(35)生活雑貨店業界

2006.04.12

【はっしゃん】ヴィレッジVの3Q決算

ヴィレッジVの3月月次と
3Q決算も出ています。

060411_2769

まずは、月次情報から見てみましょう。
3月の月次は、
  全店:132.6%
 既存店:104%

ヴィレッジVは既存店100%以上を
上場後ずっと維持しています。
これは、すごい数字ですね。

ちなみに、1年前はゲンキーと99プラスも
既存店100%維持組だったんですけど、
今や見る影もないですから。(笑)

060411_2769_2

次に3Q決算を見てみます。
 売上進捗率:73.7%
 純利益進捗率:78.1%
と、こちらも会社計画通りの内容です。
問題ないですよね。

いちおう、予想の範囲内ですけど、
。。。本当に問題ないでしょうか?
実は、問題ありなんです。(笑)

今期のヴィレッジVは期初計画で
 売上:135.7%(前期は124.3%)
 利益:128.1%(前期は149.9%)
を計画していました。

利益の伸びが前期の50%成長に対して
今期は28%と低めの予想だったんですね。
当然修正してくると思っていたわけですが、
何の修正もなく、3Qまで来てしまったんですよ。(汗)

060411_2769_3

ちなみに、前期、前々期は
中間決算で上方修正をしています。
今期はサプライズがないんです。
予想EPSも期初から上昇していません。

でも、株価は違うんですよ。(笑)
昨年の夏以降、強気相場に乗って
大きく上昇しています。
既存店は好調を続けていましたから、
上方修正を織り込んでいったものと
解釈できると思います。

060411_2769_4

実際には、中間、3Qでの
上方修正はありませんでした。

このチャートは予想EPSの変化を時系列に捉えて
PER25倍の移り変わりを示した
はっしゃん式PERラインのチャートです。

株価はPER25倍から大きく乖離していますが、
1月の中間決算で修正がなかったこともあり、
250万で天井を打ち、調整に入っています。

現在の水準はPER32倍ですが、
ここからは、来期の数字が見えてこないと
買えないんじゃないかと思います。
50%成長が30%成長にランクダウンする
可能性もあるわけですし。

ヴィレッジVは、去年8月の郵政解散前に
損切りルールで手放したんですが、
その後、株価は見込み通り上昇しても
業績は予想通りとはいきませんでした。

もっとも、株価はいいかげんなものですからね。
たまたま運で儲かるくらいなら
失敗して勉強になる方がいいですね。

わたしにとってヴィレッジVは、
とてもいい勉強になりました。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

| | コメント (0)

2005.07.28

【はっしゃん】ヴィレッジVの経営目標

引き続きヴィレッジVネタです。
今日は経常利益率について。

今回のヴィレッジVの決算書には、
「目標とする経営指標」として
売上経常利益率13%が明記されました。

前期の経常利益率は11.3%ですが、
昨年の決算書には、利益率目標は
明記されていませんでしたので、
これは歓迎すべきことだと思います。

ちなみに、今期の利益目標も
相変わらず控えめで
 2006/05 売上 17,982 経常 1,802(10.02%)
となっています。

わたしは、もちろん今期の利益目標は
達成可能と見込んでいます。
つまり、売上が変わらないとすると
 2006/05 売上 17,982 経常 2,337(13.00%)
になります。

この経常利益を純利益に按分すると
今期予想EPSは、71,721円になります。
このEPSで計算すると「PERは、まだ20倍」です。

経常利益率の達成根拠としては、
前期の経常利益率を見ればいいと思います。
下の数値は前期の売上と経常利益を
四半期単位で計算したものです。

   売上  経常利益
 1Q 3079  289 (9.4%)
 2Q 3086  297 (9.6%)
 3Q 3931  576 (14.7%)
 4Q 3920  420 (10.7%)

実は、経常利益率13%というのは、
昨年3Qで達成している数字で
前下期でも12.7%なんですよね。

今期も、売上原価や販管費の
急上昇がない限りは、
十分達成可能な目標だと思います。

少なくとも、今1Q決算で経常利益率が
確認できれば、通年で達成可能かは
判断できると思います。

また、昨日の記事でも触れたように
売上についても増額が見込めます。
わたしの予想は会社予想ほど
弱気ではありませんが、
控えめに前期比33%増とします。

この増収分33%と経常利益率13%で
今期予想(通期)を計算しなおすと

期初の会社予想
        売上  経常  EPS
 2006/05 17,982 1,802 55,302

【はっしゃん】予想
 2006/05 18,641 2,423 74,371

となります。

そして、最後に株価予想ですが、
ヴィレッジVは前期もそうだったように、
期末になると好業績を織り込んできますので
PER30倍オーバーまで買われてきます。

今期も会社側から、わたしの予想程度の
控えめな上方修正があったとすると
 EPS 74,371円 × PER 30倍 = 223万円
あたりが1年後の株価になります。
う~ん、いい数字ですね。

ありがたいことです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.27

【はっしゃん】ヴィレッジVの上方修正を予測する

ヴィレッジVが上場来高値を更新しました。

これで、月足チャート上で
1年以上重しとなっていた
2004年5月暴落前の高値を
完全に抜き去って新波動に突入
という感じになってきました。

チャート上では同じ位置ですが、
2004年5月当時の138万円と
今回の高値は全く意味が違います。

ヴィレッジVは期待で買われる企業から
実績で買われる企業になって
いるわけですからね。

その、ヴィレッジVの今期予想から
足元の中間期予想を見てみましょう。

        2005/11  2004/11  2003/11
期初予想    7,938    5,842     ---
         (28.8%)    (17.5%)

中間実績 上方修正確実   6,165    4,971
         (??%)    (24.0%)

ヴィレッジVは期初予想を控えめに出して
上方修正をするパターンの企業ですが、
今中間期の7,938という数字も
実績から見ると、かなり控えめな数字です。

わたしは、もちろん上方修正確実
だと思っています。
例えば、6月の月次報告では、
 既存店 106.0%
 全店 135.9%
と業績の好調が確認できます。

ヴィレッジVは50ヶ月連続で
既存店売上が前年比100%超と好調ですが、
最悪レベルの既存店100%でも
そのまま全店売上130%を維持できる計算です。

しかも、6月の新店は4店ですが、
うち2店は24日、25日の月末オープンなので、
7月 1日オープン店舗をあわせて
7月以降の全店売上は、さらに上伸が見込めます。

 新規店舗
 5月 3店(前期)
 6月 4店
 7月 1店
 8月 1店 今期累計6店

これが中間期上方修正の根拠ですが、
7月以降の月次で確認できるでしょう。
前期比28.8%なんてありえないですよ~。
(ヴィレッジVは派手なことをしないので、
中間発表まで修正しないかもしれませんが。)

ちなみに、通期では30店舗の
開店を予定していますので、
もっとすごいことになりますが、
長くなりますので次回ということで。(笑)

ありがたいことです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.26

【はっしゃん】ヴィレッジVの日足チャート分析

好決算のヴィレッジVが続伸です。
135万円→139万円
と終値ベースの高値更新。
いよいよ明日はザラ場高値か
という位置です。

では、日足チャートにPERライン
を引いて分析してみましょう。

2769d

公募増資の発表もあって
5月には100万円もあった株価が、
3ヶ月で40%も上昇しています。

今にして思えば、
公募増資の発表後が
絶好の仕込み場でしたね。

その後は、月次売上が
堅調に推移したことや
野村が新規レーティング2を
発表したこともあって
わたしが待っていた25日線まで
下げることもないまま
決算発表となりました。

この日足チャートを見ただけでは、
短期で4割も上げてますし。
普通はちょっと買えないと思います。

でも、5月安値が公募増資の
ショック安であることとや
先週末の決算発表で好業績が確認され、
PER25倍ラインが
大幅に上昇していることなどを
考慮すれば、どうでしょう?

むしろ、決算発表前よりも今の方が
低リスクで安心して買えるくらいです。
(その分、値段が高めですけどね。)

PER25倍ラインは適正水準ですし、
今の位置は、あの2004年5月暴落前の
水準まで戻しただけなんですよね。

好業績の裏付けがあるだけに、
上場来高値更新後は、
青天井もありうると思っています。

それにしても1株139万円は高いですね~。
これでは個人株主は増えないですよ。
分割も期待しています。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.25

【はっしゃん】ヴィレッジVの4年後

ついにヴィレッジVを購入しました。

さて、ヴィレッジVは
ローサイドやSCを中心に
雑貨店を全国展開しています。

ヴィレッジVの強さについては、
これまでも説明してきましたが、
最大の強みは、他社と競合しない
全く新しい雑貨店だということです。

競合店がないわけですから
空白地に出店すれば、
高い確率で成功します。

雑貨店を出店できる商圏人口は、
それほど大きくありませんから
全国150店舗のヴィレッジVには
まだまだ成長余力が残されている
と思っていいでしょう。

個人的には、現在の3倍規模の
450店舗くらいまでは
一気に突っ走るのではないかと
思っています。

また、六本木ヒルズ退店の
エピソードで有名になりましたが、
新店や旗艦店であっても
売上計画が未達の店舗には
あっさりと見切りをつける
スクラップ&ビルドの判断が秀逸で
高い利益率を支えています。

ヴィレッジVの経常利益率は
売上規模の拡大とともに上昇し、
前期で10%を超えてきていますが、
スケールメリットで粗利も上昇しており、
今後もさらなる高収益化が
期待できると思います。

というわけで4年後の
ヴィレッジVの業績予想です。
2005年をベースに
毎年33%成長で計算していますが、
何の根拠もないです。(笑)

      売上  経常   EPS
2005/5   14,016 1,582  51,863
2006/5(予) 17,982 1,802  55,302←上方修正濃厚
2009/5(予) 43,856 5,700 165,000

4年後、全国450店舗達成時には
EPS165,000円程度が期待できます。
つまりヴィレッジVの
4年後PERは、まだ8倍なんです。(大笑)

4年後に平均的なPER20倍まで
買われていたとすると
妥当株価は330万円になります。

もちろん、株価は業績に先行して
買われますから、実際には4年後ではなく、
2~3年後にヴィレッジVの株価は
300万円以上になるかもしれません。

これは驚くほどの変化ではないです。
優良成長企業には、よく見られる
妥当な成長路線だと思います。

ありがたいことです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.22

【はっしゃん】ヴィレッジVの決算分析

ヴィレッジVが好決算を発表しています。

        売上   経常  EPS
2004/5   11,276 1,005 34,603
2005/5   14,016 1,582 51,863
2006/5(予)17,982 1,802 55,302

経常利益率がついに10%を超えてきてますが、
スケールメリットにより、
売上原価が60%台に低下している
ことが寄与しているようですね。

また、好調な業績を反映して
自己資本比率も50%を超えてきており、
財務的にも優良です。

今期予想は控えめで、
売上と比較してEPSの伸びが低めです。
前期も当初は控えめ予想で
途中で上方修正をしているので、
強気に見てもいいかもしれませんが。

ちなみに売上目標の17,982は、
6月の全店売上げペース(前年比130%)
で達成できる低い目標です。

今期予想のPERは34→24倍に低下。
ヴィレッジの株価はおおむねPER25倍前後なので、
高すぎず低すぎずという位置ですが、
業績の強含みを考えると買えますかね。

2769w2

チャート的には、先行して上昇していたので、
織り込み済みか微妙なところです。
もう少し今期予想EPSにサプライズがあれば、
面白かったのですが。

このような株は黙って買って
放置しておくのが
いいのかもしれません。

ありがたいことです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.19

【はっしゃん】遊べる本屋

今日は書店業界の新興勢力の中でも
躍進著しい2769 ヴィレッジVを紹介します。

書店といえば、斜陽業界で、
老舗企業はいずれも落ち目です。

そんな書店業界の上場企業から、
あえて元気なところを探すと
 3313 ブックオフ
 7640 トップカルチャー
 2769 ヴィレッジV
あたりになると思いますが、
この3社は純粋な書店ではありません。

ブックオフは、もう誰でも知っている
と思いますが、中古書籍の全国チェーンを
展開しているグループで、
実はCCCグループの企業です。

トップカルチャーは、わたしのメイン銘柄ですが、
書籍とCD・レンタルなどの複合店を展開する
同じくCCCグループの企業です。

そして今から紹介するヴィレッジバンガードは、
「遊べる本屋」をコンセプトとし、
書籍と雑貨などを組み合わせて販売する
異色の雑貨屋スタイルの書店です。

ヴィレッジの店舗としての面白さは、
前衛的な品揃えと手書きポップにあります。
仕入れ権限を店長に与えている点もユニークで、
店舗の標準化志向ではなく、立地条件などで
品揃えを変えているのが特徴です。

このような形態は、1つの理想形ですが、
これには才能のある店長育成が必要なので、
決して簡単なことではありません。

このヴィレッジの強さは、
既存店売上高に反映されていて、
IRで公開されている情報では
50ヶ月連続で前年比100%以上を続けています。

また、ヴィレッジは収益力でも
書店系としてはブックオフと双璧で
経常利益率9%の高収益を誇っています。

その理由は原価率の低さ(62.8%)にありますが、
(トップカルチャーでも70.7%です。)
ヴィレッジは建前は書店でも
売上のメインは雑貨になっているので
このような芸当が可能になっています。
これはビジネスモデルの強みでしょう。

この収益力を維持しながら毎年10%超の
増収を達成しているわけですが、
現在153店舗で全国的には空白地域も
多数ありますので、しばらくは
高成長の維持が可能だと思われます。

これで株価が割安であればいいのですけど、
残念ながらPER30倍超なので割安とは言えないです。
下がヴィレッジVの週足チャートです。

2769w

最近は公募増資後にもかかわらず
業績好調と来期への期待などで
PER30倍以上で推移しています。
この水準が割安かどうかは、
今週末発表予定の決算にかかっています。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)