(03)成長株投資論

2006.07.29

【はっしゃん】業績の逆バリ狙い

株価の下落を狙って買う
逆バリという方法があります。

上昇相場では有効ですが、
今年のような調整局面では
リスク管理ができていないと
痛い目にあうこともあるでしょう。

はっしゃんが推奨するのが
業績の逆バリ買いですね。
リスクの高い投資法なので
中級者向けだと思いますが。

例えば7610 テイツーという
会社を紹介します。

テイツーの最終利益は
 2003年 429
 2004年 430
 2005年 406
 2006年 160
 2007年 340(会社予想)
となっていて
このところ低迷しています。

現在、PERは14倍ですが、
最高純益PERは11倍ですね。

こういうところは買いたくないですか?
わたしはこういう企業を探して
理由を調べることにしています。

どうして低迷しているのかですけど、
テイツーの場合、理由がはっきりしています。
新規事業に投資しているからです。

具体的には古本市場という
リサイクル事業に加えて
アイカフェという複合カフェ事業を
立ち上げていて
この新規事業への投資負担で
利益が圧縮されているわけです。

例えば、この1Qでは
古本市場   607
アイカフェ -175
連結営業利益 195
連結純利益  81
となっています。

まあ、先のことは分かりませんが
2~3年先にアイカフェ事業が
黒字化してくるとテイツーの
業績は急回復してくるでしょう。

今期の劇的回復は望めませんが、
安く買うには予想純利益が低く
同じPERでも安く買える
今期の方がいいというわけです。

テイツーは9月にアイカフェを分社化して
将来的には上場させる計画を明らかにしています。
赤字上場はしないでしょうから、
分社化=黒字化のメドがたった
といえるかもしれません。

もちろん、新規事業に失敗する
可能性もありますので要注意ですが、
それは、月次情報を見ていれば
分かりますから何の心配もありません。

長期投資で大きな利益を狙うなら
このように、今、好業績の企業ではなく、
これから好業績になる予備軍の
割安なところを狙った方がいいと思います。

言ってしまえば、好業績株なんて
誰でも買えるんですよ。
誰も見向きもしないような時期に
有望株を仕込んでいるから
長期投資で儲かるんです。

テイツーの場合は3~5倍狙いで
3年コースでしょうか。
結果が出るのは3年先。(笑)
分析力と持続力の勝負ですよ。

ありがたいことです。

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2006.04.21

【はっしゃん】ダイヤの原石

長期投資で成功する方法の1つに
ダイヤの原石を見つける方法があります。

とにかく、1個でもいいので
ダイヤ原石を見つけてしまえば、
長期投資ゲームはそれで終わりです。

後は、ずっと持ち続けてさえいれば
他には何もすることがありません。

この方法が難しい理由は、
ダイヤ原石がダイヤモンドの形を
していないところでしょうか。

そりゃ、ダイヤの指輪が落ちてたら
誰でも拾いますよね。
でも、ダイヤ原石っていうのは、
「石ころ」にしか見えないんです。

自分ではダイヤ原石だ!と思っていても、
他の人にとっては、石ころですから、
高い値段では買ってもらえません。

だから多くの人は、原石がダイヤモンドに
なる前に捨ててしまうのでしょう。

特に新興市場は、石ころを集めてきて
将来のダイヤモンドだ!(笑)
と言って売買しているようなところです。

わたしは、石ころをダイヤの値段で
買いたくはありませんけどね。

ダイヤを原石のときに買うのが長期投資です。
光っているダイヤは、お金持ちにまかせて、
磨けば光りそうな石ころを探しましょう。

ありがたいことです。

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2006.01.30

【はっしゃん】経常利益と時価総額と成長率

ライブドア事件以降、
精神論ばかりだったので
久しぶりに技術論を
展開してみましょう。(笑)

【はっしゃん】が集中投資している
薬王堂が属するドラッグストア業界
を取り上げてみます。

早速ですが、下の表をみてください。
ドラッグストア業界の全銘柄を
今日の株価で計算した時価総額で
上位からソートしています。

060130_drag1

また、各銘柄の2期予想
(今期予想、来期予想)
を四季報から参照して、
その平均値を計算しています。

(2772 ゲンキーについては
 先日の下方修正を反映して
 独自に予想を修正しています。)

この表を分析してみると
「重要な事実」が分かりますが、
ちょっと分かりにくいと思うので
グラフ化してみます。

060130_drag2

060130_drag3

上図は全銘柄のグラフ。
下図は、上グラフでは分かりにくい
時価総額下位のグラフです。

縦軸には時価総額。
横軸は2期予想を平均化した
予想経常利益になっています。

説明するまでもなく、
経常利益と時価総額に
明らかな比例関係が
あることが分かると思います。

株価は将来の業績を織り込む
と言われていますけど、
このように集計すれば、
「予想経常利益と時価総額」
の比例関係は証明できます。

ただし、一部に例外が存在します。
上位企業では、
 9989 サンドラッグ
 7649 スギ薬局
下位では、
 3349 コスモス薬品
 2717 ウェルシア
の4社が該当すると思います。

これら4社は予想経常利益に比べて
明らかに割高な水準まで
時価総額が評価されていますから、
その理由を科学的に証明できなければ、
投資対象から外した方がよいでしょう。

実は説明できなくもないですが、
ここでは関係ないので省略します。(笑)
例外企業を除いてしまえば、
後はもう簡単ですよね。

経常利益に比例して
時価総額(つまり株価)が
増えていくことが証明
されているわけですから、
残りの企業のなかから
これから経常利益が増えそうな
成長企業を選べばいいだけです。

単純にいえば、市場の期待する
予想経常利益が2倍になれば、
時価総額も2倍になりますから、
例えば、20%成長の企業の場合は、
 1年後 120%
 2年後 144%
 3年後 173%
 4年後 207%
となり、少なくとも4年後には
2倍になることが期待できます。

【はっしゃん】的には、
これらの条件で絞り込んで
この業界では薬王堂が一番!(笑)
だと思っているので、
薬王堂に集中投資をしていますが、
どこを評価して買うかは、
人によって全く違いますから、
安易なパクり投資は、
ダメなんじゃないかと思います。

例えば、【はっしゃん】の
株式資産は現在、約7000万円です。
つまり、20%成長企業に投資して
放置プレイをしていれば、
4年後には1億4000万円。
8年後には2億8000万円に
なることが期待できます。

わたしは、このパフォーマンスを
投資基準にしているので
これを達成する手段として
もっともリスクが低いと思われる
低PERの月次情報公開企業を
メインターゲットにしています。

月次情報で進捗率を確認して
長期的に20%の成長シナリオさえ
維持できれば、それで十分です。

まあ薬王堂は、もう少し期待
できると思いますが。(笑)

4年で2倍ではダメだという人は(笑)
例えば、30%成長企業に投資すると
3年で2.2倍になります。
もちろん、30%成長企業は、
20%成長企業よりもリスクが高く
投資難易度も高くなります。

このような成長株投資の
ノウハウについては、
「はっしゃん式長期株投資」
で詳しく解説していますし(笑)、
他の優秀な成長株投資家の
ブログでも勉強できると思います。

ともかく、予想経常利益と
時価総額は比例しますので、
・成長力のある銘柄を選択すること
・できるだけ長く保有すること
の2点が重要だと思います。

ありがたいことです。

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2005.11.10

【はっしゃん】EPSとPERと成長率の関係

今日はEPSとPERの関係について
説明したいと思います。

言うまでもなく
 株価 = EPS × PER
の計算になるわけですが、
成長企業のEPSがおおむね
売上規模に比例して上昇していくのに対して
PERは人気指標なので
株価の短期的な動きにも左右されて、
イマイチ読みにくい傾向があります。

それでも全く計算できないわけではなく、
業種や同業他社と類似する傾向が
ありますから、予測することも
十分に可能だと思います。

特に小売業のPERは、
年間成長率に比例する傾向に
ありますから比較的予測しやすい
業種だといえます。

さて、一般的な小売業のPERは、
15~20倍が妥当な水準だと思います。
(赤字企業などは除きます)
つまり、PERがこのレンジを
上回っている場合は、
2年後、3年後の成長を見越して
株価が買われているということです。

下の表を見てみてください。

marunengo

例えばEPSが毎年30%成長する企業の場合、
前期EPSが100円なら、
今期の予想EPSは130円、
2年後EPSは169円、
3年後EPSは219.7円になります。

妥当株価をPER20倍で計算すると、
現在が2000円だとして、
今期中には2600円、
2年後には3380円、
3年後には4394円になります。

本当に4394円になるのであれば、
2年後EPSの3380円で買っても
30%の利益がでるわけですから、
先に買っておきたい人もいるでしょう。
3380円は今期予想EPSでPER26倍です。

このように、株価が何年も先の成長を
織り込んで人気化していくと、
だんだん割高なPERになってしまう
というわけです。

例えばPER40倍という株価は、
年率20%成長なら5年先ですが、
年率50%の成長なら2年半先の
ことでしかないわけです。

だから年率50%成長の企業のPER40倍は、
年率20%成長企業でいえばPER27倍程度
に過ぎないということです。
成長が維持できればの話ですけどね。

逆にPERに見合った成長を維持できなれば、
妥当なPER水準に戻ってしまう。
つまり、株価が期待される成長より割高だと
増収増益でも売られることがあるわけです。

3338w0511

さて、今期の業績を下方修正して
10月月次でも不振が続く99プラスですが、
依然PER40倍の水準にあります。
99プラスは、下方修正したとはいえ、
来期の売上増加率は50%超が見込まれます。
EPSが極端に悪化しないとすれば、
今の水準は来期PERなら25倍程度です。

99プラスの評価は来期以降の
成長性で決まるわけですが、
下方修正以降は、
評価が分かれているといえます。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

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2005.11.06

【はっしゃん】IPO銘柄からお宝を探す

今日はIPO銘柄の買い方について
考えてみたいと思います。

オンリーワン企業の探し方4の記事で
書かせていただいたのですが、
オンリーワン企業への投資で重要なのは、
成長余力の見極めになります。
当然、規模が小さい新しい企業ほど
今後の成長余力が大きいと思います。

また、オンリーワン企業の買い方の記事で
書かせていただきましたが、
オンリーワン企業の株価は、
おおむね右肩上がりで上昇していくため、
早く買えば買うほど利益率が高くなります。

従って、もっとも効率よくお宝銘柄を
発掘しようとすれば、上場したばかりの
IPO銘柄を中心に狙うのが
いいのではないかと思います。

成長株投資は、大手企業や
1部企業ではなく、あくまで新興の
ベンチャー企業が基本だと思います。

わたしの長期投資の原点でもある
2002年12月の長期投資派宣言でも
 1)2部、店頭など新興銘柄であること。(成長余力が大きいこと)
と5ヶ条の1番に新興銘柄であること
をあげておりました。

読み返してみると懐かしい駄文ですけど、
当時の日経平均は8000円だったんですね。
それから3年足らずで14000円ですから、
ずいぶん世の中も変わったものだと思います。
わたし自身は全く進歩がないのですけど。(苦笑)

しかしながら、ここ最近はIPO銘柄への
投資がオーバーヒート状態になっていて
初値が公募価格の何倍にまで買われるなど
異常な状況が続いています。
ハイテク銘柄に限った話でもなく、
市場の成熟している小売業でも
同様の傾向にあるようです。

では実際に過去2年間で小売IPO銘柄が
初値からどのような推移をしているのかを
見てみたいと思います。

hatune

2004~2005年10月までに新規上場した小売業は
全部で41社ありました。
銘柄コード順に並べているので、
多少の前後はありますけど、
下の銘柄ほど直近IPOです。
四季報のコメントから、どんな会社なのかを
拾い上げて書き出してみましたけど、
まあ、いろいろありますね。(笑)

初値比という列が
初値からの株価の変化率です。
・水色は初値の半値以下。
・緑色は初値より下のまま。
・白色は初値から3割未満の上昇
・黄色は3~5割の上昇。
・赤色は5割以上の上昇。
に色分けしています。

これを見る限りIPO銘柄の
半分以上の22銘柄が初値を下回っていて、
さらに半値以下が11銘柄もあります。

逆に3割以上の上昇は、8銘柄しかなく、
2倍以上になっているのが
3349 コスモス薬品の1銘柄のみ。

うーん、それにしても恐ろしい結果ですな。
わたしも、こういう状況なのは分かっていたので、
積極的に近づかなかったのですけど。

次に各銘柄の成長性や収益性を
分析してみましょうか。
売上増加率は、2003~2005の
2年間で計算しているだけですが、
それなりに高い数字を出している
企業も見られますし、新興企業らしい
元気のよさは感じられますね。

また、直近の経常利益率をみてみると
黄色の5%超や赤色の10%超
の高収益企業も多く悪くないように思います。
まあ、先のことは分かりませんが。

次に割安性ですけど、現在のPERでは
割高な銘柄も多くあるものの、
10倍台の銘柄も17銘柄あり、
今後の成長力を考えると、
適正あるいは、割安といえるものも
存在するのではないかと思います。

それでも、初値比で結果が出ていないのは、
やはり異常なIPO人気に
原因があるのでしょう。

公募で買うという選択肢もありますが、
それはそれで、資金効率が
大幅に落ちますからね。

じゃあIPO銘柄は避けるべきかというと
そうでもないかなと思います。

少なくとも月次情報の有無と
同業他社とPERを比較さえしておけば、
ハズレを引く確率は、ほとんどない
のではないかと思いますし。

ちなみに、IPO企業は、公開直後には
月次情報を公開していないものの、
しばらくすると公開するところがあります。
わたしは、最近になって、この事実に
気がつきまして、IPO銘柄の評価を
変更することにしました。(笑)

さて、この表を見る限りIPO銘柄で
注目なのはドラッグストアだと思います。

直近IPOだった薬王堂を除いて、
全ての企業が初値比でプラスに
なっていますし、コスモス薬品は1年で
約2.5倍になっています。

ドラッグストアは、どこも似たような
チェーン店ばかりですので、(笑)
最初に高い評価をされていないわりに
成長性は高いので、その後の値上がりが
期待できるのかもしれません。

とりあえず、小売業のIPO銘柄があれば、
欠かさずにチェックしておくと、
第2のコスモス薬品を発掘することも
可能なのではないかと思います。

ありがたいことです。

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2005.10.29

【はっしゃん】オンリーワン企業の買い方

今日はオンリーワン企業の
買い方について取り上げてみます。

とりあえず、同業他社比較で
A評価とした8つの企業の
(ニトリは当時B評価でしたが、
その後、上方修正しています。)
株価チャートをみてください。

s2674

s2685

s2769

s2791

s3338

s3349

s4680

s9843

全部で8枚もチャートがあるので、
見づらいかもしれませんが、ご容赦ください。

99プラスとハードオフを除いて
右肩上がりのチャートに
なっていると思います。

(ハードオフは、上場市場の変更が
あったためで、ジャスダックから
連続してみると右肩上がりです。)

典型的なオンリーワン型成長企業の
株価チャートはこのような右肩上がりです。
つまり、オンリーワン企業の株は、
「基本的にいつ買ってもいい」
ということになります。

「本物のオンリーワン企業」なら、
少しくらい高い局面で買ってしまっても
長期保有に徹すれば必ず含み益になります。
しかも、早く買えば買うほど、
その後の利益率も高くなるわけです。

ですから上級レベルの成長株投資家には、
「損切り不要」という人もいるくらいですが、
わたしは、それほど分析力はないですし、
なによりも「含み損はストレスになる」ので
愚直にも損切りを徹底しています。(笑)

特に企業分析力が未熟な場合は、
間違った企業を選ぶ可能性もありますから、
損切りを確実にしておかないと、
取り返しのつかないことになると思います。

さて、「いつ買ってもいい」成長株にも
株価チャートで見れば「踊り場」と呼ばれる
調整局面があります。
狙い目は、「株価チャートの踊り場」です。

各社の株価チャートを見ても
踊り場を過ぎると株価が急上昇
しているのが分かると思います。

株価チャートの踊り場には2種類があり、
・高PERが修正されるテクニカル的なもの
・一時的に業績が低迷するファンダメンタルズ的なもの
のどちらかになりますが、
これはPERラインや業績分析などで
判断することが可能です。

例えば、2769 ヴィレッジVのチャートは、
右肩上がりに見えますが、
2004年5月の高値からわずか5ヶ月で
半値以下に沈んでいます。

これは、一時的に人気化して
高PERになったために
必然として起こった調整です。

小売業のPERは高成長企業でも
30倍が限度だと思いますので、
これ以上の高PERになってくると
見送りが賢明でしょう。

つまり、適正なPERなら
いつ買ってもよいということです。

もう1つの一時的な業績の低迷は、
実際に業績が低下しますので、
分かりやすいのですが、
・一時的な低迷なのか
・成長倒れなのか
を判断する必要があり、
より詳細な分析が必要になってきます。

事実上、成長倒れになっている企業でも、
自ら成長を放棄するようなことは
決していいませんから、
自分で分析して判断するしかありませんし、
結果は後にならないと分かりません。

成長倒れのケースでは、
時系列の自己資本比率や
金利負担などが参考になります。

自己資本比率が20%以下で
かつ年々低下していれば、
過度の負債に頼っているということで
赤信号だと思います。

しかし、本物のオンリーワン企業なら、
業績が低迷しているときこそが、
安く買えるチャンスとなるわけです。

例えば、おなじみの99プラスですが、(笑)
高PERの水準訂正と業績低迷という
2つの条件が重なって
大きな調整局面にあります。

わたしは、99プラスを本物の
オンリーワン企業と評価しているので、
買いチャンスを探っていますが、
結果は、今後の成長で証明されるのを
待つしかありません。

s7640

最後に、わたしの集中投資銘柄の
トップカルチャーのチャートです。
トップカルチャーも今期は
まさに「踊り場」にあったわけですが、
個人的には脱出のメドはついたと思っています。
これからの株価が楽しみです。

ありがたいことです。

記事中のチャートは明日香を利用しています。

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2005.10.22

【はっしゃん】オンリーワン企業の探し方4

オンリーワン企業の探し方
の4回目です。

今日のテーマは成長余力です。
オンリーワン企業といえども
成長が止まってしまえば、
株価の上昇もあまり期待できません。

例えば、カジュアル衣料店ユニクロを
全国展開するファストリテーリング。
同社は、低価格フリースの大ヒットなどで、
最高売上を記録した2001年8月期を頂点に
ずっと低迷が続いています。

先駆けとなった製造小売りモデルで
利益率は18.9%と業界最高レベルの
水準を維持していますが、
日本では、これ以上売る場所がないみたいです。
海外展開や野菜の販売は失敗でした。(笑)

同社のジレンマは深刻です。
M&Aで事業を拡大しようとしても
同社の経常利益率18.9%を超えるような
商売なんて、そうあるわけはないですから。
儲からない商売に投資してしまえば、
株主利益を損なってしまいます。

最近は経営陣もゴタゴタしていますし、
いったい何をやっているんだろう。
という印象を受けます。

まとめると、
・小売業の成長には地理的な限界がある
・海外に進出して成功した小売業はない
・オンリーワン企業は事業の拡張・転換が難しい
ということになります。

従って、オンリーワン企業への投資で
重要なのは、成長余力の見極め
ということになると思います。
そして、青田買いじゃないですが、
規模が小さい企業ほど成長余力が
大きいのは言うまでもありません。
もちろん、リスクも大きいのですが。

また、成長余力の見極め方としては、
企業規模に加えて、
・競合の存在と商圏
・市場規模と占有率
の分析が重要になってきます。

競合の存在については、
同業他社比較よりもさらに踏み込んで
直接競合する企業同士を比較分析
する必要があると思いますが、
これは、かなり難易度が高いと思います。

わたし自身もトップカルチャーの
関東進出にあたって
競合他社を甘く分析していたため、
今期の減速を予測できませんでした。

まあ、3年前にそこまで予測することは、
不可能だと思いますけどね。(笑)
予測分析の精度には限界がありますから、
いくら複雑な分析をしてみたところで、
実際にどうなるのかは、結果が出てみないと
誰にも分からないと思います。

ところが、ビジネスモデル創造企業である
オンリーワン企業の多くは、
明確な競合が存在していないんです。
ポイントは、この「競合がいない状況」
だと思います。

つまり、自社店舗の商圏を除くと、
日本全国が空白地の
一人勝ち状態になっていますから、
 成長余力 = 出店していない地域
となるわけです。

これなら、分析も簡単ですよね。(笑)
もちろん、市場規模が拡大してくると、
後発企業の参入なども出てくるわけですが。
小売業は、しょせんは流通産業ですから、
出店地域、ターゲット層、品揃え、価格、営業時間、
売場面積、内装、接客サービス、収益性などで
いかに他社と差別化できているかということです。

このように、オンリーワン企業投資の
最大のメリットは、成長余力の分析や
見極めが簡単なこと。これに尽きると思います。

次に商圏ですが、これは、
店舗を展開するために必要な
商圏人口ということです。

例えば、東京ディズニーランドは、
首都圏という大規模商圏と
鉄道、航空のハブとの隣接を前提として
成り立っています。

オリエンタルンドがテーマパーク随一の
オンリーワン企業であっても、
他に展開可能な商圏はないわけです。

逆に生活密着型のコンビニなら、
半径500m以内に1000人程度の
商圏人口があれば展開できます。

人口5万人の程度の商圏地域なら、
おおざっぱにいって
50件までのコンビニを展開できる
ということになります。

仮に同業他社が30店舗展開していたら、
残りは20店。競合があれば、
出店地域の選別が厳しくなっていきます。

逆に、同じ地域にドラッグストアや
生鮮コンビニが存在しなかったら、
コンビニとは異なる切り口で
顧客サービスを提供できますから、
これらの企業には有利になるでしょう。

このように、商圏人口を分析することで、
空白地への出店余地について、
より具体的に分析することができます。

次に市場規模や占有率については、
とりあえず同業他社比較の表を利用して
業界単位で集計することで
ある程度は参考にすることができます。

kouri_gyokai_4

この表は、業界別に売上規模と
成長率を分布させたものです。
それぞれの業界の特徴が出ていて
面白いのではないかと思います。

ありがたいことです。

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2005.10.20

【はっしゃん】オンリーワン企業の探し方3

オンリーワン企業の探し方
の3回目です。

今日のテーマは同業他社より
利益率が低い企業です。

オンリーワン企業を探す場合、
「利益率の高い企業を探す」
だけでは、多くの有望な企業を
見逃してしまうことになります。

「株価は利益に比例する」わけですから、
少しくらい利益率が低くても
それをカバーする売上を計上すれば、
利益も大きくなり、株価も上昇します。

特に「利益率が低い」にも関わらず、
高成長を続けている企業には、
それなりの理由があります。

例えばコスモス薬品は2万人程度の生活圏に
食料品も取り扱う大型ドラッグストアを展開しています。

コスモス薬品の経常利益率は、
業界トップのサンドラッグ(7.3%)の
半分以下の3.1%しかありません。

利益率が低いコスモス薬品がダメかというと、
そうでもなく、サンドラッグと商圏が競合する
福岡などでも棲み分けています。

食料品は利益率が低い反面で、
顧客層を広げ、リピーターを増やす
という効果があります。

売上げ構成の違いは、
四季報などで比較できます。

       サンドラッグ コスモス薬品
 医薬品    31%    21%
 化粧品     35%   17%
 雑貨ベビー  18%   16%
 食料品     0%    45%

どちらが優れているというのではなく、
コスモス薬品とサンドラッグは、
ビジネスモデルの異なる企業なんです。

2002~2005年の成長率は、
サンドラッグが170%なのに対して
コスモス薬品は349%の水準にあります。
今期の月次業績をみてもサンドラッグより
コスモス薬品の方が好調みたいです。

利益率が半分でも売上が2倍成長すれば、
利益の増額分は同じですから、
成長率と利益率から見た場合、
2社は甲乙付けがたい状況だといえます。

また、「利益率が低い」企業には、
「参入障壁が高い」という
大きなメリットがあります。

高収益企業には、資本効率の面から
利益率の低いビジネスへの参入が
難しい側面があるからです。

例えば、99プラスの経常利益率は
わずか2.3%しかありません。
粗利が少なく、経費のかかる生鮮食料品を
99円で売るから当たり前ですが、
この利益率の低さが、
逆に99プラスの強みになっています。

後発でローソンなどが参入してきましたが、
なかなか儲からないから
ビジネスが軌道にのっていません。
低利益率であっても、
99プラスの2002~2005年成長率は
436%と群を抜いています。

高成長の結果、利益率が低い企業の場合、
低い利益率が持続するわけではありません。
利益率より成長速度を優先している場合は、
将来的には、利益率も回復すると
考えるのが妥当だと思います。

このように利益率は各社のビジネスモデルや
成長ステージと密接な関係にありますので、
その特徴を分析することで、他社に対する
優位性が明らかになってくるわけです。

次回は、オンリーワン企業の
成長余力の見極めについて
書いてみたいと思います。

ありがたいことです。

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2005.10.19

【はっしゃん】オンリーワン企業の探し方2

オンリーワン企業の探し方
の続きです。

オンリーワン企業を探すときに
重要な2つ目の指標が経常利益率です。
(営業利益率でもいいのですが。)

企業が利益追求団体である以上、
優れたビジネスモデルは、
優れた収益モデルでもあります。

基本的に利益というのは、
売上に比例して拡大しますので、
売上規模が大きいほど
利益も大きくなります。

しかし、売上に占める利益の割合は、
同業他社でも違ってきますので、
経常利益率に注目することで、
ビジネスモデルを収益構造から
分析することが可能となるわけです。

なお、小売業投資のすすめで簡単に紹介していますが
 利益 = 粗利 - 販管費
となっています。

同業他社比較シリーズでは、
時間短縮のため直近の利益のみ
ピックアップしていますが、
詳しく分析する場合は、
少なくとも過去3期程度の
損益計算書を遡って
粗利や販管費を分析することに
なると思います。

さて、利益率で注目すべき企業には、
・同業他社より利益率が高い企業
・同業他社より利益率が低い企業
の2つのパターンがあります。

前述のように利益はスケールメリットの
影響を大きく受けますので、
基本的に上位の企業ほど
利益率が高い傾向があります。

従って、中下位グループ中で
利益率が高い企業があれば
注目に値すると思います。
さらに、高い成長力を併せ持っていれば、
オンリーワン企業の可能性が高いです。

例えば、食品スーパー業界
 2791 大黒天物産は、
上場24社の中で売上規模は
下から2番目なのですが、
経常利益率が6.3%と第2位です。
(1位は首都圏特化型のオオゼキ)

さらに、2002~2005年の成長率が260%と
オンリーワン企業の典型的な数字が
ピックアップされています。

実際には調べてみると分かりますが、
大黒天物産は、24時間営業で
エブリデーロープライス型(チラシ配布なし)の
食品ディスカウントスーパーという
新しいビジネスモデルの企業です。

そのほかでは、【はっしゃん】の注目銘柄として
何回か紹介させていただいている
 2769 ヴィレッジV
が、売上下位・高成長・高収益パターンの
典型的なオンリーワン企業だと思います。

ヴィレッジVも書籍と雑貨の複合陳列という
全く新しいビジネスモデルの企業ですが、
このように、オンリーワン企業には、
既存の業種分類の枠に収まらない
ケースが多々あります。

このタイプでかなり駆け上がってしまったのが
良品計画、ドンキホーテ、ニトリ、コメリ
などの個性豊かな企業たちです。

次に、同業他社より利益率が低い企業。
これについては意外感があると思いますが、
説明すると、納得していただけると思います。

長くなってきたので続きは
次回にしたいと思います。

ありがたいことです。

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2005.10.17

【はっしゃん】オンリーワン企業の探し方

オンリーワン企業とは、
他社に比べて優位性を持つ
強いビジネスモデルを有した
勝ち組企業のことです。

業界トップの地位にある勝ち組企業の
多くもオンリーワン企業ですが、
株価は利益に比例しますから、
これから利益の伸びが大きく見込める
成長余力のある企業を探すことが
大事なことだと思います。

今回は同業他社比較を利用した
オンリーワン企業の探し方について
書いてみたいと思います。

前回の同業他社比較で成長株を探す
で書きましたが、
わたしが同業他社比較で使っているのは、
・[安定性]自己資本比率
・[成長性]売上増加率
・[収益性]経常利益率
・[割安性]PERと配当利回り
・[公平性]月次情報の有無
の5つです。

この中で自己資本比率は、
長期の利益蓄積やファイナンスで
決まる数字のため、
オンリーワン企業かどうかには
全く関係がありません。

また、PERと配当利回りも
業績予想と株価の関係を表す
割安度の指標に過ぎませんので、
売買タイミングには重要ですが、
オンリーワン企業かどうかには、
関係ありません。

月次情報の有無は、
投資対象の判断には重要ですが、
投資不適格企業にも
オンリーワン企業はありますので、
これも関係ありません。

というわけで残りの2つ
・売上増加率
・経常利益率
がオンリーワン企業を探すのに
非常に重要な指標になります。

成長途上のオンリーワン企業は
当然、高成長になりますから
成長率の高い企業を探すというのは、
妥当な方法であるといえます。

また、成長率は絶対比較でなく、
同業他社内の相対比較がよいと思います。

例えば、ドラッグストア業界は、
業界全体が高成長ですから、
ある程度の成長路線は当たり前です。
注目すべきは、その中でも
特に成長率が高い企業ということに
なると思います。

同業他社比較シリーズでは、
時間短縮のため過去の数字を
ピックアップしているだけですが、
有望な成長企業が見つかったら
決算書や事業報告書をチェックします。

さて、成長企業の多くは、
 2008年までに売上○○億円。
 2010年までに○○店舗。
などの具体的な成長戦略を
公表しています。

例えば、サンドラッグは、
2010年までに売上4000億円。
(現在は1500億円)
ラウンドワンは、2008年3月に
EPSを27400円
(現在は8000円)
99プラスは2010年までに
全国3000店舗
(現在は700店舗)
という感じです。

数字だけ抜き出すと冗談みたいですけど、
本物のオンリーワン企業は、
これを達成していくんですよね。

この内容を精査して、
成長の実現可能性や、
将来の企業価値を皮算用します。

もっとも、中期計画は目標数値だけで
詳しく書いていることは少ないので
優位性や成長力については、
独自に分析する必要があります。

この分析で重要になってくるのが、
もう1つの指標である経常利益率です。

長くなってきたので続きは
次回にしたいと思います。

ありがたいことです。

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2005.10.13

【はっしゃん】同業他社比較で成長株を探す

同業他社比較の目的は、
ビジネスモデルのよく似た会社同士を
成長性や収益性で比較することで
将来性のある割安な成長株を
広く浅く発掘することにあります。

わたしが同業他社比較で使っているのは、
・[安定性]自己資本比率
・[成長性]売上増加率
・[収益性]経常利益率
・[割安性]PERと配当利回り
・[公平性]月次情報の有無
の5つです。

5つの中で私が最も重視しているのが、
月次情報の有無です。
IRのきちっとした投資家の方を向いている
フェアな企業を重視するということです。

特に小売業の場合は、月次非公開企業は、
業績がよくても投資不適格です。

次に重要な項目は、成長性です。
理由は、成長しなければ株価が
上がらないからです。

ただ、同業他社比較で使っている数字は、
過去の3年間の売上成長率なので、
あくまでも参考程度です。
今後も成長するかどうかは、
来期の見通しや他の項目も
見てみないとわかりません。

ちなみに、前にも紹介したように
実際には株価は売上ではなく利益に
連動して上下します。
しかし、利益は変動が激しく、
統計を取るには不向きなので、
あえて売上成長率を使っています。

次に重要な項目は収益性です。
直近の経常利益率を使っています。
これはビジネスモデルの効率性を
表す数字です。

セブンイレブン、ヤマダ電機、
ニトリ、ドンキホーテのように
業界トップ企業は、収益性でも
トップでなければなりません。

これが、マツモトキヨシや
ファストリテーリングのように
サンドラッグやポイントに
逆転されている場合は赤信号です。

狙い目は、成長余地があり、
トップを上回る収益を出している
下位企業の方になります。

また、売上増加率が高く、
かつ収益性が低い企業も注目に値します。
利益率が少ないということは、
儲けが少ないビジネスということであり、
必然的に他社の参入が難しくなります。

新装開店のラーメン屋が
100円でラーメンを提供することを
連想してみると分かりやすいでしょう。
新規ビジネスでは規模やシェアを重視して
意図的に利益率を落とすことはよくあります。

なお、小売業の場合、
フランチャイズと直営で
大きく利益率が違ってきますので、
この点には、注意をする必要があります。

利益率の違いを詳しくみるには、
粗利や販管費について比較分析します。
売上と粗利、販管費については、
小売業投資のすすめ
で簡単な説明をしていますので、
興味のある人は見てください。

次に割安性では、今期の予想PERと
配当利回りで市場評価を確認します。
成長性や収益性がどれだけ市場に
織り込まれているかを判断するわけです。
割安性が低い場合は、評価をマイナス。
割安性が顕著な銘柄はプラスとします。

例えば、わたしは99プラスを
半年くらい前からずっと取り上げていますが、
実際に購入したのは、
先月末の45万割れからです。

成長性がある銘柄であっても
割安でなければ買う意味はありません。
ただし、成長性がある銘柄が
割安になれば、チャンスですので、
ずっとウオッチしています。

逆に成長性がない銘柄は
割安でも興味がありません。

割安性は、予想EPSや株価チャートと
非常に深い関係にありますので、
実際には、PERライン分析などを使って
月次情報を参考にしながら
最も時間をかけて分析します。

成長性や収益性に秀でたいい銘柄を
たくさんストックしておくといいと思います。
実際にそれらの銘柄が割安になるときは、
今の相場環境では、そう多くないと思います。

最後に安定性は、
とりあえず自己資本比率だけ
みていれば十分だと思います。

特に急成長している新興企業は、
自己資本比率が低いことが多いのですが、
20%以下など極端に低い場合は、
金利負担など財務を精査する必要があります。

このように数字だけの比較情報からも
有益な情報が得られます。

なぜ、その会社が成長していて、
収益性があるのか。
あるいは、なぜ収益性が低いのに
成長しているのか。
今後の成長余地がどの程度で、
脅威となるライバル企業はいないのか。
そして、今の株価が割安なのか。

いいところが見つかったら
納得するまで詳しく分析して
購入するかどうか検討してみてください。

ありがたいことです。

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2004.09.23

【はっしゃん】ベンチャー投資論

わたしは、長期投資派ではありますが、
投資対象は、ベンチャー企業が好ましい
と思っています。
よくベンチャースピリッツと言われますが、
彼らの多くは、
 1.ビジネスモデルが新しく、成長余力が大きい
 2.社長の統率力が高く、社員のモチベーションも高い
などの点で非常に魅力的です。

会社を設立することは、誰にでもできますが、
儲かるビジネスモデルを確立することは
簡単ではありません。
会社の設立には、おおむね2通りのパターンがあり、

 1.まず会社を作ってからビジネスモデルを考える
 2.ビジネスモデルが成功してから会社を設立する

既存企業などオーナーから出資を受けた
企業は前者ですが、
ベンチャー企業の多くは、おおむね後者だと思います。
つまり、ゼロからスタートした
ビジネスリーダーなわけです。
(前者の代表はNTTドコモ、
後者の代表はホンダでしょう。)

ベンチャーの起業プロセスは、、、
最初は、個人事業主からスタートします。
そしてビジネスモデルが成功して大儲けをします。
そうすると、大きな税金がかかることになり、
法人化する方が節税対策になることから
会社を設立します。

さらに業績を順調に拡大していくと、
IPOの誘いを受けるようになります。
上場して資本調達すると
ビジネスの選択肢が一気に広がります。

だから、ビジネスモデルの優れた企業は、
IPO後、さらに業績を伸ばすことが多いわけです。

このような成功型ベンチャーモデルの会社は、
創業者自身が資本を持っているため、
創業者=筆頭株主=社長になっているはずです。

まずは、四季報などで社長が筆頭株主かどうかを
チェックするようにしましょう。
そのうえで、ビジネスモデルや経営能力を判断します。

長期投資で勝つためには、情報が第一です。
将来性のあるいい企業を探してくださいね~。

ありがたいことです。

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2004.09.10

【はっしゃん】ベンチャースピリッツ

いきなり東証1部に上場する企業は少なく、
自ら起業したベンチャー企業の多くは、
ほとんどが店頭やマザーズなどの
新興市場からスタートします。

新興市場は、財務や業績が
不安定な企業が多い反面で、
活気に満ちた新しい企業が多く、
長期投資の対象として非常に魅力的です。

これらの玉石混合の市場で、
どの企業を選択するのかが長期投資家としての
腕の見せ所ですかね。
わたしは、経営者のビジョンや
ビジネスモデルの優位性で評価します。

多くの企業は、業績が順調に推移し、
利益が拡大していくと上場市場を変更していきます。
まずは、新興市場を卒業して東証2部へ。
急成長組のなかには、新興市場から
いきなり1部に上場するケースもあります。

昇格していく企業は、業績も順調で成長性もあるので
株価も上がっている場合が多いと思います。
投資家にとっても、投資先企業が昇格することは、
選択が正しいことが証明されたことでもあります。

長期投資の求める成果は、株価ではありません。
企業が見込み通り成長しているかどうかが重要であり、
株価というのは、後からついてくるものなんです。

例えば、新興市場から2部に昇格した企業は、
すでに、第一段階の昇格を果たしてますので、
いずれは再昇格を狙えるところも多く存在します。
このような企業の経営方針は、要注目ですよ。

ありがたいことです。

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2004.08.28

【はっしゃん】成長を買う

長期派のわたしには、「利食い」
という概念は全くありません。

「利食い」という短期投資の考え方は、
長期投資では、全くナンセンスなんですよね。
企業が成長して市場に織り込まれるには、
ある程度の時間が必要なんです。

株価を基準にした投資をしていては、
大きな利益は得られません。
わたしは、企業の株価ではなく
成長性を買っているんですよ。
だから、目先の株価変動など、
どうでもいいんです。

問題は、その企業が成長して
市場から評価されるかどうかということ。
自分の長期投資の判断が
適切かどうかは、それで決まるわけです。

しょせん株価は成長の後から
ついてきますからね。

長期投資は、スローなので、
地味に思えますけど、
これほど面白いゲームはないのでは
ないでしょうかね。

わたしは、株式投資にスピード感が
必要とは思いませんね。
みなさん、もっと、ゆっくりいきましょう。

ありがたいことです。

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2004.07.29

【はっしゃん】成長株

長期投資で成功できるかは、
いかに、有望な成長株を探せるか
ということにかかってます。

期待だけで買われている新興市場の銘柄や、
景気サイクルで動いている景気循環株は、
長期投資の対象ではありません。

これから成長する株が見つかれば、
株価チャートなんてどうでもいいんです。

必要とされるのは、有望銘柄が見つかった時に、
それが市場に織り込まれているのか
を見分ける能力です。
(ここでは株価チャートが有効なんですが。)

わたしは、投資先の銘柄を
目先の値動きに期待して
買っているのではありません。
中長期の成長性を買ってるんです。

従って、成長性に変化がない限り
スタンスは不変です。

ありがたいことです。

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