【はっしゃん】リスク・リターンと長期投資
投資におけるリターンは、
リスクと表裏の関係にあります。
「リターンとは、リスクの報酬である」
すなわち、より大きなリターンを狙うには、
相応のリスク管理が必要となります。
例えば、
信用取引と現物取引
成長株投資と割安株投資
集中投資と分散投資
短期投資と長期投資
のような相関ファクターがありますが、
ようするに、リスク・リターンのバランス問題です。
レバレッジを掛けた信用取引は、
レバレッジ倍率に比例して現物取引より
ハイリスク・ハイリターンになります。
安値に放置された割安株は、
業績変化に乏しく、変動リスクも少ないため、
損はしにくいが、儲けることも難しいでしょう。
逆に、人気化している成長株は、
業績変化が大きいため、変動リスクも高く、
当たれば大儲けですが、外せば大損です。
また、投資先をできるだけ分散することでも、
変動リスクを軽減でき、大きな損をしにくくなりますが、
大きく儲けることも難しくなります。
逆に、投資先を少数に集中すれば、
また変動リスクも高まり、大きな利益を狙えますが、
損失も大きくなってしまいます。(笑)
投資期間についても同様で、
短期でリターンを得ようとするには、
長期で同じリターンを得るよりもリスクが必要です。
許容時間が2倍になれば、
必要リスクは半分になります。
失敗が続いてしまうということは、
リターン期待値を高く設定し過ぎていて、
自身のリスク管理スキル以上の
リスクを取ってしまっているかもしれません。
* * *
そもそもリスクを取りたくなければ、
株式投資などしなければよいわけですから、
自分のリスク管理スキルとリスク配分を
よく考えて、勝てる投資戦略をたてましょう。
あたり前のことですけど、スキルレベルが低いうちは、
自身を過小評価して、大きなリスクを取らないことです。
例えば、はっしゃんの場合は、
現物取引
成長株投資(上昇局面) 割安株投資(下降局面)
集中投資
長期投資
のようなリスク配分です。
現在は、成長株への集中投資でリスクをとりつつ、
現物取引での長期投資でヘッジしています。
長期投資では期間リスクはヘッジされますが、
どうしても景気変動の影響が大きくなります。
一般的に景気の拡大局面では、
リスクはリターンをもたらしますが、
後退局面では暴落と破滅をもたらします(笑)
ので注意が必要です。
・NYテロ
・リーマンショック
・東日本大震災
ちょっと前のことです。
はっしゃんが
・月次情報
・理論株価
などの企業分析を続けている理由は、
企業業績の変化を先取りしたり、
株価と業績の連動性を検証することで、
リスクを減らし勝率を上げるためです。
2012年末から始まったアベノミクス相場も5年経過。
上昇相場は歓喜・熱狂に変わりつつあります。
投資家としては喜ばしいことですが、
兜の緒は締めないといけませんね。
ありがたいことです。