(08)投資マネジメント論

2007.03.06

【はっしゃん】暴落時買いのすすめ

暴落相場は、何のために
投資をしているのか考え直す
よい機会だと思います。

いい銘柄を安く買うのが
株式投資の基本ですよね?

●暴落相場と投資スタンス
 相場が暴落したからといって
 投資スタンスを変更すべきではありません。

 【はっしゃん】の場合は、
 自分の好きな銘柄に長期投資という
 スタンスでやっていますので、
 相場が暴落しているからといって
 これを変更することはありません。

●暴落相場で企業価値は変わらない
 相場が暴落したからといって、
 企業の本質的な価値は、
 1円たりとも変わりませんから、
 別にどうでもいいことです。

 これが大原則ですね。

●暴落相場はバーゲンセール
 その上で、年に何回かは
 必ず暴落局面は発生しますから、
 積極的に利用するようにします。

(数年に1回の割合で
 大暴落も発生します。)

 いい銘柄を安く買うためには、
 このような暴落局面だけを
 狙って買えばよいのです。

 企業の本質的な価値は
 全く変わらないわけですから、
 まさにバーゲンセール状態です。

●暴落相場と資金管理
 さて、暴落時に買うためには、
 暴落局面以外では、ひたすら
 キャッシュを貯めることです。(笑)

 平時の売買は自粛しましょう。
 どんな相場であっても、
 待っていれば暴落局面は
 必ずやってきます。

 多くの人は、何の疑問も持たず、
 何でもない局面で買ってしまいます。
 待っていればバーゲンセールがあるんですが。

 今回キャッシュがない人は、
 次の暴落局面には出動できるように、
 資金管理をするようにしましょう。

●暴落相場とターゲッティング
 バーゲンセールでは、
 目移りしやすいものです。

 チャンスを逃さないためにも
 買いたい銘柄は暴落前に
 十分な調査・分析を行い
 あらかじめ決めておきましょう。

 平時の時間は、暴落局面で
 買う銘柄を決めるために
 存在しているのです。(笑)

●暴落相場とエントリーポイント
 買いたい銘柄が信じられないような
 激安価格になったときだけ
 買うようにしましょう。

 バーゲンセールは最初より
 2叩き目、3叩き目が安くなります。
 買い目標は具体的な数値目標で
 設定するようにしましょう。

●暴落相場とテクニカル要素
 暴落時の相場は企業価値より、
 目先の需給が優先されますから、
 予測のできない難しい局面です。

 どれだけ有望な銘柄であっても、
 下げている途中で買うのは危険です。
 下げ止まって反発するのを待ってから、
 余裕を持って買いましょう。

 具体的には、
 「希望買付価格を下回っていて
  かつ直近安値から○%反発後に買う」
 のような数値目標を設定します。

●暴落相場とロスカット
 また、購入後も株価が安全圏に
 上昇するまでは損切り設定を忘れずに。

 あなたの分析や売買判断が
 常に正しいとは限りません。
 損切りは誰にでもあるエントリーミスの
 リスクをヘッジするのに有効です。

 暴落時では、反発の確認後、
 直近安値の上に逆指値注文を
 出しておくのが有用でしょう。

(はっしゃんの場合は、買値を1円でも
 下回れば損切りが原則です。)

●暴落相場と長期投資
 本当にいい銘柄を安く買って
 ある程度、長期間保有しておけば、
 企業価値が上昇していきますから、
 例え暴落相場になったとしても
 株価が買値を下回ることはなくなります。

(そうでない場合は、
 買った銘柄が間違っていたか、
 買ったタイミングが間違っていたかの
 どちらかということになりますので、
 損切り対象になります。)

●暴落相場とストレスの関係
 いい銘柄というのは、長く持てば
 持つほど良くなっていきます。
 1年程度では分かりにくいと思いますが、
 3年経てばかなり違ってきます。

 ストレスのない健全な株式投資を
 長く続けるためには、
 「含み損の銘柄を一切持たないこと」
 が重要です。

 含み損の銘柄を保有していなければ、
 暴落相場もほとんど関係ないことです。

【暴落買いのまとめ】

・相場が暴落したからといって、
 企業の本質的価値は変わらない

・従っていい銘柄を安く買うためには、
 暴落局面を狙って買うのがよい

・そのためにはキャッシュを貯めておくこと。
 資金管理を優先し平時の売買は自粛しましょう。

・買いたい銘柄は暴落前から
 十分に調査分析しておきましょう

・下げている途中で買うのは危険。
 反発するまで待って買いましょう。

・買値は数値目標で設定します。
 安値からの上昇率でよいでしょう。

・分析や判断が常に正しいとは限りません
 損切り設定も忘れずに。(逆指値注文を利用)

・本当にいい銘柄を安く買って
 長期保有すれば買値は下回らないもの

・ストレスのない株式投資を続けるためには、
 含み損の銘柄は一切持たないこと。

暴落時買いには、【はっしゃん】の
投資哲学が集約されています。

ありがたいことです。

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2006.08.24

【はっしゃん】マネジメントと切り札

今日は株式投資を
マネジメントの視点から
考えてみます。

マネージャが取りうる
1つ1つのオペレーションを
投資戦略という観点から
考えてみてください。

いちばん良い状況は、
すべてがうまくいっていて
何もすることがない状況です。

逆に避けなければならない
いちばんまずい状況は
手詰まりになっていて
何もできない状況です。

どちらも何もしないわけですが、
2つの違いは何なのか?

それは切るべきカードを
持っているかどうかです。

 * * *

例えば、前者の状況は
すべての銘柄が含み益となり、
業績もシナリオ通りに推移しており、
余裕資金も確保しているので、
何らかのイベントが発生するまで
何もすることがない状況。

はっしゃんは、常時この状況に
なることを目標として
マネジメントしています。

いい状態のときは何らかのイベントが発生しても、
切るべきカードがいくらでもあります。
だからこそ、放置プレイで
アホールドできるわけですね。

そして、この状態を維持するために、
企業分析をしたり、
リスク管理をしたりして
最大限の労力を使っています。

これがマネージャとして
するべき仕事ですね。

 * * *

逆に後者の状況は
すべての銘柄が含み損となり、
業績なども把握できておらず、(笑)
追加する資金もなく、
運を天に任せるしかない状況。

こういう人に残されたカードは、
すべて損切りして退場すること
くらいですかね。(笑)

仮に、こういう状況に陥って
たまたま生還できたとしても
それは運がよかっただけ
だと考えるべきです。

運に頼るようになったら
株式投資は終わりです。

こういう状況に追い込まれないように
ある程度の犠牲を払ってでも
戦略的な優位を保つ方がいいのでは
ないかと思います。

 * * *

株式投資というのは、
株価が上がった下がった
業績が良かった悪かった
だけではありません。

思ったとおりのシナリオになれば、
それは最良ですけど、
ほとんどの場合はそうではない。

マネジメントの観点からいえば、
株式投資の99%は例外処理。
シナリオ通りになれば、
誰でも成功できるんです。

問題はシナリオ通りに進まなかった
ときに何をすべきか。
どうやって復旧するか。
ここが勝負の分かれ目ですね。

そのためのルール。
そのためのリスク管理。
マネーマネジメント。
そしてメンタルコントロール
だと思います。

目先の損益ではなく、
戦略的に自分を優位におくこと。
こういう考え方もあると思いますよ。

そのために重要なのは、
切り札を常に残しておくこと。
切り札を使うときには、
次の切り札を用意しておくこと。

あなたは、切り札を
いくつ持っていますか?

ありがたいことです。

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2006.08.15

【はっしゃん】シンプルイズベスト

128.73
334.25
998.41
576.34
229.69

これらの数字を
1)小数点以下を四捨五入して記録しなさい
2)小数点以下を切り捨てて記録しなさい
というタスクがあったとします。

これだけなら
どちらでも簡単ですよね。

では、同じタスクが1000問あり、
できるだけ速く記録することを
要求される場合はどうでしょうか?

結果としては、
・記録速度
・正確性
において圧倒的に切り捨て方式が
有利になると思います。

切り捨て方式は整数部を
単純に転記するだけですが、
四捨五入方式では
・0~4までの数字を切り捨て
・5~9までの数字を切り上げ
という条件分岐が発生します。

このような小さな条件分岐でも
ミスの発生確率が上がりますし、
効率も低下します。

 * * *

ここで問題にすべきなのは
小数点以下の数字の重要性です。

その数字が無視できないほど
重要な意味を持っているのか?

数字の重要度によって
正確性や効率を考慮して
ルールやプライオリティを決定します。

もちろん、ルールは
できるだけシンプルな方がいい。
シンプル・イズ・ベストです。

わたしは不要だと思う部分は
時間の無駄だと思うので
思い切って切り捨てていますし、
可能な限り機械的に処理する
ようにしています。

例えば、損切りなんかは
機械的に処理するからこそ
意味があるのであって
そこで思考する(株価を意識する)
だけ時間の無駄です。

多く投資家は、小数点以下の
取るに足らない問題について
熱心に考えているのに
肝心の整数部については
あまり見ていないんじゃないか
と思いますけどね。

言うまでもなく長期投資では
・整数部=業績
・小数点以下=株価
なんですけど。

本当に重要なところに時間を配分し、
どうでもいい部分や例外案件は
四捨五入せずに切り捨てましょう。(笑)

シンプルイズベストですよ。

ありがたいことです。

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2006.08.10

【はっしゃん】3年ルールとタイムマネジメント

わたしが4年前に
トップカルチャーを購入したとき
3年ルールを採用していました。

それは、
・とにかく3年間は売らない
という単純なものです。
(ただし、損切りルールを優先)

長期投資を目指すなら、
期間固定ルールは試してみる
価値があると思います。

長期投資のつもりでも
ちょっと大きく上がったり、
逆に下がりそうになったら
売りたくなっていませんか。

保有期間の概念を持って
投資をしていないと
そういう状況になりますね。

・一定期間は売らないこと
・そのルールを守ること

を前提条件として
投資すればいいんです。

マラソンと100m走では
練習方法は違いますよね。
「最初に長期投資ありき」
というのも1つの方法です。

マラソンをするなら
必要な体力を整えて
まずは完走を目指して
走ってみましょうか
ということですね。

3年という期間は
長期投資の目安としては
ちょうどいいと思います。

まっとうな企業に投資していれば
企業価値は長く保有するほど
高くなっていきます。
3年間の成長プロセスを株主として
体験することは大切なことです。

3年間やってダメだったら、
選んだ銘柄が間違っていたと思って
やり直せばいいじゃないですか。(笑)

損切りは絶対に必要ですが、
長期投資における時間の力を
体験することが重要なんです。

完走したことがない人が
マラソンを語っても
空論でしかないです。

 * * *

多くの投資家は企業価値や
株価の研究には熱心なのに
時間の管理にはルーズですね。

わたしは時間の管理に
細心の注意を払っています。

・暴落までずっと待つ
・売買タイミングを分散する
・保有期間を固定する

時間を制する者が長期投資を制する(笑)
長期投資の最大の武器は時間です。

銘柄分析や売買判断には能力差がありますが、
時間はすべての人に等しく与えられています。

あなたが分析や売買の達人でないのなら
時間を見方に付けた投資方法が
よい選択肢ではないかと思います。

損切り+3年ルールは
長期投資の最初の1歩ですね。

長期投資とタイムマネジメント。
考えてみてはいかがでしょうか。

ありがたいことです。

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2006.08.08

【はっしゃん】パフォーマンスと元本補正

今日は資産管理のお話です。

わたしは長期投資スタイルなので
継続的な元本追加を
不定期に実施していますが、
計算の仕方が分からないので
連続的な累計パフォーマンスは
計算していませんでした。

例えば、
 元本100万円
 時価200万円
なら、パフォーマンスは
 +100%ですけど
元本を100万円を追加したとすると
 元本100万円→200万円
 時価200万円→300万円
となり、
時価の変動がなかったとして
パフォーマンスは
 +50%
となってしまいます。
なんとかならないですかね。(笑)

ちなみにわたしの場合
先月まで
 元本:32,478,725
 時価:72,343,646
となっていてパフォーマンスは
 +122.7%
という数字です。

3年以上保有している銘柄は
3倍程度になっているにもかかわらず、
その後の元本追加でパフォーマンスが
大きく低下しています。

この状況のまま放置しておくのも
資産管理という観点からは
問題があるかなと思いまして、
今更ながら計算方法を考えました。

って、みんな知っていると思いますが。(汗)

 * * *

元本の変動にあわせて
基準価格を変更すれば、
うまく補正できそうです。

最初の例では、
 元本100万円
 時価200万円
でパフォーマンスは
 +100%でした。
ここに100万円を追加して
 元本100万円→200万円
 時価200万円→300万円
となりました。
このとき、元本追加分を補正して
修正時価の300万円を
基準価格に設定します。

 基準価格=時価+追加元本

そのまま時価に変動がなければ
基準価格から変動がないので
パフォーマンスは
 +100%
のままになります。

次のように時価が
基準価格から変動すると
 元本200万円
 時価300万円→400万円
パフォーマンスは
 前回パフォーマンス×(時価÷基準価格)
で計算します。
 100×(400÷300)=+133%
となりますね。

この計算では元本追加後の
 +33%
というパフォーマンスを
元本追加前の
 +100%
から引き継いでいます。

パフォーマンス計算の後は
新しい基準価格に
時価400万円に設定します。
元本変動がなければ
通常のパフォーマンス計算と
同じ結果になると思います。

ちなみに上の例は
元本比では
 元本200万円
 時価400万円
 +100%
ですから、
元本追加を時系列で
中立に補正することよって
 +33%
パフォーマンス計算が
違ってきます。

 * * *

同じように時価が基準価格から
マイナスになった場合は
 元本200万円
 時価300万円→250万円
 100×(250÷300)=+83%
となります。

元本比では
 +25%
になると思います。
全然違う数字じゃないですか。(笑)

元本を2倍にすると
パフォーマンスが半分になる
っていうのはおかしいので
こちらの方が投資家の
感覚に近いと思います。

TOPIXや日経平均なども
指数の連続性を保つために
似たような仕組みで
基準価格や除数を使って
補正していますよね。

 * * *

さて、下のグラフが
元本調整なしの場合と、ありの場合の
はっしゃんのパフォーマンス比較です。

Ganponhosei

2001年12月末を100とした
連続的なパフォーマンスデータ
となっています。

なんと元本調整ありにすると
パフォーマンスが100%も
上昇しています。

おおっ!と思いますが、
わたしの資産がこれで
増えるわけではないので
しょせん数字遊びです。

ただ、こういうグラフを見ると
ドルコスト平均法っていいかも
と思えてしまいますね。

さらにいえば投資信託などの
パフォーマンスなんかも
同じように補正されていたら
あてにならないんじゃないか
と思えてきますけど。

売買タイミングの分散が
できていない人が
時系列パフォーマンスだけみて
1点買いしてもダメなんじゃ
ないでしょうか。

おまけに、
・はっしゃん(元本調整あり)
・TOPIX
・トップカルチャー
のパフォーマンスを比較したグラフです。

Perform

とりあえず、はっしゃんもTOPIXには
5倍差を付けてますね。(苦笑)

みなさんも元本補正すると
自己満足に浸れるかもしれませんよ。(笑)

ありがたいことです。

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2006.08.07

【はっしゃん】運用主体からみた株式投資論

今日は運用主体という見地から
株式投資を考えてみます。

まず長期投資と短期投資の
違いから掘り下げてみましょう。

 * * *

長期投資の投資成績っていうのは
長く続ければ続けるほど
投資先企業の経営能力に
依存することになります。

個人投資家の場合、
投資先企業の経営に関与する
ことはまずないので、
経営者に資金を預ける
全面委任になります。

これって逆を言えば、
資金を提供するだけで
特に何もしなくても
投資先の企業が勝手に働いてくれ、
企業価値を高めたり、
配当として収益を還元
してくれることになります。

長期投資の運用主体は
本質的には投資家ではなく、
投資先企業にあります。
投資家の役割は出資者です。

出資者という観点から見れば、
成功している本物の長期投資家は、
いい企業、いい経営者を
見る目を持っていると思いますし、
経営者を尊敬しているはずです。

このように長期的視点で
企業や経営者に注目し、
お金を預ける出資者スタイルこそ
投資的行動であるといえます。
(短期でも投資的要素はあります。)

長期投資は出資資金さえあれば
誰でも実行できますし、
誰でも成功する可能性があります。

ただし、投資資金が多い
裕福な人が圧倒的に有利です。

 * * *

一方、短期投資の投資成績っていうのは、
長く続ければ続けるほど
投資家個人の売買判断力に
依存することになります。

言うまでもなく企業価値と株価は
長期的な視野で見ると連動していますが、
短期的にはそうではありません。

気圧の高低差から
風が生まれるように(笑)
現在の企業価値と
将来の企業価値期待との
ギャップから需給が生まれ
時には大きな波動となって
投機チャンスが生まれます。

短期投資はこの需給波動を利用した
投機的な行動ですから、
投資先企業の経営状況や経営者の能力が
直接影響することはありません。
(長期でも投機的要素はあります。)

短期投資の運用主体は
投資家自身であり、
自身がプレイングマネージャとなって
売買判断を行います。

プレイングマネージャという観点から見れば
成功している優れた短期投資家は
自身が主役となる起業家、経営者の素質を持つ
天才タイプであると言えます。

短期投資の世界は企業経営と同じく
一握りの選ばれた人だけが
成功できる弱肉強食の世界です。

しかし、資金力のない人でも
努力次第では可能性があります。

 * * *

長期投資を志す人は
自らが主体者となることを
できるだけ避け、
出資者としてよい企業、よい経営者を
見極めることを心がけましょう。

資金は信頼できる者に預けて
働かせておけばよいのです。

短期投資を志す人は
自らが主体者となることを自覚し、
ライフワークとして
全身全霊をかけて
投資力に磨きをかけましょう。

努力次第では大きな成功を
つかめるかもしれません。

 * * *

このように運用主体を
分けて考えると、一般大衆が
短期投資に惹かれるのは
なんとなく理解できますね。(笑)

現実の株式投資は
2つの要素の組み合わせですね。
株式投資における投資と投機は
一体であり、不可分です。

いずれの要素についても
バランスのとれたリスク管理が
成功への近道だと思います。

参考記事:長所を生かし短所をヘッジする

ありがたいことです。

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2006.07.24

【はっしゃん】月次情報と決算リスク

今日は下の3社がストップ安となり、
売り気配のまま取引を終了しました。

2776 クリムゾン 215,000(-40,000)-15.69%
3326 ランシステム 142,000(-30,000)-17.44%
3350 Dサウンド 92,000(-20,000)-17.86%

理由は赤字決算や下方修正ですけど、
見事な下げっぷりですね。

3社は、【はっしゃん】も注目していた企業で、
クリムゾンとDサウンドについては
実際に保有していたこともありますが、
結局、持ちきれませんでした。

実はこれら3社はいずれも月次情報を
開示していない会社なんですよね。

月次情報がない会社は分析しようにも
材料となる情報がないわけですから、
はっしゃん式業績予測シートのような
精度の分析は不可能です。

決算発表前から売上や販管費まで
そこそこのレベルで予測できてしまう
月次情報公開企業とでは、
分析精度に天と地の差があります。

つまり、IR透明度の低い
月次情報非開示企業への投資では
・いきなり大幅下方修正
・いきなり赤字転落
のような決算リスクを
無視することはできません。

このリスクはどうやって
ヘッジすべきでしょうか?

こういう場合、分散投資という方法が
最もポピュラーだと思いますが、
次のような考え方もできます。

それは、決算リスクのある
分析が難しい企業を投資対象外とし、
簡単に分析できる企業だけを
投資対象とするというものです。

投資先を限定することで
銘柄の選択肢は狭まりますが、
リスクも限定できますよね。

はっしゃんは、銘柄選択の広汎性より
決算リスクの回避や企業分析の精度を
優先して月次情報投資を
採用しているということです。

月次情報から決算予測、
決算分析をしている投資家にとって、
非開示企業の決算リスクは
出たとこ勝負の丁半博打としか
思えないですからね。
不確実性があまりにも高いですから。

さまざまな選択肢のなかから
リスクとリターンを考慮して
自分に合った投資方法を選ぶ。
自分なりの投資ルールを策定する。
これが投資マネジメントの基本です。

ランチェスターの法則では
弱者が強者に勝つ方法として
徹底的な差別化が必要である
と説いています。

弱者が強者のマネをして
勝てるわけないんですよ。

わたしは株式投資において
自分が弱者であると
常に意識して行動しています。

ありがたいことです。

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2006.07.19

【はっしゃん】長所を生かし短所をヘッジする

さて、株式投資というのは

1)銘柄選択
2)売買タイミング

の2点に分解できます。

それぞれについて

1)銘柄選択
・銘柄分析力が高い人ほど有利
・苦手な人は分散投資でヘッジできる

2)売買タイミング
・売買判断に長けた人ほど有利
・タイミングの分散でヘッジできる

のような特徴がありますね。

銘柄選択と売買タイミングは、
それぞれ銘柄分析力と売買判断力という
投資スキルによって決まります。

 * * *

銘柄分析力の高い人は、
その分析力を生かす投資方法を
採用すべきでしょう。

たとえば、分析力を分散させる
分散投資ではなく、
銘柄を特定少数に選択集中させる
集中投資が考えられます。

分散投資の場合でも
スクリーニング+分析で
より投資効果の高いものを
選別することができると思います。

分析が苦手な人は
分散投資をしてヘッジしておく
ことになると思います。

 * * *

また、売買判断力に長けた人は
その能力生かす投資方法を
選択すべきでしょう。

常時フルインベストメントで
最大限の投資効果を狙うのが当然ですね。
また、戦略的にキャッシュポジションに
戻すこともあるかもしれません。

逆に売買判断が苦手な人は
ドルコスト平均法などで
タイミングのリスクを
ヘッジしておきましょう。

 * * *

みなさんは、自分の長所を生かし
短所を補う投資方法を
選択していますか?

なんとなく、逆をしている人が多い
と思うのは気のせいかな。(笑)

では、タイミングについて
もう少し掘り下げてみます。

 * * *

ここ1~2年のバカでも儲かる相場で
タイミングのリスクを軽視していた人は
今年は痛い目に遭っていると思います。

タイミングは非常に難しいんです。
大部分の長期投資家にとって
タイミングは狙うものではなく、
リスク認識しヘッジすべきものです。

売買判断に自信がない人ほど
本来はタイミングのリスクを
ヘッジしなければなりません。

わたしが暴落時限定の買いとか
買値を1円でも下回れば損切りとか
いろいろやっているのも(笑)
タイミングリスクを徹底的に
ヘッジするためです。

株式投資はタイミングを無視して、
銘柄分析だけでなんとかなるような
甘い世界ではありません。

銘柄分析を深くすればするほど
リスク管理の重要性を思い知らされます。

ありがたいことです。

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2006.07.16

【はっしゃん】損切りと売買タイミング

今日は損切りと売買タイミング
について考えてみます。

そもそも、損切りというのは、
あらかじめ規定された
ロスカットラインのルールに基づいて
機械的に行うオペレーションです。

わたしの場合は、
ロスカットライン=買値なので
買値を1円でも下回れば
損切りです。

つまり、損切りは売買タイミングと
全く関係がないものなんです。(重要)

タイミングを取らないからこそ、
損切りというオペレーションは、
企業分析に基づく科学的投資法において、
相場という一時的な需給変動リスクを
ヘッジするのに有用なんです。

●損切りの条件
・ロスカットルールに基づく売買
・タイミングを取らない機械的売買
・メンタル的にストレスを感じないこと
になります。

損切りルールの実践には、
ロスカットラインの管理と
それを機械的に実行する
マネジメント力が必要です。

損切りって以外と難しいんですよ。
みなさん、本当に損切りできています?

例えば、、、

ロスカットラインを設定していないために
思った以上の含み損となり、
メンタル的に耐えられなくなってしまう
リセット売りとか。

同じく損切りルールがないために
想定外の悪材料に狼狽して
思わず売ってしまう狼狽売りとか。

まあ、含み損で売れば損切りですけど、
【はっしゃん】式でいうところの
科学的な根拠に基づく損切りとは
言えないですね。

 * * *

一部の相場観を持った投資家以外には
タイミングなんて取れないんですよ。
タイミングが取れないから
含み損になっているんです。

誤った相場観で投資をして
含み損を持った人が
誤った相場観のままで
タイミング売買して勝てるわけないです。

損切りは相場観や売買タイミングと
切り離して実行しましょう。
それがリスクヘッジの考えに基づく
科学的損切りです。

損切りのマイナス分は勝つための
必要経費みたいなものですから
正しい損切りができていれば
問題なんてないんです。

もっとも避けるべき状況は、
損切りできなかった状況です。

また、損切りルールがないっていうのは、
株式投資のスタートラインにすら
立てていない状況だと思います。

まあ、強者にとっては
カモられるために存在している
ありがたいお客様ですけどね。

損切りは、デイトレードでもバリュー投資でも、
全ての投資法と組み合わせることができる
もっとも初歩的な投資スキルです。

ちなみに、わたしは長期投資の本命
トップカルチャーについては
2002年10月以降、4年間損切りなしです。

それ以外でも、2005年8月に
ヴィレッジV、アーバンを損切りして以来、
損切りはありませんし、
含み損の銘柄もありません。

ここ1~2年は非常に相場環境が
良かったですからね。
たまたまエントリーのタイミングが
よかっただけだと思います。(笑)

そもそも、売買の下手なわたしが、
なんとか相場で生き残ってこれたのは
損切りだけは正しく実行してきたからです。

損切りは負けない投資を続けるために
もっとも大切なルールだと思います。

 * * *

最後に、わたしの経験からお話します。
「損切りルールで売らされる」
ことを繰り返していると、
なぜ売らされたのかを考えるようになります。

つまり、損切りルールに基づく
機械的売買を続けていくうちに
実は、少しずつ相場観が学べてきます。

自己分析に基づく正しい企業価値と
それと無関係な需給変動を
分離して考えられるようになってきます。

重要なのは、
・リアルで分析してきた企業の数
・分析投資の結果、不本意に損切りした数
だと思います。

失敗から学ぶということですね。

ありがたいことです。

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2006.07.08

【はっしゃん】リスクマネジメントと信頼

世の中は信頼を前提として
成り立っています。

人に対する信頼。
お金に対する信頼。
企業に対する信頼。
国家に対する信頼。

わたしたちは、相互の信頼という
かけがえのない概念を前提に
リスクを取って暮らしています。

例えば、自分の家族に殺される
と思って暮らしている人は
ほとんどいないと思います。

しかし、実際の殺人事件は
家族や親類が関係した
事例の方が多いのです。

あなたの家は本当に地震で
倒壊しないのでしょうか。

スーパーで売っている肉や野菜は
本当に安全なのでしょうか。

 * * *

リスクマネジメントで重要なのは
リスクと信頼の線引きですね。
何を信頼して何をヘッジするのか。

リスクバランスはリスクの高さや
リスク許容度によって違ってきますが、
軸がブレないことが重要ですね。

株式投資では企業業績やIRを信頼して
株価ではヘッジしておくのが
一般的でしょうか。

リスクマネジメントの観点からは
株価だけ見るのは馬鹿げていますが、
業績だけ盲信するのも愚かです。
複数の視点は有用でしょう。

いったん信頼した部分については、
最後までリスクテイクすべきでしょう。
信念を持った投資というのは、
信頼を維持できるかということですね。

何を信頼して何でヘッジするか。
投資方法の選択は、リスク要素の
組み替えにすぎないわけですから、
重要なのは基準となるルールであり、
マネジメント力となるわけです。

言うまでもなく信頼するための基本は
相手のことをよく知ることです。
信頼の代償として受け取る報酬ほど
投資家冥利のものはありません。

敗因が調査不足なんてことには
ならないようにしたいものです。

ありがたいことです。

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