【はっしゃん】ファミリーブックその4
今日はファミリーBOOKの
分析その4です。とりあえず、最終回。
わたしのファミリーBOOKに対する評価は、
アダルトの品揃えに強みを持っている
北関東のローカルチェーンというだけです。
逆に蔦屋書店は、アダルトを排除し、
女性やファミリー層をターゲットにすることで、
地盤を築いてきました。
つまり、ファミリーBOOKと蔦屋書店は、
明らかにターゲット層が異なるわけですが、
取り扱い商品としては、
アダルトを除いて、すべて競合しています。
つまり両社の戦いは、正面衝突ではなく、
明確なコンセプト戦争になります。
そして、蔦屋書店が決してアダルト店に
負けないのには、明確な根拠があります。
それは、売上の40%を占める書籍です。
ご存じのように書籍には再販制度があるため
粗利は20%しかありませんが、
価格が維持されるという特徴があります。
つまり、書店と書店の戦いは、
必然的に価格競争ではなく、
品揃え、駐車場の整備、接客態度など
店舗の魅力の戦いになるのです。
アダルトの品揃えに強みを持つ店舗は、
それゆえに、他の商品が手薄になります。
アダルトの多い店を好きで利用する女性はいません。
他に選択肢がないから仕方なく、利用しているのです。
(ちなみにトップカルチャーの
レンタル会員の半数は女性。)
つまり、アダルト中心の店舗作りをすると、
利益率は高いものの、限られたリピーター向けの
閉鎖的な店舗になってしまいます。
アダルト専門店ならそれでかまいませんが、
書籍、CD、DVDの複合店舗としては致命的です。
そして、このような店舗との戦いは、
蔦屋書店が今まで通ってきた道と同じというだけです。
ちなみに、トップカルチャーに限ったことではなく、
これはTSUTAYAの店舗作りの基本です。
CCCが日本一のレンタルショップである理由は、
脱アダルト戦略と別には考えられません。
長野のビックスポットは10年で敗退しましたが、
ファミリーBOOKが店舗コンセプトを変えない限り、
蔦屋書店との戦いに勝つのは困難だと思います。
わたしがファミリーBOOKの店舗を見ず、
ちょっとした特徴を聞いただけで
7640の勝利を確信している理由は、
こんなところにあります。
ありがたいことです。
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