブームになった
フリースブームは3年目に失速。
業績も下方修正となり株価は急落します。

※株価は理論株価と連動していますが、
 この時期の決算情報は本決算しか入手できないため、
 株価が先行して上昇・下落したようになっています。

99832002


■<9983>ファストリテーリング[2003-2007年]

上場7-11年目。
第一次ブーム去りし後の低迷期。
この5年間に株価は第一次ブームの高値16100円を
一度も超えていません。
いったん退いた創業者の柳井氏が復帰するなど、
経営的にも試行錯誤した時期ですが、
すぐには結果につながらず。
それでも2007年冬に投入したヒートテックがヒット。
いよいよ復活に舵を切ります。

株価は理論株価と連動しています。

99832007


■<9983>ファストリテーリング[2008-2012年]

上場から12-16年目。
リーマンショックによる不景気が、
ユニクロには追い風となります。
2008年はヒートテックとブラトップが
大ブレイクしたユニクロの転換期。
低価格ブランドのGUもブームとなるなど、
価格+機能の戦略が功を奏して復活。
第二次ブームでは機能性も支持され、
株価も第一次ブームを上回ります。

この期間も株価は理論株価と連動し3倍に上昇しています。

99832012


■<9983>ファストリテーリング[2013-2017年]

上場17-21年目。
国内トップの地位は盤石。
海外市場も黒字に貢献するようになり、
H&M、ZARA、GAPなどと並び、
国際的にも存在感のあるブランドに。

株価は理論上限を超えた水準まで上昇し、
2013年以降、20,000円を下回っていません。

一方、アメリカではAmazonがネット小売の覇者となり、
リアル小売の「Death By Amazon」が顕在化。
大きくなったユニクロをとりまく環境も変わりつつあります。

99832017


 * * *

<9983>ファストリテーリングメモ
 IPO初値(1997/04/02): 603円
 現在の株価(2017/11/10):40,650円 (約67倍)
 理論株価:976→22,712円 (約23倍)


株価は常に変動しています。
需給が優先する短期投資では、
理論値より株価が上か下かは、
あまり関係ありませんが、
長期的には理論値に収斂します。

そして成長企業の理論株価は、
超長期に渡って上昇を続けます。

理論株価に基づく成長企業への長期投資は、
時間のかかるスロートレードになりますが、
誰でもできる再現性の高い投資方法です。

ありがたいことです。

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2017.10.28

成長の軌跡<7532>ドンキホーテHD

はっしゃんです。

「成長の軌跡」の企画では、
成長企業のIPOから現在までの、
超長期間に渡る成長のドラマを
株価チャートで振り返ります。

第1回は「安売りの殿堂」として、
上場から20年で急成長を遂げた
ドンキホーテHDです。

株価チャートには「理論株価チャート」を使いますので、
株価と同時に業績推移も見ることができます。

理論株価チャートは、
・緑色ライン:資産価値
・橙色ライン:理論株価(資産価値+事業価値)
・水色ライン:理論上限
から成っており、四半期ごとの
財務指標から計算されています。

なお、はっしゃんは、この企画のために、
IPO以降の全ての決算短信に目を通しています。(笑)

 * * *

■<7532>ドンキホーテHD理論株価[1998-2002年]

IPOからの5年間の推移です。
公開後しばらくして人気が出て株価は10倍以上になり、
その後急落しています。

株価は買われ過ぎていましたが、
理論株価を見ると、変動はありますが、
会社がしっかり成長しているのが分かります。

7532_19982002


■<7532>ドンキホーテHD理論株価[2003-2007年]

上場6-10年目。成長が持続していますが、
下方修正も多く理論値・株価とも横ばい気味。
停滞期といえるでしょうか。

2004年は放火事件の影響がありました。
2005-2006値の高値はAKB効果でしょうか。

7532_20032008


■<7532>ドンキホーテHD理論株価[2008-2012年]

上場から10-15年目。
2008年のリーマンショックの影響から、
2009年2月には大幅下方修正し、
上場後初の減益決算になりました。
理論値と同期して株価も急落しましたが、
ここが長期で見れば仕込み時。
その後、業績は急回復し、
右肩上がりで急成長していきます。

7532_20082012


■<7532>ドンキホーテHD理論株価[2013-2017年]

上場16-20年目。
成長ペースはゆるやかになりましたが、
業績ブレも少なくなり綺麗な右肩上がりで
理論株価が上昇を続けています。
株価は2015年にかけて人気化しピークをつけました。
以降、株価が理論上限を上回っています。

7532_20132017


 * * *

<7532>ドンキホーテHDメモ
 IPO初値(1998/06/19): 246円
 現在の株価(20017/10/27):4,675円 (約19倍)
 理論株価:240→2,691円 (約11倍)


株価は常に変動しています。
需給が優先する短期投資では、
理論値より株価が上か下かは、
あまり関係ありませんが、
長期的には理論値に収斂します。

そして成長企業の理論株価は、
超長期に渡って上昇を続けます。

理論株価に基づく成長企業への長期投資は、
時間のかかるスロートレードになりますが、
誰でもできる再現性の高い投資方法です。


ありがたいことです。

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