投資コラム

2017.06.02

【はっしゃん】理論株価から日本株の主役を考える

はっしゃんです。

時価総額上位セクターの
理論株価まとめのまとめです。

ここまでの分析で時価総額トップ20は、
ほぼカバーしています。
(除外:JT、日本郵政、武田、信越化学)

・自動車業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-ea29.html

・通信業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-c8de.html

・銀行業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-ef23.html

・電機業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-127c.html

 * * *

さて、今回の上昇相場をトランプ相場ではなく、
先導株から考える話も出ていました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN13H02_T10C17A5000000/
いわずと知れた世界時価総額トップのITビック5
・Apple
・Alphabet(Google)
・Microsoft
・Amazon
・Facebook
そういえば、トランプ君はビック5の
邪魔ばかりしていますが、
ビック5の上昇ぶりは凄まじいです。

確かに、この相場を、これから始まる
AIとIoT、ビックデータやロボットによる
世界規模の新テクノロジー革命の
先取りと考えると見方が違ってきます。

でも、日本株はというと・・・
やはり時価総額上位はどれも今ひとつ。
まさに主役がいない感じ。
実に残念なことです。

とりあえず、時価総額上位の中で、
新テクノロジー革命でも世界の準主役くらいは、
行けるかもしれない3銘柄をピックアップします。

・トヨタ自動車 (時価総額:国内1位、世界47位)
テスラ然り。AI&IoTで最も大きな変化が
起きると言われている産業の1つが自動車です。
今期は減益予想ですが、出遅れていた自動運転でも
NVIDIAと提携するなど巻き返しを始めています。
やはり日の丸の本命として期待したい。

7203

・ソフトバンク (時価総額:国内5位、世界100位以下)
かつてはタイムマシン経営などと揶揄されましたが、
競合企業が内弁慶な中、現グローバル市場で最先端。
ロボットやAIにも積極的でヤフー・アリババでの実績もあり。
今回も10兆円ファンド創設で新テクノロジー分野に積極投資。
トランプ君とも仲良し(笑)と存在感はピカイチです。

9984

・キーエンス (時価総額:国内10位、世界100位以下)
時価総額上位では唯一右肩上がりを続ける優良成長企業。
IoTやロボットに不可欠なFAセンサーで圧倒的強みを持ち、
AIにも実績(国内限定)があるジャストシステムを傘下に持つ
ダークホース的な存在。
他2社と比べると投資家以外への知名度は今ひとつですが、
革命に乗って世界の勝ち組になるかも。

6861

なお、これらは買い推奨ではありません。
ただの応援です。(笑)
個人投資家としてグローバル市場における
日本株上位銘柄の復活を切に願います。

ありがたいことです。

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2009.08.20

【はっしゃん】ランチェスター理論<第10回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

10回目は「個人投資家と弱者の戦略」
について考えてみたいと思います。

 * * *

株式投資において
・数の力(投資資産)
・武器の性能(投資スキル)
の2要素で劣る
個人投資家が
勝ち続けるためには、
戦略が必要です。

また、弱者と強者とでは
戦い方が違いますから、
弱者は「弱者の戦略」を
身に付けなければ
なりません。

ランチェスター弱者の戦略は、
 1)得意分野となるセグメントを探す
 2)得意分野に1点集中で投資する
  (得意分野以外には投資しない)
の2点に集約されます。

この2つの戦略を
株式投資に適用して
みましょう。

 * * *

株式投資というのは
突き詰めていくと

1)銘柄選択
2)売買タイミング

の2つの要素に分解されます。
それぞれの要素について
有利不利を考えると

1)銘柄選択
・分析力が高い人ほど有利
・苦手な人は分散投資でヘッジできる

2)売買タイミング
・売買判断に長けた人ほど有利
・タイミング分散でヘッジできる

のような特徴があります。

銘柄選択と売買タイミングは、
それぞれ分析力と売買判断力という
投資スキル(武器の性能)に
よって決まります。

 * * *

分析力の高い人は、
その分析力を生かす投資方法を
採用すべきでしょう。

たとえば、分析力を分散させる
分散投資ではなく、
銘柄を特定少数に選択集中させる
集中投資が考えられます。

分散投資の場合でも
スクリーニング分析で
より投資効果の高い銘柄を
広範囲から選別する
ことができます。

逆に分析が苦手な人は
分析ミスを前提とし、
分散投資でヘッジしておく
ことになると思います。

弱者が苦手な分野で
勝負をしてはいけません。
リスク要因と認識して
必ずヘッジしておきましょう。

 * * *

次に売買判断力に長けた人は
その能力生かす投資方法を
選択すべきでしょう。

トレーディングで
最大限の投資効果を
狙うのであれば、
スウィングトレードや
短期投資が考えられます。

長期投資の場合でも
常時フルインベストメント、
あるいは信用取引を
活用することもできます。

逆に売買判断が苦手な人は
とにかく判断力を要求される
売買回数を減らすこと。
長期投資が好ましいでしょう。
また、タイミングのリスクは
ドルコスト平均法などで
ヘッジしておきましょう。

弱者が苦手な分野で
勝負をしてはいけません。
リスク要因と認識して
必ずヘッジしておきましょう。

 * * *

株式投資における
投資スキルは、
投資家個人の能力に
大きく依存します。

自分の投資スキルを
見極めることから
投資戦略はスタートします。

常に得意分野でのみ
勝負するように心がけ、
得意分野には思い切って
集中することです。

逆に苦手な分野では
決して勝負をしないこと。
リスク要因は徹底的に
ヘッジしておくことです。

数の力(投資資産)で劣る
弱者が勝つためには、
武器の性能(投資スキル)を
上げていくしかありません。

投資スキルは学習や経験、
失敗からの学びによって
少しずつ向上していきます。

つまり弱者の投資戦略は、
武器の性能である
「投資スキルを向上させるため
 のものでなければなりません。」

と同時に、数の力である
「投資資産の増加を目的としたもの
 である必要はありません。」

弱者である個人投資家が
数の力を求めるのは不合理です。
まずは、武器の性能を上げる
ことに専念しましょう。

得意分野、苦手分野は
人それぞれだと思いますので、
自分の個性に合った投資戦略を
考えてみましょう。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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【はっしゃん】ランチェスター理論<第9回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

9回目は「株式投資とランチェスター戦略」
について考えてみたいと思います。

 * * *

みなさんは、
株式投資にあったって
「戦略」を持っている
でしょうか?

戦略を持つということは、
ターゲットとする戦場、
自軍、敵軍の戦力を理解し、
勝つために何をすべきか
具体的な指針を持つことです。

戦略を持つ者と
持たない者が戦えば、
どちらが勝つかは、
ランチェスター戦略入門の
はじめで紹介しました。

ランチェスターの法則は
 1)数の力
 2)武器の性能
の2つの要素で構成され、
数で優位にあるものを強者、
数に劣るものを弱者とし、
それぞれのとるべき戦略
について説いています。

強者には強者の
弱者には弱者の
戦い方があるわけです。

2つの要素を
株式投資に当てはめると
 1)数の力 → 投資資産
 2)武器の性能 → 投資スキル
ということになる
かと思います。

そして、
数の力(資産)に劣る
「個人投資家は弱者である」
という認識を
持っておく必要が
あります。

また、個人投資家は
武器の性能(スキル)でも
劣っていることが
ほとんどだと思います。

このような弱者が
何の戦略も持たず
戦うことは避けなければ
なりません。

「たまたま運良く勝つ」
ことと
「戦略を尽くして勝つ」
ことは違います。

ランチェスターの法則で
証明されているように、
弱者が戦略なくして
連続的あるいは
持続的な勝利を得る
ことなどありえません。

弱者の投資戦略を身につけて
・負けない投資家
・勝つべくして勝つ投資家
になっていただければ
と思います。

ランチェスター編
<第10回>に続きます。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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2009.08.09

【はっしゃん】ランチェスター理論<第8回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

8回目は「弱者の戦略」について
視野を広げて考えてみたいと思います。

 * * *

ランチェスター弱者の戦略は
「差別化と集中」によって
イノベーションを実現することです。

前回は、
・セグメンテーション
・ターゲッティング
の2つのフェーズで、
差別化と集中の事例を
紹介しました。

セグメンテーションは、
市場理解、あるいは
顧客理解の段階です。

この段階では、
できるだけ広く
そして漏れなく
市場について分析し、
トレンドや傾向を
細分化・体系化
していきます。

ターゲッティングでは
各セグメントの
ニーズを掘り下げて
仮説と検証を繰り返し、
店舗や商品の
立ち位置を決めます。

今回はランチェスター
弱者の戦略について、
少し広げて考えてみます。

重要なのは同じ分野に
集中して投資をつづけること。

改善を繰り返しながら、
より深く顧客ニーズをつかみ
対象とするセグメントを
少しずつ広げることで、
顧客基盤を強固にしていきます。

 * * *

店舗開発や商品開発のプロセスは、
ターゲット市場を変更しない限り、
多くのノウハウを継承し、
再利用することができます。

従って同じような店舗や
類似商品を企画する場合、
または、既存の店舗や
商品を改善するケースで、
前回の失敗を教訓としたり、
これまでのノウハウを生かして、
より顧客ニーズに適合した
優れた店舗、優れた商品の
開発がしやすくなります。

これらのノウハウは、
 1)市場理解・ニーズの発掘
 2)店舗・商品の開発・製造
 3)店舗・商品の配送・管理
 4)営業・販売
 5)顧客からのフィードバック
のような店舗・商品のサイクルで
どんどん蓄積されていきます。

また、各サイクルにおいて
差別化されたノウハウとして
 1)マーケティング力
 2)開発力
 3)バックヤード力
 4)営業力
 5)顧客基盤
が、他社には簡単に
真似のできない
独自の強みとなって
弱者を少しずつ
強くしていきます。

そして、その力が
他社への脅威として
認識されるようになったとき、
かつての弱者は、
相応の先行者利益を持つ
特定セグメントの
カテゴリーキラーとして
強者にも無視のできない
存在となっています。

弱者からのイノベーション、
新しい価値の創造は、
差別化と集中による
改善の繰り返しから
少しずつ実現されていく。

実際、企業の成功事例には、
このようなケースが数多く見られます。

今は強者となっている
大手企業も最初から強者だった
わけではありません。

ランチェスター編
さらに<第9回>に続きます。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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2009.08.02

【はっしゃん】ランチェスター理論<第7回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

7回目は「差別化と集中」
について考えてみたいと思います。

 * * *

ランチェスター理論とは、
弱者からイノベーションを
実現するための方法論です。

イノベーションといっても、
社会生活を変えるような
大きなイノベーションもあれば、
小さなイノベーションもあります。

大きなイノベーションは、
大企業が狙ってきますので、
弱者の戦略では、
強者と競合しないような
小さなイノベーションから
始めることになります。

どのような規模であれ、
「競争の原理」が働く場所には、
競合となる商品や店舗があり、
弱者と強者が存在します。

そして、競争に勝つためには、
イノベーションが欠かせません。

ランチェスター理論では、
弱者がとる戦略として、
「差別化と集中」を
提唱しています。

差別化とは、
強者と異なる店舗、
あるいは、違う商品を
開発するための
基本戦略です。

集中では差別化した
分野に経営資源を
集中することで、
特定分野に特化した
弱者に有利な戦い
を目指します。

これだけでは、
分かりにくいと思いますので、
具体例として、
セグメンテーションと
ターゲッティングの
事例を紹介します。

 * * *

セグメンテーションは、
1つのマーケットを
より小さい市場に分解することで
多様なニーズ、消費性向を
捉える考え方です。

例えば、マーケットが
エンドユーザーであるとすれば、
・性別
・年齢
・居住地域
・職業
・年収
・趣味
・家族構成
・健康状態
・消費性向
などの要素で
市場をセグメント単位に
分解していきます。

ここでの各セグメントは、
類似した消費者ニーズを持つ
グループですので、
もう少し具体的なテーマを
決めて分類してもかまいません。

例えば喫煙をテーマとすると
・愛煙家
・喫煙者
・禁煙中の人
・嫌煙家
・無関心層
のように分けられます。

さらに愛煙家を掘り下げると、
・割り切って愛煙している人
・禁煙したいができない人
・家族に反対されて悩んでいる人
・勤め先が禁煙で困っている人
・妊娠中の女性
などのように、
細かく分類できます。

それぞれのセグメントには、
満たされていないニーズがあり、
イノベーションのヒントが
隠されています。

例えば、上の
・愛煙家である妊娠中の女性
のニーズは、
「タバコは吸いたいが、
 健康な赤ちゃんを産みたい」
というものです。

ちょっと難しい問題ですが、
彼女たちの悩みを
解決できるよい方法があれば
イノベーションが実現
できるかもしれません。

次のターゲッティングでは、
どのセグメントを選択するかを
判断するわけですが、
ここでは各セグメントを
より細かく分析し、
既存の商品や店舗では、
満たされていない
ニーズを発掘します。

ターゲッティングは、
ビジネスチャンスの高い
ニーズの発掘である
ともいえるでしょう。

なお、ニーズというのは、
絶対的なものではなく、
価値観が変わると
180度変わったりしますので、
注意が必要です。

(強者は価値観の誘導や
 政治的な関与などにより、
 ニーズにすら干渉してきます。)

弱者はニーズを満たす
新しい価値を創造することで、
差別化された商品・店舗の
開発を目指します。

これが強者の「数の優位」
に対抗できる「武器の優位」、
イノベーションの実現です。

まとめると、弱者の戦略は、
 1)対象をセグメントに分解する
 2)各セグメントのニーズを分析する
 3)ターゲットを決めて経営資源を集中する
 4)新しい価値を創造する
 5)差別化された商品、店舗を開発する
 6)イノベーションを実現する
となります。

これらの戦略は、
弱者である中小企業にとって
「企業の存在価値そのもの」
のような大きな存在
となるはずです。

「差別化と集中」が
イノベーションへの
第一歩です。

ランチェスター編
<第8回>に続きますので
ご期待ください。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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2009.08.01

【はっしゃん】ランチェスター理論<第6回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

6回目は「イノベーション」
について掘り下げて
みたいと思います。

 * * *

ランチェスターの法則では
数に劣るものを弱者、
数で優位にあるものを強者とし、
それぞれについて
とるべき戦略を説いています。

数に劣る弱者が
強者に勝つためには、
強者を凌ぐ武器を手に入れる
しかありません。

また、弱者の武器の優位は、
強者にも真似のできない
新規性と進歩性を持った
絶対優位である必要があります。

仮に絶対優位でないとすると
後から強者に真似をされれば、
簡単に優位を崩されてしまいます。

強者にも真似のできない絶対優位。
すなわち、弱者の立場からの
イノベーションの実現が必要です。

 * * *

では、「イノベーション」とは何か?

「経営の神様」
ピーター・ドラッカーは、
企業の目的は、
顧客の創造であり、
その機能は、
・マーケティング
・イノベーション
の2つに集約される
と述べています。

マーケティングは、
ランチェスター第2法則
「集中効果の法則」
すなわち強者に
優位な戦略です。

対するイノベーションは、
ランチェスターの第1法則
「一騎打ちの法則」
に当てはまる
弱者の戦略である
と言えるでしょう。

イノベーションは革新であり、
新しい価値の創造です。

それは顧客のニーズから生まれ、
顧客の支持とともに成長し、
やがて古い価値を破壊します。

誰にも分かるイノベーションの例
 馬車→自動車
 公衆電話→携帯電話
 ブラウン管→液晶パネル

顧客により近い位置で、
・新しい価値観
・技術の進歩や変化
を捉えることで、
強者の「数の優位」に
対抗できる弱者の武器
「イノベーション」を手にする
ことができるのです。

イノベーションは、
マーケティングや規模の経済から
生まれるものではなく、
顧客ニーズや市場の要請から
生まれるものと言えるでしょう。

経営学的な見地からは、
マーケティングで売上を維持しつつ、
次のイノベーションを探すことが
企業の命題となりますが、
投資家としては一歩引いて、
「イノベーションを手にしつつある企業」
を割安な時期に発掘
できればよいわけです。

ランチェスター理論は、
弱者がイノベーションを
実現するための方法論
となりますので、
経営者や起業家はもちろん、
投資家(特に成長株投資家)にとっても、
知っておいて損はない
知識であると言えます。

ランチェスター編
<第7回>に続きますので
ご期待ください。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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2009.07.25

【はっしゃん】ランチェスター理論<第5回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

5回目は「数の優位と武器の優位」
について掘り下げてみたいと思います。

 * * *

ランチェスターの法則は、
同じ性能の武器を持った
2者が戦う場合、
数が多い方が必ず勝つことを
平易な数式で証明した
軍事法則です。

もっとも、元の数式は、
武器の性能も含めた
計算式で示されています。

第1法則:a1 - a2 = e(b1 - b2)
第2法則:a1^2 - a2^2 = e(b1^2 - b2^2)

 a1:戦闘前のA軍の兵力
 a2:戦闘後のA軍の残存兵力
 b1:戦闘前のB軍の兵力
 b2:戦闘後のB軍の残存兵力
 e:武器の性能差

これまでは簡略化のため、
武器の性能を同じ(e=1)
と仮定して説明してきましたが、
見て分かるとおり、
武器の性能によって
勝敗はどうにでもなる法則と
解釈することもできますね。(笑)

現実問題として数に劣る弱者が
強者を凌ぐ武器を手に入れることは
並大抵のことではありませんが。

 * * *

さて、ランチェスターの法則では
数に劣るものを弱者、
数で優位にあるものを強者とし、
それぞれについて
とるべき戦略を説いています。

この法則を小売業などの
企業競争にあてはめると、
同じような店舗で
似たような商品を売っている限り、
「弱者に勝ち目はない」
ということになります。

そして、弱者が勝つためには、
強者とは異なる店舗で
違う商品を売ることから
スタートします。

この強者と差別化された
異なる店舗、違う商品が
「武器の性能差」となります。

 * * *

ランチェスターの法則における
数と武器の関係を
マトリックスであらわすと
次のようになります。

 武器で優位武器で不利
数で優位1)強者必勝の状態2)強者の防衛戦
数で不利3)弱者の挑戦4)弱者必敗の状態

弱者が勝つためには、
商品開発にしろ、店舗開発にしろ、
強者の「数の優位」に対抗できる
「武器の優位」が絶対条件です。

上の例で弱者に勝機があるのは、
2)または3)の状態です。

強者の防衛戦である2)と
弱者の挑戦である3)は、
裏返しの関係になっていますね。

そして、弱者の勝利条件である
武器の優位ですが、
これは、強者に真似のできない
新規性と進歩性を持った
絶対優位である必要があります。

この絶対優位を別の言葉に
置き換えると、
 「イノベーション」
ということになります。

ランチェスター理論の真理は、
弱者という不利な状況から
イノベーションを達成するための
1つの方法論です。

ランチェスター編、
<第6回>に続きますので
応援お願いします。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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2009.07.23

【はっしゃん】ランチェスター理論<第4回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

4回目は「第2法則とマーケティング」
について考えてみます。

 * * *

ランチェスターの法則には、
第1法則:一騎打ちの法則
第2法則:集中効果の法則
の2つがあります。

第2法則は、銃火器や航空機など
遠隔攻撃が主力となった
近代戦における確率戦闘の法則です。

前回と同じく、コンビニで
緑茶飲料を購入する
ケースで考えます。

あなたは、選んだ商品を
どうして知りましたか?

・店頭で知った
・新聞記事から
・雑誌広告から
・テレビCMから
・友人や知人から
・ネットのコミュニティから

など、いろいろなケースが
あると思います。

全く知らない商品よりも、
知っている商品の方が
安心して購入できますよね。

また、この商品は美味しい
という評判を聞けば、
飲んでみたくもなると思います。

商品を知らなくても
知っているメーカーの商品であれば
安心して購入できますが、
聞いたこともないメーカーの
商品には抵抗を感じる人も
少なくないでしょう。

このように、商品を売るための
第一歩はターゲット顧客に
商品の存在と商品価値を
認知させることです。

小売業などの
店舗ビジネスの場合は
店舗価値の認知と置き換えれば
よいでしょう。

「航空戦などの多数対1の
 確率戦闘の場合、
 武器の性能が同じであれば、
 戦力の二乗の差になる」

第1法則の武器が
本質的な商品価値
であるとすれば、
第2法則の武器は、
二次的なブランド認知。

つまり、マーケティングの戦い
であるといえます。

どんなによい商品、
よい店舗であっても
その価値が認知されなければ、
選択されることは難しい。

緑茶飲料を美味しいと
認知してもらうのに
1人1人に飲んでもらうと
多大な時間が必要ですが、
効果的な商品広告を行えば
短期間で認知させることも可能です。

そして、商品広告の費用は
価格に転嫁されていますから、
商品の数が多ければ多いほど
広告予算を効率的に配分でき、
規模の優位が鮮明になります。

「戦力の二乗の差になる」
という第2法則が象徴するように、
マーケティングの戦いは
(特にマスマーケティングの戦い)
規模の優位にある大手企業に
極めて有利な戦いである
といえるでしょう。

弱者が勝つためには
強者に有利な戦い方ではなく、
本質的な武器である
商品価値、店舗価値の提供から
スタートすることになります。

そして、本当によい商品、
よい店舗を持っているならば、
たとえ弱者であっても
強者に勝つ方法は存在します。

これがランチェスターの法則の
真理であるといえるでしょう。

<第5回>では真理に迫りますので、
ご期待ください。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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2009.07.22

【はっしゃん】ランチェスター理論<第3回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

3回目は「第1法則と商品価値」
について考えてみます。

 * * *

ランチェスターの法則には、
第1法則:一騎打ちの法則
第2法則:集中効果の法則
の2つがあります。

今日は、
第1法則から商品価値について
考えてみたいと思います。

第1法則は、古代戦のような
1対1の一騎打ちの法則です。

例えば、コンビニで
緑茶飲料を購入する
とします。

あなたは、どのような基準で
商品を選ぶでしょうか。

・ブランド
・メーカー
・価格
・味
・デザイン
・ノベルティの有無

など、いろいろな
選択肢がありますね。

緑茶飲料はたくさんありますから
1対1の戦いではありませんが、
いろいろな商品の中から
1つを選ぶことになります。

本質的には、
安くて美味しい商品が
選択されることになる
と思います。

ある商品が秀でている場合は、
1つに人気が集中するでしょうし、
甲乙付け難い場合は、
判断が分かれることでしょう。

緑茶飲料の場合は、
伊藤園の「お~いお茶」が
長い間、独走を続けていましたが
次第に他社が追いついてきて
混戦市場になっています。

「1対1の戦いにおいて
 武器の性能が同じであれば
 兵力が大きい方が勝つ」

第1法則における「武器の性能」を
商品ビジネスに置き換えれば、
商品価値になります。

小売業などの
店舗ビジネスの場合は
店舗価値と置き換えれば
よいでしょう。

商品や店舗の価値は
メーカーや小売店が
決めるものではなく、
ターゲットとなる
消費者1人1人が
選択するものです。

消費者に支持される
よい商品、よい店舗サービスを
提供することが
ビジネスの原点である
といえるでしょう。

<第4回>は、ランチェスターの第2法則
について、考えてみることにしましょう。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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2009.07.20

【はっしゃん】ランチェスター理論<第2回>

はっしゃんです。

ランチェスター理論のエントリーでは、
これから株式投資を志す方や、
1から学び直したい方向けに
ランチェスター理論と戦略に基づいた
科学的な投資手法について
考えていきたいと思います。

はじめての方は<第1回>から
続けて読んでみてください。

2回目は「数の優位と差別化」
について考えてみます。

 * * *

ランチェスターの法則には、
第1法則:一騎打ちの法則
第2法則:集中効果の法則
の2つがあります。

前者は、古代戦のような
1対1の一騎打ちの法則。

後者は、銃火器や航空機など
遠隔攻撃が主力となった
近代戦における確率戦闘の法則です。

ランチェスターの2つの法則は、
それぞれの戦闘における
「数の優位」を平易な数式で
説明したものです。

そして、現在は
ビジネス分野で応用され、
企業のマーケティング戦略
などに利用されています。

この法則のポイントは、
「武器の性能が同じならば、
 数が多い方が勝つ」
というシンプルなものです。

これを小売業などの企業競争
にあてはめて考えると、
「商品、店舗が同じなら
 規模が大きい方が勝つ」
ということになります。

つまり、同じような店舗で
同じような商品を売っている限り、
「規模に劣る中小企業は
 規模で優位にある大手企業に
 絶対に勝てない」
ということです。

では、弱者である中小企業は
どうすればよいのか?

答えは
「徹底的な差別化」
です。

上の例であれば、
「大手企業と違う店舗で
 違う商品を売る。」
ことを徹底します。

ようするに強者と
同じ土俵で戦わないことが
弱者が勝つための
絶対条件となるわけです。

負けると分かっている
無駄な戦いを避け、
自分の有利な戦いに
持ち込むことで、
勝機が見えてきます。

そのために、戦略があるのです。
<第3回>に、続きます。

 * * *

株式投資の世界も
命の次に大切なお金をかけて
初心者とプロが同じ土俵で戦う
立派な戦場ですから、
同じことが言えると思います。

戦略なくして勝利なしです。

ありがたいことです。

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