(33)ドラッグストア業界

2006.04.10

【はっしゃん】薬王堂の本決算

薬王堂の本決算が発表されました。

 売上:26431(前期比+18.0%、予想比98.0%)
 純利益:638(前期比+22.1%、予想比95.8%)

売上・利益とも会社予想より未達ですが、
大雪の影響などで4Qがイマイチなのは、
月次情報で把握できていましたので、
想定の範囲内の決算内容だと思います。

いつものように、本決算の地区別売上データと
既存店、新店の営業日数から
地区別に日販を計算して分析してみます。

060410_3385

左表は、前期の新店情報です。
開店日と締め日から営業日数を
計算しているのが分かると思います。
前期は3Qに集中出店していて
4Qは宮城亘理店の1店だけでした。

060410_3385_2

次の表は、地区別売上を営業日数で割って
地区別に日販を計算したものです。
営業日数は4Qの方が多いにもかかわらず、
売上は4Qが3Qを下回っています。

060410_3385_3

左図は、地区別日販をグラフ化したものです。
各地区とも、4Qが上期や3Qと比べて
低迷しているのが分かると思います。
4Qの低迷が天候要因によるものなら、
今期は反動で強含みかもしれません。

060410_3385_4

左表は3Qと4Qの期間PLを
ピックアップして比較したものです。
4Qは売上が低迷しましたが、
粗利、販管費とも3Q水準を維持しました。

060410_3385_5

左表は、半期単位でPLを比較したもの。
販管費の上昇を粗利の改善で補っている
という構図になっていますね。
前下期の利益率低下も事前予想の範囲内でした。

060410_3385_6

今期の予想ですが、17店舗を新規出店し、
売上・利益とも20%超の成長を計画しています。
現在の予想PERでは18倍程度の水準ですが、
今後の月次情報が順調に推移していけば、
PER20~25倍あたりへの修正が期待できそうです。

060410_3385_7

株価も年初来高値が目前になってきました。
チャート的には、上に抜ければ最高の形です。
このまま放置プレイでOKでしょう。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

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2006.02.03

【はっしゃん】ドラッグストアと調剤薬局

さて、わたしは薬王堂に
投資をしていますが、
クスリのことは全く知りません。(笑)

ところで、【じゅんじゅん】先生
といっても、覚えている人は、
もうほとんどいないと思いますけど、
投資日記を立ち上げた当初は、
彼と2人で日記を書いていました。

ちなみに、日記をはじめた頃は、
【じゅんじゅん】先生にあわせて
わたしも先生という肩書きに
されてしまいました。(苦笑)

その高校教師の彼とは、
高校時代からの友人ですが、
彼の嫁さんが薬剤師で、
調剤薬局の店長をしている
とのことなので話を聞いてみました。

まあ、ど素人が聞いた話なので
誤解や聞き間違いもあるかも。(笑)
まず、薬剤師について。

・薬剤師はドラッグストアより調剤薬局を好む
・ドラッグストアは時給は高いがイジメられる。
 (時給が一般社員より高いため妬まれるらしい)
・調剤薬局は仕事にやり甲斐があるが時給は安い(笑)
・薬学部がない地域は薬剤師が少ない
・そのため薬剤師が少ない地域はコスト高になる
・薬剤師は売り手市場で離職率も高い。

へえ、そうなの。
そういえば、薬王堂の本拠地
岩手県には薬学部はなかったような。(笑)

彼女は時給が高くても
「ドラッグストアでは働きたくない」
んだそうです。(笑)

で、ドラッグストアについては
詳しくは知らないらしいので
調剤薬局について聞いてみました。

・薬価改定で淘汰が進む
・在庫管理などで大手が有利
・大きいところしか残れない
・生き残るには規模を拡大するしかない

実は難しい話が多くて
あまり理解できなかったのですが、(汗)
とにかく厳しい状況のようです。

彼女の勤務先も出店を拡大
しているようですが、
薬剤師が売り手市場なので
人材の確保に苦労している
みたいでした。

ちなみに、彼女も株式投資をしていて
持株は、9627 アインファーマだそうです。
業界内ではアインの評価は、
とても高いようですね。

薬剤師からみれば、
調剤が人気ということですけど、
投資先として冷静にみると、
やはり月次情報を公開していない
調剤薬局にはリスクを
感じてしまいますけどね。

ありがたいことです。

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2006.01.13

【はっしゃん】薬王堂の来期予想

少し気が早いですが、
薬王堂の来期業績について
おおざっぱに予想してみます。

今期は、もうほぼ固まって
いますから、わたしのように
気の早い方は、もう来期が
気になってくる頃だと思います。

いちおう、四季報の2期予想が
出ているのですが、
これが弱気予想なんですよね。

その四季報には、来期も
14店以上を出店との
情報がありますから、
これを根拠に営業日数から
来期の売上を計算してみましょう。

どんぶり勘定なのは、
もちろん承知の上ですが、
極端に間違った数字も
出てこないはずです。
下表がほぼ毎月1店ずつ
新店をオープンしていった場合の
営業日数の計算テーブルです。

060113_3385

日販は、先日の地区別日販や
今期の実績などから
新店、既存店1、既存店2の
3パターンで計算しました。

平均日販は今期並の109万円で
売上は328億円になります。
±10%程度の誤差はある
と思いますが参考になりますよね。

次に3Q決算までの数字を流用して
2006年の数字を作ってみました。
粗利や販管費が揃っていますので、
今期並みの数字だと仮定すると、
次のようになります。

060113_3385_2

売上は122%増。
来期予想EPSは
56000円で今期比123.9%増。
控えめな数字にしている
つもりですけど、そこそこ良い数字が
出てきてしまいます。(苦笑)

全体相場に波乱がなければ
半年後の妥当株価は
だいたい140万円くらいでしょうか。

「はっしゃん式長期株投資」では、
半年後120万円にしていましたが、
当時(11月)と比べると
今の方が遙かに地合がいいですからね。

実際には決算発表で
会社から正式な数字が出るわけですが、
目安となる数字を自分で計算すると
納得できますからね。

この数字なら安心して
アホールドできます。

ありがたいことです。

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2006.01.11

【はっしゃん】薬王堂の3Q決算2

薬王堂の3Q決算を反映して
下期および通期の業績予想を
補正しておきます。

060111_3385

3Qの日販と販管費を
4Qに流用して営業日数から
再計算した単純なものですが、
会社予想通りの数字に
なってしまいました。(苦笑)

売上は、やや未達予想ですが
誤差の範囲ですから、
計画線ということになりそうです。

4Qは大雪の影響が出てくる
可能性もあるのですが、
12月月次の既存店も
会社想定の101%ですし、
月次が大幅に悪化しない限り、
株価への影響はほとんどない
と思われます。

これから気になるのは
むしろ来期の予想でしょうし、
目先では2月の配当や
分割の権利取りが
気になってくると思われます。

薬王堂の株価チャートです。
今日の大幅高でようやく
PER20倍に乗ったところです。

060111_3385_2

来期予想ベースのPERなら
まだ17~8倍あたりでしょうか。

今日は寄り付きはストップ高
だったみたいなので、
短期保有の人にとっては、
いい利食い場となりましたね。

逆に長期保有の人は、
今の水準なら、みんな含み益でしょう。
全員がハッピーとは最高じゃないですか。

ローソク足は微妙な陰線で
終わっていますので、
窓埋めに行くかもしれませんが、
中長期の上昇トレンドは
変わらないと予想しておきます。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

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2006.01.10

【はっしゃん】薬王堂の3Q決算

薬王堂の3Q決算が発表されました。

おおむね会社予想の計画線で
残念ながら、いきなり上方修正!
とはなりませんでしたが
順調な業績経過だと思います。

月次情報では既存店売上が
好調に推移していたので
はっしゃん予想では、
上期のデータを流用して
強気の売上予想をしていましたが、
どうやら、これは見当違い(苦笑)
だったようです。

逆に、販管費については、
情報が少なく、出店数が多い
という条件ながらも、
かなり正確に予測できた
と思います。
たまたまかもしれませんが。

上場直後のIPO銘柄は、
やはり情報が少ないので
業績予測は難しいです。(大汗)

早速ですが、3Q決算で発表された
地区別売上データと
既存店、新店の営業日数から
地区別日販を計算してみます。

060110_3385

まずは、上期と3Qまでの
新店情報です。
ここでは、期中の営業日数と
新店の営業日数を計算しています。

060110_3385_2

次に、地区別売上を
地区別に集計した
営業日数で割って
地区それぞれの
日販を算出します。

これだけでは、
分かりにくいと思いますので、
グラフ化したのが下図です。

060110_3385_3

これを見ると売上の65%を占める
岩手県の日販が上期より3.5%
ほど低くなっています。

3Qで新店を3つ開店したことを
考慮しても低いですね。
月次情報から既存店は
絶好調だったのですが、
おそらく前年度3Qの数字が
悪かったため、相対的に
良くなったものと思われます。

(データがないので、
 確認のしようがないのですが)

まあ、薬王堂の長期的な成長性には、
変わりはないと思いますが、
今期業績については、
過度な好業績期待は無理そうですね。
4Qは、大雪の影響がありそうですし。

また、3Q決算と同時に
1:2の株式分割が発表されました。
こちらに期待して保有されていた方も
多いと思いますが、
おめでとうございます。

株式分割をするということは、
「株主数を増やしたい」
ということであり、
いずれ東証2部、1部上場を
目指すということなんでしょう。

薬王堂の場合は、
株主数の条件をクリアすれば、
おそらく2部上場の要件は、
満たしていると思われるので、
新たな期待が出てきました。

分割や上場思惑は本来の業績とは
何の関係もないことですが、
割安成長株の見直しの
きっかけとなるには、
ちょうどいい機会だと思います。

ありがたいことです。

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2005.12.16

【はっしゃん】薬王堂の3Q予想

今日は既に月次情報から
既存店の好調が伝えられている
薬王堂の3Q決算を具体的に
予測してみましょう。

最初に下の表を見てみてください。

051215_3385_1

上段は、決算短信で発表されている
前期と今中間期までの業績。
下段が、それを元に計算した
半期単位の期間業績です。

注目するのは下段の半期単位の方です。
売上、販管費が順調に
拡大しているのが分かります。
粗利は23%前後で推移していますが、
22.7~23.6%とバラツキがあります。

今中間期の粗利は23.6%と
比較的高収益でしたが、
薬王堂は、下期には粗利を抑えた
低価格施策を採り、
高収益より企業規模の拡大を
目指すというコスモス薬品タイプの
戦略を取るようです。
従って粗利23.0%と予測しています。

次に販管費は、ほぼ19%前後ですが、
去年の下期は販管費比率19.5%と高く、
あまり成績が良くありません。

おそらく、新規出店などの影響で、
販管費の増加に対して、
相対的に売上が少なくなってしまった
ことが考えられます。

では、同じように新店を出店した
今年は大丈夫なのか?
というと、これが大丈夫なんですよ。
既存店が絶好調ですから、
新店の売上をカバーしてしまうんです。
下が2種類の3Q決算予想です。

051215_3385_2

上段が累計。下段が四半期単位です。
左側が月次情報を参考に
既存店106.4%予想で計算した数字。
右側が会社想定の既存店101%で
計算した数字です。
(計算方法は前回のエントリーを参照)

2つの予想売上金額は違いますが、
固定費である販管費金額は変わりません。
はっしゃん予想では、
既存店101%想定の場合、
販管費比率が19.3%程度だった
と思われますが、
実際には既存店が想定より+5.4%も
多い106.4%の売上を記録したため、
金額は同じでも相対的に
販管費比率が18.4%にまで低下している
のが分かると思います。

既存店の増収というのは、
このように期間業績に
非常に大きな影響を与えるものです。
だから、わたしは月次情報を
重視しているわけですね。

さて、はっしゃん予想では、
3Qまでの累計の純利益は
 601百万円
となりました。
(少なくとも±5%程度の誤差は
あると思ってください。)

会社予想の通期の純利益が
 666百万円
ですから進捗率は90%ですかね。
普通に考えれば、
これは上方修正が濃厚だと
思いますけどね。

最近、薬王堂の株価が堅調なのも
この上方修正を織り込んでいるのでは
ないかと思われます。

ありがたいことです。

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2005.12.14

【はっしゃん】薬王堂の新店と既存店

今日は先日分析した
薬王堂の地区別日販のデータを
活用して新店と既存店の
売上期待値を分けて
業績を分析してみます。

とりあえず、上期実績より

新店売上(日販):842,632円
既存店売上(日販):1,120,245円

と想定してみます。
なぜ、この数値なのかは、
後ほど説明します。

051213_3385_1

実際には新店でも開店からの
経過月数によって売上は、
違うと思いますし、
店舗面積や立地条件などでも
大きく違ってくると思いますが、
個人が分析するレベルでは、
まとめて1つの値にして
しまっていいかなと思います。

提供されている情報が少ないので、
必要以上にこだわって分析しても
あまり意味ないですし。(笑)

え?わたしがこだわりすぎだって?
それは、失礼しました。(苦笑)

でも、新店と既存店を
区別して予測を立てることは
重要なことだと思いますよ。

トップカルチャーの場合は、
過去のデータがあるからいいんですが、
薬王堂は、過去データがないですからね。

だから、地区別日販で目安となる
値が出てきたので正直、
やる気になっているわけです。

次に上期の数値をベースに
下期の売上を予測します。

新店売上(日販):842,632円(上期と同じ)
既存店売上(日販):1,191,940円(上期比106.4%)

としています。

051213_3385_2

ちなみに、今回の計算式で
既存店の日販を101%にすると、
通期予想は会社予測と同じ数値になります。

つまり、上期の実績と
下期の売上と既存店の会社想定
という連立方程式から
 新店日販:842,632円
を算出しているわけです。

なお、新店売上には上期と同じ数値を使っています。
トップカルチャーのようなヒット商品の有無に
大きく依存した業務形態の場合は、
既存店が好調な月は新店もよいと思いますが、
日用品が中心の薬王堂では、
既存店の好調と新店の売上には、
ほとんど関連性がないと思われます。

これは、ドラッグストア業界の
同業他社間の既存店売上高に
連動性がないことからも明らかです。

また、既存店も過去データがないのですが、
上期が前年比100%で、
下期が前年比106.4%なので、
上期比106.4%でも、
それほど誤差はないと思います。

さて、前回予想に比べて新店売上を
低くめに予想し直したために、
はっしゃん予想の最終利益は
少し下方修正されましたが、
これで、より実態に近い予測に
なったのではないかと思います。

それでも修正予想では、
PER15倍で81.3万円。
PER20倍が108万円です。

次回はこの数字を使って3Q決算の
予測をしてみたいと思います。
当然、上方修正が期待できる
結果となっています。

ありがたいことです。

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2005.11.23

【はっしゃん】薬王堂の業績予想[改訂版]

薬王堂に関して新しい情報が
入手できたので業績予想を修正します。

薬王堂フォルダーでドラッグストア分析の
第一人者ヤスイノさん
薬王堂IRに問い合わせされて
・既存店の想定は101%
・下期の粗利は、23%想定
という情報を公開されていますので、
これを周知の事実とみなして
予想を立て直したいと思います。

では、早速出店状況と月次の分析です。

3385_sinten

まず、全店売上は9、10月は下期目標の
124%に届いていません。
売上の未達懸念があるのでは?
と誤解される方もいるかもしれませんが、
薬王堂は、9~11月までに8店の新店を
開店させています。
この新店効果で増収を狙っています。

実際に、これで計画達成が可能なのかは、
日販を計算して新店の営業日数から
売上効果をシミュレーションすれば、
ある程度は予測することができます。

日販を計算するために、全店舗の
営業日数を計算しています。
 日販=売上÷全店舗営業日数
になります。

また、既存店の101%想定ですが、
10月までの既存店は、
2ヶ月の平均で105.9%と好調です。
このプラス分を6ヶ月に換算すると
約101.5%になりますから、
2ヶ月で業績達成のメドをつけています。

既存店の残りは100%でも目標達成。
それ以上になると利益が拡大するわけです。
わたしは当然、拡大すると思っているので
それを根拠に薬王堂を買っています。

下が日販ベースで計算した
上期実績(上段)と下期予想(中段)、
それに通期予想(下段)です。

3385_yosou

メインは下期予想です。
上期が既存店100%だったので、
下期の日販は上期日販×101.5%
で計算しています。

この日販を下期の営業日数にかけて
売上高を出しています。
まだ1店舗未出店ですが、
それを織り込まなくても
既に会社予想を通期換算で
1.8%も上回っています。

また粗利は、前回予想では
上期の23.6%を流用していましたが、
前述の通り23%を想定しているらしいので、
下期予想の粗利率を下げました。
従って、純利益も下がっています。

なお、この業績予測のもっとも甘い部分は

1.売上は最低ライン予想。
  11月以降は既存店100%想定
  (会社予想は101%ですが念のため。)

2.販管費も最低ライン予想
  下期の新店分を上乗せしていない
  (ただし、平均販管費から
   店舗数の増加は織り込んでいるから
   大きな差はないはず。)

の2点ですが、いずれも四半期決算で
補正すれば、より精度の高い数値に
修正できるので気にしていません。

前期の日販があれば、もっと予測精度を
上げられますが、薬王堂は、
IPO銘柄なんで仕方ないです。
(というか、わたし的には、これで十分。)

この結果を通期予想に反映すると、
EPSが53,209円となり、
前回の予想より3,000円下がりました。(笑)

若干、妥当価格も下がりますが、
総合評価は変わりないです。
 PER15倍で79.8万円。
 PER20倍で106万円。
このレンジが薬王堂の妥当な株価だと思います。

そして、薬王堂は、月次公開企業なので、
業績が良ければ織り込まれる余地があります。
今のように会社予想のPER16倍水準で
放置されているのは、業績が十分
織り込まれていないからだと思います。

従って、11月の月次発表で、
全店売上が130%あたりになって
評価が見直されるだろうと思っています。
当然、上場来高値は抜くでしょう。(思い込み注意)

薬王堂は、長期保有でも安心で
かつ短期でも妙味がある銘柄なんです。
短期保有なら、11月月次がポイント。
長期保有なら、来期の予想EPSがポイントです。

わたしは、来期の予想EPSも強気ですが、
こちらについては、機会があれば
また書いてみたいと思います。

ありがたいことです。

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2005.11.11

【はっしゃん】薬王堂の来期を予測する

今日は、薬王堂の来期予測ですが、
最初は株価チャートをみてみます。
いいチャートですね。

3385d

テクニカル的な上値抵抗ラインは、
75万円と上場来高値の84.5万円ですかね。
ここを抜けると青天井です。(笑)

薬王堂はIPOだからシコリもないし、
テクニカル的には上値が軽そうです。

さて、薬王堂は2月決算なので、
これから少しずつ来期業績を
織り込んでいくことになります。
遅くとも次の四季報あたりで
予想が出れば動きもあるでしょう。

さて、下の表は薬王堂の
来期の営業日数です。
いまのところ今期74店ですが、
予定ではもう1店舗増えて
75店舗になります。

3385_g2006

この表は、この75店舗だけで
来期の出店が「ゼロ」の場合の
全店舗営業日数です。

これに今上期の日販110万円と
販管費21万円を使って
来期の最低売上や利益を計算します。
まさに皮算用ですけど。(笑)

3385_eps2006

売上は、何もしなくても今期比12.4%増で
300億円の大台に乗ります。
純利益は今期予想比31.6%増で
EPSが58,448円になりました。
PERは、15倍で87.6万円。
PER20倍なら116.8万円です。

個人的には、もっと強気ですが、
露骨に買い煽りをするのもどうかなと
思って控えめに見積もっています。

利益はブレが大きい指標なので
鵜呑みにすることはできませんが、
売上のボリューム感や感触を
掴む資料としては十分でしょう。

実際には来期も新店を10店前後は
オープンするでしょうから、
売上は、ここからさらに上積みされる
ことになります。

IPO銘柄のいいところは、このように、
ちょっと分析すると出てくることが
市場に織り込まれていないことですね。

100万円は、もう時間の問題でしょう。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

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2005.11.09

【はっしゃん】コスモス薬品と薬王堂

今日は小話から。
お盆休みのことです。

職場の友人になかなか優秀な人がいまして、
年に1回程度、食事に招待するのですが、
そこで株式投資の話で盛り上がりました。

彼はここ1~2年、株式投資から
遠ざかっていたそうです。

ちょうど、わたしが
本当にバカ儲けした12人のオリジナル株投資
という本の原稿を書いていたときだったので、
試しに読んでもらいました。

その本には、わたしの集中投資に対する考え方や
小売業投資についての持論をまとめた内容が
数ページに掲載されることになっていました。
彼は興味深く原稿を読んだ後で、
「なかなか面白いですね。ちょっと勉強してみます。」
と笑っていました。

それから1週間ほどしてから、
また彼と話をする機会があったのですが、
今度は目を輝かせて次のような
話しをしてくれました。

「あれから勉強して投資しましたよ。
 コスモス薬品という会社です。」

恥ずかしながら、わたしは
このときまだコスモス薬品を
知りませんでした。(笑)

しかも、彼は投資資金を
コスモス薬品1社に集中させたようです。
なんとも大胆なと思いましたが、
そこで、彼を応援する意味で
同業他社比較シリーズを企画
してみることにしました。

で、コスモス薬品はA評価になりました。
成長力には文句の付けようがないですし、
小商圏における同社のビジネスモデルは、
コンビニやディスカウントストアの
優位性を崩すものだなと驚きを感じ、
彼の眼力には感心しきりでした。

オリジナル株投資を読んだ方は
たくさんいらっしゃるかもしれませんが、
実際に小売業の成長株を発掘して
1点集中投資を実行できる人は、
かなり少ないのではないか思います。

それから4ヶ月あまりで
3500円程度だった
コスモス薬品が6000円に
手が届こうかという水準。
チャンスがあれば
狙ってみたかった銘柄ですが、
逃げちゃいましたね。

さて、実はわたしにも収穫がありました。
ほとんど興味のなかった
ドラッグストア業界を本格的に
分析する契機になったからです。

同業他社比較や業界間比較を
やってみれば、よく分かります。
特にコスモス薬品やゲンキーなどに
特色があるのですが、業界全体が
好調なのには明確な理由があります。

ビジネスモデルが優れているんです。
20000人商圏でのドミナント戦略。
コンビニに対する価格と品揃えの優位性。
広くて清潔な通路と棚作り。
利益率の高い医薬品・化粧品と
毎日がディスカウント価格の食料品。
生活道路立地と広い駐車場。
明らかに女性を意識していますね。

生鮮コンビニの99プラスでも
同じことが言えるのですが、
これだけの高成長の背景には、
それだけ圧倒的なビジネスモデルの
差があるわけですよ。

だから、ドラッグストアは、
コンビニやホームセンターが
飽和している市場にも
おかまいなしに浸透していく。

そして、薬王堂になるわけですが、
ここは、東北版コスモス薬品といえば、
失礼になるかもしれませんが、
店舗スタイルやビジネスモデルはほぼ同じ。

この銘柄は、まさに彼のおかげで
発掘できたようなものです。
今ならコスモス薬品よりお買い得ですよ~。(笑)

ありがたいことです。

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2005.11.08

【はっしゃん】薬王堂の同業他社分析

今日は、薬王堂の同業他社比較編です。
なんと、タイトル画面つき!

tohoku1

いや、気合い入っていますね~。(笑)
さて、わたしはドラッグストアでは、
8月の同業他社比較シリーズ
全社比較した結果、コスモス薬品と
ゲンキーの2社を高く評価していました。

薬王堂はその後IPOを果たしたわけですが、
時価総額が少なく業績好調で成長力も高い
ということで、2社に並ぶ評価をしています。

まず、最初に東北地方における
同業他社の展開状況をみてみましょう。
ローカルチェーンの場合、
まずは直接競合する企業を比較する
のが基本だと思います。

tohoku2

薬王堂は、岩手県内こそ最大手ですが、
地域ナンバーワンというわけではなく、
イオン系のツルハが北海道・東北地域では
他社を圧倒している状況です。
全国ブランドのマツキヨやサンドラッグは、
東北には本格進出していません。
(サンドラッグが動いているようですが。)

各チェーンの売上構成比をみてみると、
それぞれの特色が出ていて、
棲み分けている状況が分かります。
ちなみに薬王堂はスーパードラッグストア
といわれる中型店舗が主力で、
薬局とコンビニを複合させたような形態です。

財務データも大きな差はみられません。
サンドラッグが頭ひとつ高収益ですが、
薬王堂もマツキヨと同レベルの経常利益率です。
粗利率や販管費比率はマチマチですし、
各チェーンの力が均衡していると思います。
上場から日の浅い薬王堂は
自己資本比率がは低めですが、
全く問題ないレベルです。

tohoku3

次に、わたしが重視している成長性。
企業規模が小さいこともありますが、
薬王堂がナンバーワンです。
既存店の業績も順調に推移しており、
東北地域ではもっとも元気な
ドラッグストアチェーンだといえます。

そして、最後に市場評価ですが、
このような地域での好調ぶりや
今後の成長性を考えると、
かなり割安な水準にあります。
評価されるのは時間の問題でしょう。

ありがたいことです。

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