(33)ファミリーブック

2004.11.12

【はっしゃん】ファミリーブックその4

今日はファミリーBOOKの
分析その4です。とりあえず、最終回。

わたしのファミリーBOOKに対する評価は、
アダルトの品揃えに強みを持っている
北関東のローカルチェーンというだけです。

逆に蔦屋書店は、アダルトを排除し、
女性やファミリー層をターゲットにすることで、
地盤を築いてきました。

つまり、ファミリーBOOKと蔦屋書店は、
明らかにターゲット層が異なるわけですが、
取り扱い商品としては、
アダルトを除いて、すべて競合しています。

つまり両社の戦いは、正面衝突ではなく、
明確なコンセプト戦争になります。
そして、蔦屋書店が決してアダルト店に
負けないのには、明確な根拠があります。

それは、売上の40%を占める書籍です。
ご存じのように書籍には再販制度があるため
粗利は20%しかありませんが、
価格が維持されるという特徴があります。

つまり、書店と書店の戦いは、
必然的に価格競争ではなく、
品揃え、駐車場の整備、接客態度など
店舗の魅力の戦いになるのです。

アダルトの品揃えに強みを持つ店舗は、
それゆえに、他の商品が手薄になります。
アダルトの多い店を好きで利用する女性はいません。
他に選択肢がないから仕方なく、利用しているのです。
(ちなみにトップカルチャーの
レンタル会員の半数は女性。)

つまり、アダルト中心の店舗作りをすると、
利益率は高いものの、限られたリピーター向けの
閉鎖的な店舗になってしまいます。

アダルト専門店ならそれでかまいませんが、
書籍、CD、DVDの複合店舗としては致命的です。
そして、このような店舗との戦いは、
蔦屋書店が今まで通ってきた道と同じというだけです。

ちなみに、トップカルチャーに限ったことではなく、
これはTSUTAYAの店舗作りの基本です。
CCCが日本一のレンタルショップである理由は、
脱アダルト戦略と別には考えられません。

長野のビックスポットは10年で敗退しましたが、
ファミリーBOOKが店舗コンセプトを変えない限り、
蔦屋書店との戦いに勝つのは困難だと思います。

わたしがファミリーBOOKの店舗を見ず、
ちょっとした特徴を聞いただけで
7640の勝利を確信している理由は、
こんなところにあります。

ありがたいことです。

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2004.11.11

【はっしゃん】ファミリーブックその3

 7640 トップカルチ 60,000株
    時価  670円(買値 265.95円 +151.61%)
 4330 セラーテム 17株
    時価 107000円(買値 138,353円 -22.79%)

今日はファミリーBOOKの
分析その3です。

現在、全国的にレンタル業界の
再編が起こっています。

多くの中堅チェーンが淘汰されるなかで
勢力を拡大しているのがゲオとTSUTAYAの2強。
それぞれに、理由があります。

ゲオは、リサイクルとゲームに強みを持ち、
直営主義の効率経営。
積極的なM&Aで勢力を拡大しています。

TSUTAYAの強みは、顧客の半分を占める「女性」。
フランチャイザーとして規模のメリットを享受し、
ポイントカードで顧客を囲い込む戦略に出ています。

中堅以下のチェーンが軒並み苦戦しているのは、
1.ファイル交換ソフトの被害によるCDの不振
2.ビデオからDVDへの移行とセルDVDの普及
3.アダルトユーザーのレンタル離れ
などがあります。

1については、どこも同じ条件です。
リサイクルや書籍などの複合店舗では、
それほど大きな被害とはなっていません。

2は、多くの店舗が撤退した主因です。
新作だけを仕入れてレンタルしていれば、
高い利益を得られる時代は終わったのです。
ビデオとDVDの2種類のメディアを仕入れ、
セル在庫も持たなければ勝負できなくなりました。
DVDでは旧作もリリースされており、
まさに体力勝負になっています。

3は、アダルトの品揃えを強みとしていた
チェーンを直撃しました。
インターネットの普及で選択肢が広がり、
お金のない学生などは、ファイル交換ソフトに移行し、
ネットサービスや通販にも流れました。

さて、北関東のローカルチェーンであるファミリーBOOK。
食品スーパーからの業態転換などで、
低コスト、かつスピード出店が可能な点が強みとなり、
ドミナント戦略で2強を退けてきました。
その本拠地である群馬には、
TSUTAYAは、8店舗。ゲオは2店舗しかありませんでした。

しかし、出店可能地域への出店は満了となり、
周辺地域の店舗展開には積極的ではありません。
一般論としては、既存店舗の利益率は
前述の理由で低下していると思われます。

そこに、今年になって参入してきたのが、
CCCグループでも最有力のフランチャイジーの
1つであるトップカルチャーだったというわけです。

伊勢崎市と太田市に短期間で4店舗の大型店。
しかも、いずれも地元との調整が必要な
ショッピングセンターへの共同出店です。
面白いことになってきましたね。

なお、記事中では、他社がどう考えているか
という客観的な観点から
三省堂書店のページへリンクしています。

ありがたいことです。

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2004.11.10

【はっしゃん】ファミリーブックその2

今日は、ファミリーBOOKの
分析その2です。

わたしは、ファミリーBOOKの店舗を
実際に見たことがないのですが、(汗)
ネット上から入手できる
客観情報から分析してみましょう。

まずファミリーBOOKの
79店舗の配置は、こんな感じです。
北関東を地盤にして埼玉まで
展開していることが分かります。
ドミナントエリアでは圧倒的ですけど、
飛び地エリアなど他地域への出店は、
あまり成功していないようですね。

例えばトップカルチャーは、
ファミリーBOOKより2~3年遅れて
長野に出店していますが、
すでに14店舗を展開しています。

ファミリーBOOKの店舗推移は、
 平成3年には10店舗
 平成6年には30店舗
 平成10年には50店舗
 平成15年には79店舗
と、着実に店舗を増やしていましたが、
ここまでで、出店は止まっているようですね。

このチェーン、かつては直営店舗網で
日本一の規模だったようですけど、
どうしてゲオになれなかったんですかね~。

むしろ最近は、一部の店舗を
業態転換をしたりしていますので、
うまくいっていないようですよ。(笑)

ちなみに、ホームページには、
アダルト専用カウンター設置のご案内
というようなバナーがあるように、
アダルトに強みを持っているようです。(笑)

さてさて、ここまでのデータがあれば、
ファミリーBOOKは、
「7640の敵ではない」と確信できますね。

なぜ成長が止まってしまったのか。
というのも、だいたい検討がつきますし。
レンタル業界2強への流れは、
北関東のローカルチェーンでは止められません。
長くなってしまいますので、続きは後日にでも。

ありがたいことです。

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2004.11.09

【はっしゃん】ファミリーブック

今日は、掲示板にいただいた
トップカルチャーのライバル企業
の紹介です。

群馬県を地盤に関東郊外エリアに
ファミリーBOOKという
レンタルをコアとした複合店舗を
広く展開しているフジタという会社です。
建設業ではないですよ~。(笑)

トップカルチャーにとっては、関東進出にあたって
(当面は群馬地区限定ですが)
正面から激突する競合企業となりますね。
ホームページから簡単にファミリーBOOKの
情報を抜き出してみると、、、

ファミリーBOOKの店舗は、
関東中心に79店舗。
(7640は新潟長野中心に47店舗)
県別の内訳は、
 群馬27、栃木13、埼玉23
 長野3、新潟2、千葉2、
 神奈川3、茨城4、東京2
となっています。
新潟長野では10年前から競合していますので、
信玄と謙信のように、お互いに手の内を
知り尽くしている間柄という感じですかね。

フジタの食品スーパーなども含めた企業規模は、
 売上高が59,874百万円
 経常利益が1,600百万円
といった感じです。
単純に企業規模を計算すると
トップカルチャーの3倍程度になりますね。

とりあえず今日はこんな感じですけど、
ファミリーBOOKについては、
じっくりと調べてみたいと思います。

ありがたいことです。

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