投資コラム

2018.02.17

【はっしゃん】ドル円相場と長期投資

日本市場取引の6割は外国人投資家
と言われています。

われわれ日本人は円ベースで、
株価を見ていますが、
外国人投資家はそうではありません。
基軸通貨であるドルベースで
株価をみて投資判断しています。

例)ソニーのNYSEチャート。

Sne_5y

下のチャートは2000年12月以降の
日経平均とドル日経平均の比較です。
(月足終値ベース)
紺色が円ベースの日経平均。
紫色がドルベースの日経平均になります。

計算式は、
 ドル日経平均=日経平均/ドル円×100
です。

D225

今の為替相場は「強い円」ありき。
2003年の金融危機脱出以降、
「相場の上昇時は円安となり、
 下落時は円高となる」
という法則が維持されています。

チャートから紫色のドル日経平均の方が、
山が低く、谷も浅いのがわかりますが、
過去の暴落は「ドル円相場と連動」しています。

 * * *

ドル日経平均チャートの局面を
6つに分けて振り返ってみます。

1.2003年金融危機
 銀行の破綻や国有化、メガバンク救済など、
 バブル精算から日本売りとなった時期。
 「円安・株安」は、これが最後になり、
 円は、国際的に信用力の高い通貨の
 ポジションを取り戻します。

2.金融危機後の回復
 金融危機を脱出して、
 「円安・株安」から「円安・株高」に
 移行した回復局面。

3.リーマンショック
 サブプライム問題からドル売りが優勢となり、
 一気に「円高・株安」が進行した局面。

4.超円高不況
 リーマンショック後も「円高・株安」が続き
 株価も底這いを続けた局面。

5.アベノミクスによる回復
 アベノミクス以降、異次元緩和などにより、
 「円安・株高」に転換した局面。

6.チャイナショック+ブレグジットショック
 海外の波乱要因から、
 短期的に「円高・株安」となった局面。

7.2018年2月の暴落
 現在進行形で米国発の株価暴落から、(笑)
 ちょっとだけ円高・株安になった局面。

という感じです。

日本人には分かりにくいのですが、
ドルベースの外国人投資家にとっては、
株価下落(マイナス要素)と
円高(プラス要素)が同時進行するため、
円資産では暴落の衝撃が緩和されることなります。

この温度差は日本株への売り圧力となり、
短期的には、さらに日本株が売られる展開となります。

 * * *

為替レートは長期金利と連動します。
金利が上がれば、その通貨は強くなり、
逆に下がると弱くなります。

例えば、リーマンショックでは、
アメリカのローン債権がデフォルトとなり、
金利を下げまくってドル安誘導した結果、
底なしの円高となりました。

為替の変動リスクは、
長期投資に大きな影響を与えますので、
ドル円相場と個別株の投資戦略を
再確認しておきましょう。

ありがたいことです。

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2018.01.06

【はっしゃん】リスク・リターンと長期投資

投資におけるリターンは、
リスクと表裏の関係にあります。
 「リターンとは、リスクの報酬である」
すなわち、より大きなリターンを狙うには、
相応のリスク管理が必要となります。

例えば、
 信用取引と現物取引
 成長株投資と割安株投資
 集中投資と分散投資
 短期投資と長期投資
のような相関ファクターがありますが、
ようするに、リスク・リターンのバランス問題です。

レバレッジを掛けた信用取引は、
レバレッジ倍率に比例して現物取引より
ハイリスク・ハイリターンになります。

安値に放置された割安株は、
業績変化に乏しく、変動リスクも少ないため、
損はしにくいが、儲けることも難しいでしょう。

逆に、人気化している成長株は、
業績変化が大きいため、変動リスクも高く、
当たれば大儲けですが、外せば大損です。

また、投資先をできるだけ分散することでも、
変動リスクを軽減でき、大きな損をしにくくなりますが、
大きく儲けることも難しくなります。

逆に、投資先を少数に集中すれば、
また変動リスクも高まり、大きな利益を狙えますが、
損失も大きくなってしまいます。(笑)

投資期間についても同様で、
短期でリターンを得ようとするには、
長期で同じリターンを得るよりもリスクが必要です。
許容時間が2倍になれば、
必要リスクは半分になります。

失敗が続いてしまうということは、
リターン期待値を高く設定し過ぎていて、
自身のリスク管理スキル以上の
リスクを取ってしまっているかもしれません。

 * * *

そもそもリスクを取りたくなければ、
株式投資などしなければよいわけですから、
自分のリスク管理スキルとリスク配分を
よく考えて、勝てる投資戦略をたてましょう。

あたり前のことですけど、スキルレベルが低いうちは、
自身を過小評価して、大きなリスクを取らないことです。

例えば、はっしゃんの場合は、
 現物取引
 成長株投資(上昇局面) 割安株投資(下降局面)
 集中投資
 長期投資
のようなリスク配分です。

現在は、成長株への集中投資でリスクをとりつつ、
現物取引での長期投資でヘッジしています。

長期投資では期間リスクはヘッジされますが、
どうしても景気変動の影響が大きくなります。

一般的に景気の拡大局面では、
リスクはリターンをもたらしますが、
後退局面では暴落と破滅をもたらします(笑)
ので注意が必要です。
 ・NYテロ
 ・リーマンショック
 ・東日本大震災
ちょっと前のことです。

はっしゃんが
・月次情報
・理論株価
などの企業分析を続けている理由は、
企業業績の変化を先取りしたり、
株価と業績の連動性を検証することで、
リスクを減らし勝率を上げるためです。

2012年末から始まったアベノミクス相場も5年経過。
上昇相場は歓喜・熱狂に変わりつつあります。
投資家としては喜ばしいことですが、
兜の緒は締めないといけませんね。

ありがたいことです。

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2017.11.11

【はっしゃん】商品・サービス価値と長期投資

商品でもサービスでも、
ターゲット層を広げれば広げるほど、
ニーズは曖昧になり、
より多くのライバルと競合することになる。

スケールメリットがこれを上回る場合は、
ロープライスで勝負できる。

逆にターゲット層を絞り込めば、
競争相手は少なくなるが
市場パイそのものが小さくなる。

市場が小さい場合でも、
ニーズをとらえ商品・サービス価値を
差別化することでプライスを上乗せできる。
さらに、改善を重ねることで
競合が真似できないオンリーワンを狙える。

おおむね前者が強者の戦略であり、
後者は弱者の戦略となる。

 * * *

スケールメリットはグローバル化、IT化の時代。
海外拠点を活用し、またAIを利用することで、
世界規模で効率化できる。

差別化の追求はイノベーションを産み、
商品・サービス価値を再定義する。
新しい価値の前に、既存価値は破壊される。

エクセレントカンパニーは、
スケールメリットとイノベーションの
2つを同時に成し遂げ、
新しい商品・サービスを世に問う。

世界的にIT勝ち組へ富が集中し、
その影響が大きくなる中、
市場経済下では、無数の競争が続いている。

 * * *

企業の成長エンジンは、
商品・サービス価値の優位性であり、
競合との差別化である。

AmazonやiPhoneの新サービスに
触れるように、投資先企業の
商品・サービス価値を知ることは、
長期投資のキーポイントになる。

成長企業への長期投資は、
商品・サービス価値の分析と、
その検証の繰り返しなのだから。

株価の値動きだけでなく、
その裏の企業価値や差別化ポイントを理解し、
分析し続けることで、
長期投資の成功率は少しずつ
向上していくように思う。(笑)

あなたは、投資先企業の
商品・サービス価値を見ていますか?
株価を見ているだけですか。

ありがたいことです。

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2017.09.30

【はっしゃん】書いて覚える投資術

皆さんも小学校の頃、ひらがなや漢字を
書いて覚えた記憶があると思います。

さて、職場で前任者から500人の
顧客名簿を引き継ぐことになりました。
責任を持って引き継ぎたい。どうしますか?

いい方法を教えます。最初に全部を印刷。
そして、名前、住所などを1人ずつ
最初から自分で入力しなおしていくのです。

一度に全部を入力する必要はないです。
50人ずつなら10日で入力できます。
入力の目的は顧客名簿を記憶として
手から頭に刻み込むことです。
小学生ではないので書く必要はありません。(笑)

見るだけでは、すぐ忘れてしまいますが、
入力すると意外と覚えているものです。
珍しい名前は印象に残るので覚えやすいです。
一発変換できないし。(笑)

入力を通して頭に入っているという感覚が
重要なんじゃないかと思います。
何かのときに「ああ、あの人!」っていう。
実は、これでスタート地点。

株式投資でも四季報や決算をみるだけの人と
自分なりに整理して入力・管理している人とでは、
実は大きな差があるかもしれませんよ。
何かのときに「ああ、あの銘柄!」っていう。(笑)
読むだけで満足していませんか?

ありがたいことです。

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2017.09.03

【はっしゃん】長期投資と短期投資の違い

今日は、長期投資と短期投資の違いについて。

短期投資の場合は、
取引を重ねれば重ねるほど、
投資家個人のスキルが
投資成績に反映されます。

短期投資の世界では、
90%が負け組と言われていますが、
短期投資の才能がない人は、(笑)
この世界では、絶対に勝てません。

正直、才能がある人が
うらやましいです。
自分の才能を見切ることも
重要ですね。(笑)

 * * *

さて、長期投資の場合は、
長く持てば持つほど、
投資先企業の業績や成長性が
投資成績に反映されてきます。

長期投資の成績は、投資先企業の
経営者の能力や従業員の方々の
努力の積み重ねで決まるのです。

 * * *

短期投資には、天賦の才能と
取引数に比例した労働時間が必要です。(笑)

長期投資に必要なものは、
基本的には資金と時間だけです。

資金が活用されて実際に社会の役に立ったか。
経済的に価値あるものが成長していくという
シンプルな資本主義経済への参加です。

つまり、資本>労働です。(笑)

ありがたいことです。

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2017.06.02

【はっしゃん】理論株価から日本株の主役を考える

はっしゃんです。

時価総額上位セクターの
理論株価まとめのまとめです。

ここまでの分析で時価総額トップ20は、
ほぼカバーしています。
(除外:JT、日本郵政、武田、信越化学)

・自動車業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-ea29.html

・通信業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-c8de.html

・銀行業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-ef23.html

・電機業界まとめ
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2017/05/post-127c.html

 * * *

さて、今回の上昇相場をトランプ相場ではなく、
先導株から考える話も出ていました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN13H02_T10C17A5000000/
いわずと知れた世界時価総額トップのITビック5
・Apple
・Alphabet(Google)
・Microsoft
・Amazon
・Facebook
そういえば、トランプ君はビック5の
邪魔ばかりしていますが、
ビック5の上昇ぶりは凄まじいです。

確かに、この相場を、これから始まる
AIとIoT、ビックデータやロボットによる
世界規模の新テクノロジー革命の
先取りと考えると見方が違ってきます。

でも、日本株はというと・・・
やはり時価総額上位はどれも今ひとつ。
まさに主役がいない感じ。
実に残念なことです。

とりあえず、時価総額上位の中で、
新テクノロジー革命でも世界の準主役くらいは、
行けるかもしれない3銘柄をピックアップします。

・トヨタ自動車 (時価総額:国内1位、世界47位)
テスラ然り。AI&IoTで最も大きな変化が
起きると言われている産業の1つが自動車です。
今期は減益予想ですが、出遅れていた自動運転でも
NVIDIAと提携するなど巻き返しを始めています。
やはり日の丸の本命として期待したい。

7203

・ソフトバンク (時価総額:国内5位、世界100位以下)
かつてはタイムマシン経営などと揶揄されましたが、
競合企業が内弁慶な中、現グローバル市場で最先端。
ロボットやAIにも積極的でヤフー・アリババでの実績もあり。
今回も10兆円ファンド創設で新テクノロジー分野に積極投資。
トランプ君とも仲良し(笑)と存在感はピカイチです。

9984

・キーエンス (時価総額:国内10位、世界100位以下)
時価総額上位では唯一右肩上がりを続ける優良成長企業。
IoTやロボットに不可欠なFAセンサーで圧倒的強みを持ち、
AIにも実績(国内限定)があるジャストシステムを傘下に持つ
ダークホース的な存在。
他2社と比べると投資家以外への知名度は今ひとつですが、
革命に乗って世界の勝ち組になるかも。

6861

なお、これらは買い推奨ではありません。
ただの応援です。(笑)
個人投資家としてグローバル市場における
日本株上位銘柄の復活を切に願います。

ありがたいことです。

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2009.08.20

【はっしゃん】ランチェスター理論<第9回>

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【はっしゃん】ランチェスター理論<第10回>

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2009.08.09

【はっしゃん】ランチェスター理論<第8回>

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2009.08.02

【はっしゃん】ランチェスター理論<第7回>

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